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「アオイさん胸糞って言った!?」
しおりを挟むコカトリスとエビルロブスターを食わせたら、何故か魔王たちから「合格!」と言われた。まあ一人だけバナナ貪り食ってた魔王がいたけど。
「さて…お腹もいっぱいになったし……ウサギくん、名前を呼んで良いかな?」
「はい?」
「その胸糞悪いロックを壊すから」
「むな……!?…アッ、ハイ」
えっ?アオイさん胸糞って言った!?すごく綺麗な笑顔だよ?胸糞…?えっ?えっ???
アオイさんが俺の手をそっと取る。目……目が…瞳の色が濃くなって………魅入られるってこういうことか。
「名前を教えて、ウサギくん」
「あ…はい……リアム…、リアム・ハルフォード…です」
「リアムくん」
「はい」
パキン…と何かが割れた音がした。
「……っ…?」
一気に視界が開ける感覚。なんだこれ。気持ちわる……
「リアムくん!?」
アオイさんの声が遠くに聞こえた。
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