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ぜんぶ、ちがう *
しおりを挟むお日様が照ってる時は訓練。夜は千早と部屋でまったり…っていう生活が続いた。ギータにいちゃんは明日くらいに帰ってくるらしい。俺の『本番』ってやつだ。
情けないことに怖くて。うん…そう、怖くて。千早にひっつきながら悶々と考える。
怖いよ?だって、失敗したら魂砕けるってお母さんが言ってたもん。砕けたらどうなるの?俺って、魂が砕けないでこの異世界に生まれ変わったんだよね?そしたら……砕けたらどうなるの?それって死ぬより酷い事じゃない?
「ユキ…」
いつもみたいに、千早が俺の体を触る。
触って。キスして。舐めて。噛んで。それだけで俺は気持ちよくて。最近はチンコまで勃っちゃって。そしたら千早が嬉しそうにしゃぶりながらお尻をいじる。
「あっ…あ、あ……ふ…ぁ……!」
お尻が気持ちいいとか………ないよね?え?あるの?ないよ!?だって俺、男だし!
男なのにアンアン言いながら、千早の口に何回も出しちゃって。千早にも「舐めて」って言われて、しゃぶって口に出されて。おかしいって思うのに、千早のパッキパキに勃起したチンコに興奮した。いっぱいキスしながら千早に
「いいか?」
って聞かれて、もう何にも考えられない頭で頷く。
ちゅぷ。ちゅぷ…って。千早が俺の入り口をノックする。
うん……大丈夫。千早の「いいか?」はもうわかってるし。ねえ千早?一緒に童貞と処女捨てよ?
「も……だい、じょ…っ、だか、ら…………ちはやっ…!」
「…ユキ…っ……!」
「…ひ、……ぁ…!!」
スズゥ…!って千早が俺の奥までくる。圧迫感に息が詰まったけど、痛くない。
まあ…ね?俺はループだと思ってたけど5年も使い込まれたお尻だし。でも、俺的にはあの5年間はレイプされたっていうより暴行されたって感じだし。
千早がめちゃくちゃに腰を動かしてくるけど、めちゃくちゃ気持ちいい。いっぱいキスしてくれるし、チンコとか乳首とか揉んだり抓られて気持ちいい。
違う。やっぱり違う。
あれはセックスじゃなかった。愛とか、性欲さえなかった。
千早に全部奪われながら笑う。
千早になら食べられたっていい。殺されたっていい。
でも…
できたら。
お母さんみたいに、好きな人の子供を、産んでみたいなあ………。
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