【7人の魔王1】転生したら悪役令嬢の父だったらしい

赤飯が御所望らしい

「やあやあ婿くん。暁君のお尻の穴の開通おめでとう！私にセキハンなるものを食べさせてくれ給えよ！」


米俵を抱えてワンさん襲来。すげえ、餅米だ。この世界にも餅米あるんだなあ。(現実逃避)

だいたいね？その…初セック……ゴニョゴニョ…がさあ、なんで赤飯なの！？間違ってないその知識！？あっ、食べたいだけ？そうですか…。


ということで作りました赤飯。

小豆はなんとこのモールドレでは枕や物資を運ぶ時の詰め物らしく、俺が以前あんこ作りのために倉庫から持って行ったら変な顔された。あれからもう2年近く経ってるのか……スローライフって時間が経つの早いなあ。

ワンさんが他の魔王達にも配ってくれるって事で、そりゃもう蒸籠せいろで大量に蒸した。


「も…もー！！なんで赤飯なの！？おれ、女の子じゃないんだからね！？」


アキはこういうのは恥ずかしいらしい。いやあ、とてもとても今朝まで俺に跨って搾り取ってくれた淫乱天使ちゃんとは思えないほど……


「ユス！なんか悪いこと考えた！？」

「いーえ滅相もございません！」


勘が良すぎる…！


アキの分は栗の甘露煮の瓶詰めがあったから乗せてみた。まあ好き嫌いはあるんだろうけど、アキの味覚だったらこれは絶対好きなやつ。俺とワンさんはゴマ塩。

おかずは天ぷら盛り合わせと、アキの好きなレタスとベーコンの炒め物。あと舞茸の吸い物。正確には舞茸じゃないらしいけど、舞茸の味がするし形も似てるから舞茸だ。


「わーい！今日も美味しそう！」











さあたんとお食べ。