【7人の魔王1】転生したら悪役令嬢の父だったらしい

どっち？らしい ＊

日課となりつつある風呂でのイチャイチャ中に爆弾が落とされる。あ、物理じゃないよ？言葉の爆弾だ。けど、もしかしたら物理の方が魔法障壁で防げるぶんマシだったかも…。


「…ねえユス？おれがユスの上に乗っかるのと、ユスがおれに乗っかるのどっちがいい？」


ホワッツ！！？？


「え…」

「え？……あー…うーんと、ね？おれのココ…ね？」


アキの穴に突っ込んだままの指をアキがキュッと締める。……く！なんという高等技術を…！？さすがは天使。いや小悪魔！魔王！！


「ユスがいっぱい柔らかくしてくれたから騎乗位でもいけると思うんだけど、初めては正常位っていう人も多いらしいし、相手のが大きい時は後ろからが楽って……」

「待て…待て待て待て！なんの話！？」

「……シオンがね？婚前交渉くらいフツーって言うから…」


紫苑くんンンンンンンンンンン……！

紫苑くんは紫の目をした魔王だ。表情やら腰付きやら口元のホクロがやたらとエロい。そして振ってくる話題もエロい。エロ担当魔王だ。

なんなの！？なんで君たちそうプッシュしてくるわけ！？外堀なんか埋めなくてもいいから！ちゃんと二人でゆっくり愛を育んでるから！


「………おれは…したい、ん…だけ……ど…？」

「………っ…」


その顔は反則だろ…アキ……

赤くなって俯くアキは非常に可愛らしい。今まさにあそこに指を突っ込んで擦りっこしてエロいことしてるのに可愛い。可愛すぎて語彙力死滅。可愛い。


「あー…」

「……いや？」


ここで「嫌」っていう男は大賢者くらいだろう。



「……ちゃんとベッドでしよう」






風呂場でやったら絶対あっちこっちぶつける気がするし。