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【人物紹介とネタバレ含む裏設定】
しおりを挟む【黒咲 椿 (クロ)】
黒髪、黒瞳
絶世の美少年で容姿は『儂』によく似ている。人懐っこい表情とどんと来いの兄貴気質、予測不能の行動で美形だということを忘れがち。
7人の魔王のリーダー的な立ち位置。強引だけど一番真面目で責任感が強い。地球での兄弟たちの境遇を自分が一番なんとかできる立場だったと悔いている。
地球では『長兄』である双子の兄に奪われ続けて育った。異世界に来てから自由気ままに内政チートを満喫。魔王たちでは技術担当。界を渡る代償は『一番大切なものの記憶』。
【白藤 凛 (シロ)】
白髪、水色の瞳
美少女と見まごうばかりの清楚系美少年。中身は椿への欲望でドロドロ。地球では虚弱体質、異世界では体力底辺のドジっ子担当。ボーッとしているのが神々しく見えるらしい謎のカリスマ。
初めて会った時から椿が好きで好きでたまらない。兄弟(幼馴染み)たちは大好き。《ふるきものども》は普通に好き。眷属は普通。他はどうでもいい。
地球では巨大新興宗教の『神の子』として祭り挙げられ、『施し』として性的虐待を受けていた。嫌なもの全部から逃げられた異世界では、椿の罪悪感と責任感に付け込んで猛アタックする。界を渡る代償は『視力』。
【黒咲 綾】
黒髪、焦茶の瞳
椿の双子の兄。生まれた時から黒咲グループの次期総帥になることが決まっていた。双子といっても顔はあまり似てない。
【ベンジャミン】
《天翼族》の最後の因子持ち。アヴァロンに隣接する王国の王子だったが、婚約者と兄に嵌められ火炙りになったところを椿に拾われる。全属性持ちだが最大魔力値が低い。椿の作りたいものを大体理解できるくらい頭の回転は速い。開発部長。
【一条正宗】
本名(?)ティディ・ランメルツ。ゼノドア王国ランメルツ侯爵家五男。《従古代種・獅子鷲》の血を薄く引くので椿に無理矢理引き出されて長命になる。
ティディ・ランメルツとしての人生は我慢の連続で、兄弟姉妹が多すぎてすっかり忘れられて使用人の子供だと思われて育ったり、いきなり父親に認識されたと思ったら綺麗な服に着替えさせられて見ず知らずのクソガキ(第三王子)の婚約者兼お守り役にされたり(この顔合わせで王太子に一目惚れされていた)、学園では便利屋扱いされてそれでもそつなくこなせば断罪計画を立てられていたり(弱みを握って奴隷扱いしつつ男爵令嬢を正妻にする計画だった)、回避すれば王太子の傍迷惑な執着溺愛に晒された。魔王『憤怒のサタン』が攫いにきた時は渡りに船とあっさりついて行った。
前世は椿の曽祖父のお抱え弁護士で、そのままツルッと椿の専属管財人になった。お金儲けが大好き。預金通帳の桁が増えていくのが快感でたまらない。豪遊するとか言いながらあまり使わない。
【栢木福郎】
本名(?)アレ。冗談じゃなく『アレ』。貧民街で生まれ『アレどこ行った』とか言われて育ったのでアレと名乗る。前世は生まれた時から記憶があったので早々に貧民街を脱出して冒険者登録した。育ち盛りに栄養が全く足りてなかったので見た目が幼い。30代のはずなのに中学生くらいにしか見えない。しかも可愛いので彼がSランク冒険者と知らない者からは舐められる。《従古代種・地妖精》の血を引いているので以下略。
食用菌株大好き。愛しの菌のために人類を裏切った。アヴァロンに食の大革命を起こす。
【ルーカス】
本名ルーカス・F・レーヴァンシュタイン。次回作予定の主人公。ミルクティーピンクの髪に儚げな美貌の豪快な元王妃。アヴァロンの設計全般を担当。仕事もデザイナーで、ゲームも某マイ●ラの巨大建築とかやっていた。《従古代種・水妖精》の血を引く。旦那(国王)と別れてでもアヴァロンに移住しようとしたら何故か旦那共々移住することになった。
【ロゼ】
本名ロゼマリア・C・レーヴァンシュタイン。ルーカスの腹違いの妹で一番大切な人。旦那と息子に裏切られアヴァロンに亡命。緩いウェーブを描く真っ赤な髪にルーカスと同じ菫の瞳。《従古代種・水妖精》の血を引き出されたときに『一番幸せだった時の姿』であるルーカスと過ごした頃の幼女の姿になる。
【アレクシス】
本名アレクシス・ロストアーテル・レーヴァンシュタイン。元王弟殿下で暗部の統括者でレーヴァンシュタインの国王にまでなったルーカスの7歳年上の旦那。《従古代種・夜の子供》の血を引く。ルーカスが国のため妹のためにアレクシスも捨ててアヴァロンに移住しようとしたのを物理で泣き落として付いて行った。妻(ルーカス)にはとことん甘いが義娘(ロゼ)にも案外甘い。それ以外は鬼。
【レイジーン】
本名レイジーン・カーディナル。ロゼやルーカスと10歳、歳の離れたカーディナル公爵家末子。《従古代種・水妖精》の血を引く。筋金入りのシスコンブラコンだが、ルーカスとロゼ以外の兄弟姉妹たちは冷酷に切り捨ててアヴァロンに移住。暗部の副長だが、実質隊長。
【クリス】
《従古代種・精霊族》の先祖返り。本名クリスタリア・エーヴェルシュタイン。『転生したらビッチ悪役令息だったので』の主人公。開発部の食品担当。甘味大好き。
【ウィンストン】
《鍛冶人族》最後の生き残り。高難易度ダンジョンで置き去りの所を椿が拾ってきた。開発部副長。合金や魔法武器、付与や魔法陣の作成、機械回路などを多岐にわたって担当。素材が足りなくなったらふらりとソロでダンジョンに潜りに行く。
【アンブローズ】
靴妖精の因子を持つ商人で転生者。護衛が一人分浮くと自身も冒険者ライセンスを持つ。可愛い顔で当時Sランク冒険者だった優良物件を誑かし旦那にした。本名アンブローズ・アップルヤード。お金が大好きで『儲けた!』と感じる瞬間が大好き。一条と気が合う。アヴァロンの外商担当。
【黒咲柊】
黒咲グループ総帥の末の弟。椿の伯父にあたる。彼が次期総帥として指名されていたがガン無視して渡米し行方不明になっていた。海外の民間軍事会社で契約社員で働いたりしていたらしい。良くも悪くも自由人。俺様何様柊様で、普段は飄々としているがたまに豹変する。地球では高校時代、一条や栢木と同級生でよく連んでいた。
転生したのはとある国の王族だったが、後継者争いの事故の際に(意図的に)生死不明になっている。世界最高峰の補助魔法士だが冒険者ランクはB。(Aランクから指名依頼が入るので態とランクを上げなかった)
【技巧人】
椿のためだけに創造られた眷属。身長100センチ前後の小さいおヒゲの筋肉ムキムキおじさんたち。オモチャから家具、武器からガーデニングまで色々作れる。非常に陽気でお祭りと酒が大好き。
【黒翼人】
凛のためだけに創造られた眷属。高身長の美しい黒い翼を持つ悪魔。主人がほぼ居ないヴァルハラ城を拠点に何やら暗躍している。世界中の裏組織に構成員が潜伏している。アヴァロンの警備も担当。
【アヴァロン機巧国】
世界中の最先端技術や文化が集まる大国。取引できるのはアヴァロン独自で調査され、合格した商人たちだけで、王侯貴族や大商人が白金貨を積み上げても優先取引はできない。また、レイブンたちが「問題あり」とした人間は即座に排除される。
中心に鏡のように磨き上げられた巨大ビルが複数立ち、一番中心のビルの最上階が椿と凛の住居。階下は工場や役所、眷属たちの生活スペースになっている。中心から放射線状に伸びたメインストリートとそれを繋ぐ蜘蛛の巣状の小道。所狭しと商店や飲食店、屋台が並ぶ。それらを10メートル越えの黒い壁が囲み、壁の外は入国待ちの商人たちが列を作って、その列目当てに宿屋や飲食店、花街が出来上がっている。
【天空城ヴァルハラ】
『果ての海』と言われる世界の最北端の海の上に浮かぶ白亜の城。主人である凛は滅多に帰らないが、眷属たちが常に美しく整え主人の帰りを待つ。健気。
【7人の魔王】
数百年前に《地球》から同時転移した7人の異世界人たち。《星墜し》、《災厄の獣》とも呼ばれる。7人の異世界人たちの関係は非常に良好。鬱陶しいほどに。
傲慢の魔王ルシファー 【小鳥遊千早、チハヤ】《バベル》
憤怒の魔王サタン 【黒咲椿、クロ】《アヴァロン》
嫉妬の魔王レヴィアタン 【浅倉碧海、アオイ】《アトランティス》
怠惰の魔王ベルフェゴール 【白藤凛、シロ】《ヴァルハラ》
強欲の魔王マモン 【浅黄暁、アキ】《モールドレ》
暴食の魔王ベルゼブブ 【雪村陽咲、ヒナタ】《カナン》
色欲の魔王アスモデウス 【竜胆紫苑、シオン】《エルドラド》
なお、この名は異世界の者たちが付けた名前。魔王たちは《地球》世界の名(【】内)を名乗っている。《》内は国名。
魔王たちは《地球》から転移した際に大切だったなにかを失っている。年齢や歌声、愛や味覚など。それは『伴侶』を見つけ、愛し愛されることで取り戻すことができるのだが……。
【旧支配者《名伏しがたきもの》《ふるきものども》】
異世界の旧支配者で、7人の魔王たちの《父》。エネルギーの複合体でカタチは本来ない。
本来は利己的で合理的で非道残虐な何かだが、自らが作り出した《星辰》に『愛情』が芽生え、庇護欲を感じて過剰な過保護になる。
《地球》世界で人間として暮らしていた彼らを異世界に転移させ、『この世界で愛おしいと思う伴侶を作れ』と命じた。かなり勝手で息子たちにはボロクソに言われたり呆れられたりしているが、嫌われたり憎まれたりはしていない。彼らなりにちゃんと息子たちを愛しているからだろうか…。
『私』……サラリーマン風のイケオジメガネ。嫁は『強欲のマモン編』のイレーヌ。
『妾』……花魁風美女、長煙管装備。ペットは『色欲のアスモデウス編』のヘスティア。
『僕』……地味系美少年。システム担当。自称天才。
『俺』……野武士風イケメン。身長3m超え。でかい。可愛いものが大好き。
『儂』……《ふるきものども》最年長者。ジジイ口調の絶世の美青年。愛人は『暴食のベルゼブブ編』のイアソン(悠)。
『吾』……???
【7士族(古代種)】
ザ・セブンスとも言われる御伽噺の太古のいきものたち。『神』に庇護された人間たちの文献に残っているのは
超人種(ハイヒューマン)
森人種(エルフィン)
鍛治人族(ヘパイトス)
海鱗族(ラナー)
龍人族(ドラゴネスト)
天翼族(アンゲロス)
獣人族(ヴェスティア)
となっている。
《古きものども》に鏖殺されるヒト族(のちの人間)を哀れに思い、ヒト族の妻を持つものが少なくない7士族たちは《支配者》に戦を仕掛ける。結果《古きものども》と7士族は共倒れし、最後に残ったのは傍観者の『神』だった。
【地球世界】
1000年前に《古きものども》に滅ぼされた、現実の地球によく似た似た異世界。なので全てフィクションです。
日本→大日本帝国
東京→帝都
九州→玖州
成田→也多
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