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ルーカス・フェリエーラと夜会騒動 3
しおりを挟むなんだかとんでもない話をカミングアウトされてしまった。魔女の子供で死体から産まれてその上、異世界転生者なんて設定多過ぎじゃない俺?ああ、でも…。
「……そうですか。それならそのルチナという女性が俺の母親だということはありえませんね」
俺は笑った。ああ、良い口実ができた。なんて現実味の薄い。まるで怪談だ。その話が本当なら、俺は生まれて飲まず食わずで数ヶ月…いや、俺を助けてくれたロゼマリアは辿々しくも喋っていた。それを考えると産み落とされたままでも餓死せず1~2年生きたことになる。一緒に閉じ込められたメイドとやらが赤ん坊を取り上げ、育てた?その間の俺やメイドの食料は?寒さも尋常じゃない筈だ。
ありえない。だが赤ん坊は生き延びた。メイドや赤ん坊が何を食って生き延びたかは想像したくない。あの地下室に食料なんてなかった。
ルチナとメイドの死体以外は。
おそらくメイドはルチナの死体を食べ、赤ん坊に乳を含ませた。それさえなくなった時、きっと自分の体を……。
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「………っ!しかしフェリエーラ子爵、君の紫色の瞳は私の……」
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「………っ」
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そこかしこから聞こえる囁きは、俺が陛下の隠し子だとか、いや先王も中々の好色だったから……などと。良い感じで勘違いしてるな。これでロゼマリアには矛先は向きにくくなった。ヘイト集めるのは面倒だけど、それがロゼマリアのためなら喜んで!
「さてロゼ?一曲踊って挨拶したら帰ろうか?」
周りの御令嬢たちが肉食獣みたいな目で俺を見てるしね?
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