【異世界大量転生3】異世界とかよくわかんないけど、とりあえず好きに生きる。

とうや

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※いずれもストーリー開始時の年齢。



桜坂刹那おうさかせつな(18)】


桜色(根本が桃色で毛先が白)の髪、深い緑の瞳。細い。華奢。

ブッ壊れ気味サイコパス主人公。オリジン名《桜座さくら》。
とんでもなく整った顔に壮絶な色気を持った美形。

人工聖女を作る研究過程で誕生し、失敗作として王太子フィリップに払い下げられる。払い下げられる際に、『フィリップだけを愛し、絶対服従』という人格を移植され、『レスト』という名で隷属騎士として仕える。

レストの人格が崩壊してから現れた桜坂刹那は、軽薄で色々なモラルの低い性格。そこに凶悪で大食漢の《桜座》が違和感無く入り込んだ。体が『レスト』、地球世界の『桜坂刹那』の記憶あり。本質、性格共にほとんど《桜座》。頭が悪いというよりは、面倒なことはやらない、考えない性格。

地球時代は子供時代から訳ありで腫れ物のように扱われていた。巨大新興宗教団体の教祖をしていた母親の死をきっかけに中学卒業を待たずに失踪。生まれ故郷から遠く離れて、フラフラとヒモのようなことをして生きていた。相手は小金を持っている会社員や水商売、暴力団幹部や会社社長など多岐に渡る。
行方不明だったのを幼馴染みに見つかり、保護という名の軟禁をされた矢先のトラック転生だった。



涼音すずね(???)】


黒髪、紫紺の瞳。細マッチョ。

鬼人の国 秋津國の当主。家臣からは「若様」と呼ばれる。刹那の前世の幼馴染みの生まれ変わり。

オリジン名《常盤ときわ》。第二世代で親は《高天》と《久遠》。

とにかくオリジンの時代から《桜座》が好きで好きでおかしいくらい執着していた。
本作では衣食住と御神体である《久遠》(ぐっちゃぐちゃの腐肉の塊)を餌に、自分との結婚を迫る。




【《久遠くおん》】


藍色の髪、金冠色の瞳。戦闘系マッチョ。雄っぱい素晴らしい(刹那談)。

オリジン第一世代。秋津國の聖域の御神体。この世界の創造主。

本編スタート時点ではただの腐肉の塊。触れれば指が焼け、腕が腐り落ち、全身が爛れて溶けて魂を蝕まれるという。

《桜座》が好きで好きでたまらない。尽くして貢ぐタイプ。静かだが意外と俺様で《桜座》に対する束縛が酷い。セックス激しい(《桜座》談)。でも自分と《桜座》では繁殖が出来ないので種付けは許す。




瑞穂みずほ(16)】


黒髪、黒目。つるぺた幼女。

見た目幼女に見える秋津國の姫。涼音の妹。乙女ゲーム『Code:00~人工聖女のくちづけ~』のライバル令嬢。

前世でVRMMORPG『Code:00~賢者の石と創造主~』をプレイしていたので、生まれてしばらくは自分が乙女ゲームに似た世界に転生しているとは気付かなかった。

いつもシリーズに出てくる安定の腐女子。兄×主人様派。




【カズマ(24)】


黒髪、黒に金の星の散った瞳。中肉中背。でも筋肉はしっかり付いている。

前々作の主人公。前作の登場時と時系列が被っているのでこの年齢。本作登場時は26歳。

オリジン名《奈落》。第一世代。




【《天地あめつち》】


黒髪、黒目。垂れ目がちの目と泣き黒子の美形。着痩せする細マッチョ。

オリジン時代からの《桜座》の信者。第二世代。親は《高天》と《奈落》。《桜座》大好き好きすぎる性格を《高天》から、目的のためなら手段を選ばない狡猾さを《奈落》から受け継いだ。




塑空そら


水色の髪、アクアマリンの瞳。ボンキュボンのナイスバディ。

異世界転生してから延々と殺され続けてきた『セイラムの魔女』。ループし続けていたのではなく、《正義と制裁の守護神》から魂だけを入れ替えて10年に一度殺され続けてきた。

オリジン名《御倉みくら》。第七世代。未完成。

刹那に拾われてから、《桜座》の…というよりは『刹那の狂信者』になる。前世は小さな創作料理店のメインシェフだったので大体の料理ができる。刹那の胃袋担当。

刹那に仕えるようになってからは、元婚約者と元恋敵(ヒロイン)は刹那の胃袋を満たす食材としか見ていない。ハーレムのカニバリズムの火付け役はこの人。

魔女が居たから鉄槌を下したのか、鉄槌を下したから魔女が生まれたのか…。彼女を本物の《魔女》にしてしまったのは《正義と制裁の守護神》とセイラム王国である。

家畜(奴隷)から料理だけで刹那の愛人にまで昇格した塑空は、家畜たちの憧れで目標でもある。







【マリベル(18)】


ショッキングピンクの髪、明るい緑の瞳。ロリ巨乳美少女。


【Code:00】の乙女ゲームアプリ版の主人公。

オリジン名《迦陵》。第二世代。音楽と歌を司る。《高天》と《桜座》の子。かつては絶大な力を誇り、《桜座》のハーレムでも《桜座》の足元に侍る権力を有していたが、長い長い時間の中で殆どの魔力を失い、根源も擦り減った。性格はオリジンの中では温厚で少し頭が悪い。《ちいさきもの》をゴキブリか何かのように毛嫌いしている。






【鬼人族】


大陸の東の端に棲む超人種。普段は人間と変わりない姿をしているが、戦闘時には爪が伸びたり角が生えたりする戦闘民族。寿命は千年とも二千年とも言われ、成人すればそのままの姿で一生を過ごす。死ねば鬼人族に生まれ変わる。魂がぐるぐるループして記憶もある。

聖域を護り、滅多に国外には出ないが、本作では『レスト』を見つけた涼音が、妹と王太子との婚姻を前提とした国交を打診。ロタリンギア国王は喜んで申し出を受けるが、王太子アホがぶち壊す。

前作の遼遥きょうだいは國を出て冒険者にまでなった異例中の異例。

鬼人族は生まれてすぐは名前が無いため、物心ついたら自分で好きに名乗る。なので、前世持ちは前の名を名乗ることが多い。




【秋津國】


極東の半島の国。イメージは鎌倉時代くらいの武士社会。服装も男女とも袴姿が一般的。

半鎖国状態の国家だが、一部の商人に味噌醤油米日本酒…と、地球世界の日本国の食べ物を卸している。






【異世界人大量転生事件】


現実世界に良く似た並行世界の地球で、異世界の女神《物語と愛の女神》が塔京都渋矢区の交差点で起こした事件。

地球の高位神との賭けに勝った女神は、「自分の歌が聞こえた者だけを異世界に連れて行く」とした。だが女神が選んだのは、大型連休中日の大都会駅前交差点。その駅で降りた場所では大規模MMORPGのオフィシャルイベントが開催されていたり、人気絵師の原画展や封切りされたばかりのアニメ映画を上映する映画館などがあった。(要するにオタクだらけ…。)

結果、100人以上の人間が召喚されている。死に方に不審なものが多く、《ヤシロ》と呼ばれる地球の最高神が調査をさせて、女神がこちらに干渉し運命を捻じ曲げていたことが発覚。




【オリジン】


地球世界の旧支配者。《原初の獣》とも呼ばれる。現在の地球世界の神々より古く、強大な力を持っていた。第一~第七世代まである。特に第一世代の四柱は凶悪で強大。

ある日突然、ちいさきもの《人間》の中に自身を粉々に砕いてばら撒くといった謎のブームが到来。以降、たった二柱を残してオリジンは地球から姿を消す。

《人間》の中に残されたオリジンの欠片《オリジン因子》は人間の中で常に流動し、再び集まり完成される日を待つが、は永遠に来ないはずだった。




【オリジンの言葉使いについて】


シリーズ中、オリジンや竜や魔王と呼ばれる【眷属】たちは、食事のことを『餌』、男女のことを『雄』『雌』、捕虜や奴隷扱いの者を『家畜』となどと言う。これは自らの存在が『獣である』と創造時にプログラムされたことによる。人権などというものはこの種族オリジンにはありませんが、努力と能力さえあれば家畜(奴隷)からのし上がることも十分可能。

また、【眷属】たちは古典に使われるような言葉を好んで使います。都言葉のようなものです。







【《原初の獣オリジン桜座さくら》】



地球世界旧支配者《原初の獣オリジン》の第一世代。オリジンの中で最も儚げで美しく、残忍で傲慢。そして魔力を食べても食べても「お腹が空いた」と言い出す大食漢。

唯一マザー》に最も愛されたオリジン。名前の由来は『かみ』の『おわすところ』という、《唯一》の執着が窺えるものだとか。

《久遠》が一番大切で、それ以外は《唯一》でさえもどうでもいい。
貞操観念は緩いオリジンの中でもさらにないに等しく、ハーレム内で乞われるままにあっちこっちで手を付けまくっていたので、《桜座》のハーレム内ではしばしば内部抗争が起きていた。

思いつきで行動することも良くあることで、数百年前に《久遠》があの土地の花が綺麗だと言ったから…などといきなり真夜中に思い出して、他オリジンの領地を単独で襲撃することもあった。《久遠》と《常盤》が止めないとどこまでも暴走する欠陥品。

前作の《八雲》の曽祖母に当たるが、自我もない頃に《高天》に孕まされ、複数産んだ子の末裔なので正直どうでもいい。
《高天》はどうしても《桜座》が欲しかったので、《桜座》の子、孫と、《桜座》の因子の濃いオリジンを交配させたが、似せて作った《八雲》は、そんな《高天》を「気持ち悪い」とぶった切るような、ある意味よく《桜座》に似たオリジンだった。






【Code:00】


専用VR機を買うと無料でプレイできたVRMMORPGから派生したシリーズのゲーム。VRMMORPGから始まり、乙女ゲームやアニメ、ミュージカル、小説、漫画、スマホゲームと広がりを見せた。

第二の人生と銘打ったその作品は、【ロストワールド】、【ローズガーデンでお茶会を】に並ぶ人気作品であった。柔軟な開発陣によって、2作品と度々コラボしていた。カズマ曰く「運営、課金させるの上手すぎ」な作品。ログボやガチャは無いが、多種多様の課金アイテムが売られていた。その課金アイテムは他のゲームに比べれば格段に安価だったが、殆どが使い切りタイプであった。武器・装備品でさえ回数制限(消耗レベル)がある。

剣と魔法と冒険の異世界をモチーフにした【ロストワールド】や、異世界の逆ハーレム恋愛をメインとした【ローズガーデンでお茶会を】と違い、バイオテクノロジー系近未来ファンタジーの世界観。

VRMMORPGでは、聖女として主人公『マリベル』が、様々な出会いを経て聖女になるストーリー。プレーヤーは、王家の護衛である『騎士団』か、自由に散策できる採取狩猟メインの『冒険者』か、生産職をメインとする『国民』を選べる。メインストーリー以外は広大なマップのどこに行こうがなにをしようが自由。『第二の人生』を銘打ったVRMMOでは食事も睡眠も、双方の同意さえあれば18禁開放パッチ(有料・厳重な年齢確認あり)により性交渉も可能だった。

ステータスは存在するがレベル制はなく、どのくらいのスキルを持っているかと、立ち回りと戦略のプレーヤースキルが鍵。プレイ時間や課金金額ではなく、『どの場面でどのスキルやアイテムを持っているか、使用するか』という頭脳戦。AI搭載の『敵』は戦えば戦うほど《学習》するので、攻略サイトは初見の初心者向けだった。
















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