【異世界大量転生4】役に立たない淫売聖女(♂)は極寒の地に追放されました。※なお、英雄王弟は即追いかけて行った模様です。

とうや

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楽園と崩壊と

68 何故わたくしがこんな目に(ドロシー視点)

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わたくしはあのまま聖女教会で生活をしている。せざるを得なかった。公爵家も ーーー もう、ない。

クリストファー様に縋ろうと城を訪ねたが、門番に棒で殴られ、犬のように追い払われた。

わたくしは王太子クリストファーの婚約者であるというのに。


何故わたくしがこんな目に。


とぼとぼと聖女教会に戻ると、クリスはボロボロになったわたくしを優しく抱きしめた。

湯で体を清め、清潔な衣服を着せられた。小さなパンと、具の入ったスープを手渡される。

数日ぶりの食事だった。


「ク…クリス……わたくし、……わた、くし………!」

「もう泣かないでくれドロシー。二人でで生きていこう?俺はもう騎士じゃないし、お前もお嬢様じゃない。当然、をしないともできない。けれど、俺はお前と生きたい」

「……っう…うぅ……うっ………っ……!」

「愛しているんだ、ドロシー」










わたくしは、教会でをするようになった。










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