【異世界大量転生4】役に立たない淫売聖女(♂)は極寒の地に追放されました。※なお、英雄王弟は即追いかけて行った模様です。

とうや

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霊峰へ

19 神託(神官長視点)

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「早く次の【聖女】を」と女神様へ三度目の催促でやっと神託が降りた。


《それが……何者かが妨害しているとしか思えないの。『上』の世界へ干渉できない。いいえ、それどころか………》


は……?


「なんと?何と仰いました?」

《いいえ、こちらの話よ。とにかく ーーー しばらくは《マレビト》は召喚できないわ。システムにはこちらの人間を使いなさい》

「え…」

《人間に魔力を送らせなさいと言ったのよ。巫女や魔術師がいるでしょう?》

「なりません女神様!に常人が魔力を注ぐなど……食い尽くされてしまいます!!」

《嫌なの?仕方ないわね?では……生きたままの人間を数人、システム炉に放り込みなさい》

「は……?人間、を?いま、なんと?女神様?」

人間なら棄民でも平民でも良いわ。生命力を魔力に変えるの。まあ…?》

「……………!!」


なんと……いう、こと……を………!!









《お前たちの『快適で人間的な生活』はそういうものから成り立っているのよ?お前が選ぶと良いわ。誰を犠牲にするか、……ね?》








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