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【登場人物とネタバレ含む裏設定】※随時更新※
しおりを挟む【アールツナイ】
白髪、グリーンガーネットの瞳。垂れ目がちの色気のある美人。左目の下に泣きぼくろ。
『薬』と名付けられた亡国王子。本作の妻で受け。主人公。8歳スタート。でも栄養失調と度重なるスキル使用で4歳くらいにしか見えない。最初は滑舌が悪いが徐々に治っていく。
エーデルハウプトシュタット王国の国王が聖女に生ませた治癒スキル持ちの第5王子。幼少の頃から使って使って使われて、治癒持ちの特徴である桃色の髪が白髪になっている。そのため『出涸らし王子』や『亡霊王子』と揶揄されてきた。その身を刻んで食せばどんな傷も治癒するため、フィアツェンに会った時は両脚と片腕、目がひとつなかった。
前世の名前は神楽坂二葉。異世界召喚から聖女になり、そこから女神へ至った女神フロウラリアの弟である。四姉弟の中で一番おっとりした性格だった。前世も今世もどこかズレてる癒し系。お料理男子。
【フィアツェン】
黒髪黒瞳。身長2メートル超えのがっしりイケメン。眼光鋭い眉間に皺。アールツナイの前でだけデレデレになる。
本名フィアツェン・アイスツァプフェン・アレスゲーテ。辺境伯14番目の子供で母親は傭兵。本作の旦那で攻め。21歳スタート。でも眉間に皺とにこりともしない威圧で30代と思われていた。
オストハウプトシュタット王国の辺境・アレスゲーテの領主。王家の犬だった父親を廃し、実力で当主の座を簒奪。父親と正妻・兄弟達は殺したが、後ろ盾になってくれていた祖父は健在。戦になれば死体の山を積み上げるので『アレスゲーテの死神辺境伯』と呼ばれる。
アールツナイを一目見た時から「結婚しよう」と決めた。
【レヒト】
灰褐色の髪、鈍色の瞳。右分け担当。そこそこ美形
フィアツェンの乳姉妹の双子。フィアツェン強火担。人間が愛せないと思っていたフィアツェンの想い人であるアールツナイを命に変えても守ろうと思っている。
【リンク】
灰褐色の髪、鈍色の瞳。左分け担当。そこそこ美形。
フィアツェンの乳姉妹の双子。フィアツェン強火担。人間が愛せないと思っていたフィアツェンの想い人であるアールツナイを命に変えても守ろうと思っている。
【女神フロウラリア】
黒髪、黒曜石の瞳。絶世の美女神。スタイルはボンキュボンで、近くにいると花のような良い匂いがするらしい。
地球からこの世界に【勇者召喚】によって転移し、聖女として魔王を討伐後、女神へと至った。人間の時の名前は神楽坂一花。
どの女神より美しく、明るく愛らしく親しみやすい。そして甘え上手。女の敵のようなヒロイン体質で主神デウスを落とした。他の女神達と敵対していないのは、主神以外の男神には全く興味を示さないこと、彼氏である主神が恐ろしいこと、そして何より無害(!?)な腐女神であること。その美しさで異世界中の信仰を集める信仰心ナンバーワン女神。
朗らかで聡明で美しいヒロイン体質だが腐っている。もう一度言う。腐り切っている。弟たちを(イケメンと)幸せにすることしか考えていないお腐れ様である。
【主神デウス】
デウス・オティオーススと呼ばれるこの世界の主神。基本何もしないが、異世界転移して聖女になった一花を愛し、死後フロウラリアの名を与えて絶大な権力と神力を与えた。
(以下真のネタバレにつき後日編集)
【東郷琥太朗】
黒髪、金眼。(ヒノモトでは白髪)
4姉弟のヒノモトでの道場の師範。御歳98歳の激動の時代を駆け抜けた『人斬り東郷』。良くも悪くも4姉弟の性格を位置付けた人。異世界転移してきている。
【大聖女ペルセポネ】
9年前に拐かされたオストハウプトシュタットの大聖女。悪役令嬢ルートの負けヒロイン。神殿で15年に渡る禊(無償奉仕)の後、結界修復の旅に出て拐かされた。
拐かされた先の隣国エーデルハウプトシュタットでまず魅了の魔眼を潰され、結界術や治癒行為で散々使い倒され、王族にオモチャにされてアールツナイを産み落として自死。オストハウプトシュタット国王とは本当に愛し合っていたらしい。
【フィーリプ・デアドゥムリング・オストハウプトシュタット】
オストハウプトシュタット国王。24年前の『真実の愛』事件の当事者。平民の聖女ペルセポネと愛し合っていたが、婚約者の陰謀でペルセポネと引き離された。結婚し、王となった今でもペルセポネを愛していて、彼女の面影を強く残すアールツナイを愛している。アレスゲーテでアールツナイが辛い思いをしていないかと心配していた。
【アーテ・ニンファ・オストハウプトシュタット】
幼い頃は『妖精姫』と言われ美しかったオストハウプトシュタット王家の長女。自分の美しさを知っていて男をコロコロと手玉に取っていたが18を過ぎた頃から美貌に翳りが見え始める。17歳の時に15歳のフィアツェンに一目惚れするが、フィアツェンにとっては故郷アレスゲーテをぐちゃぐちゃにした張本人に好感を抱くはずもなく…。
23歳のスタート時、父親に似て少しエラが張り始め骨格もゴツくなっている。なのにぶりぶりフリルのプリンセスラインのドレス…。ピンクは膨張色だから…。
【オストハウプトシュタット王太子】
名前を考える前に退場したアールツナイの血縁上の兄。アールツナイをなんとか国に連れ帰ろうと画策したが全て裏目に出てしまう。
【リステアード】
フィアツェンの祖父。自分の息子(先代辺境伯)に失望して放置していたが、フィアツェンを引き取ってみて「あれっ?まだまだこの辺境大丈夫かも?」と思い鍛えまくった人。若い頃はブイブイ言わせていたらしい。
【ショコラーデ】
『南の魔女』と呼ばれる麗しの魔人。元は魔国で迫害された蝙蝠の魔獣。『賢者』の血を飲み八千年を生きている。蝙蝠の姿の時はもふもふツヤツヤのチョコレートブラウン。アールツナイを『賢者』様だと言うが……?
過去の思い出からカカオ信者になっている。
【ロッテンマイヤー】
アレスゲーテ本邸の侍女頭。元々は別邸の使用人。50代美魔女で、優雅な佇まいと凜とした立ち姿。淑女の鏡と言われるが可愛いものに目がない。
【セバスティアン】
アレスゲーテ本邸の家令。ロッテンマイヤーの夫。50代イケおじ。フィアツェンが当主の座を簒奪した時は二重スパイをやっていた。
【ファビアン】
ヴィドスの元恋人で、ハニトラに引っかかってヴィドス実家をライバル店に売り飛ばした。メイクでジルベール系のキツイ美少年顔にしているが、素顔は素朴で可愛い系。
【ヴェルニ】
ヴィドスの父で、ヴィドス、ファビアンの師匠。伝説の料理人。
【パウラ】
ヴィドスの母。おっとりとした老婦人。怒らせると怖い。
【ソワヨ】
アールツナイ専用デザイナー。アールツナイ(狂)信者のフィアツェン×アールツナイ強火担。
けしからん爆乳とコルセットなしでもくびれまくったウエストの、しっとりした雰囲気の美女。突き抜けた性格で何故か女性にばかり求婚されている。アレスゲーテまで護衛してくれた4人の女性冒険者パーティーの2人が彼女に求婚中。残り2人は「セフレでいいわよ♡」と虎視眈々と狙っている。彼女とお付き合いするには大国の公爵家に嫁いだ親友リーゼロッテの許可がいるらしい。
【エーデルハウプトシュタットとオストハウプトシュタット】
元は一つの国だった二つの王国。エーデルハウプトシュタットはフィアツェンが滅ぼした。二つともあまり大きな国ではない。
【エーデルハウプトシュタット】
アールツナイの父親が王だった国。魔法使いが生まれない国だけど、武技などの物理系に特化した人間達の国。
【オストハウプトシュタット】
アールツナイの母親ペルセポネの生まれ育った国。ほぼ100%で魔法使いが生まれるが、近年劣化が激しい。魔法が上手く使えない者達は物理攻撃にチェンジしてきている。
【アレスゲーテ】
オストハウプトシュタット王国の辺境地区。大陸の半分を占める魔王領に隣接している。海も山もありとても豊かな土地だが瘴気の立ち込める魔王領に隣接しているため不人気。アールツナイが結界を張り土地を浄化するまで定期的に王都の教会から聖女を招き浄化してもらっていた。
魔王領と隣接しているという厳しい生活環境により、ゴリゴリマッチョ物理武闘派が多いが魔法の威力も中々。フィアツェン強火担がほとんどで、フィアツェンの連れ帰った嫁(アールツナイ)が可愛くて可愛くてメロメロ。
【ジアース】
地球によく似た異世界の惑星。
【ヒノモト】
日本の並行世界。武士の時代が終わってなかったり、50年前にやっと戦国時代が終わったりと色々違う。開国後に外国から科学と化学が雪崩れ込みオーバーテクノロジー系の世界だが、いまだに神々や妖怪、異形が幅を利かせている。
【神聖クローチェ・デル・スッド帝国】
8千年前に最後の勇者召喚をした宗教国家。召喚された4人の勇者は魔王を斃し、帰還したのは聖女だけであった。8千年に王族は聖女イチカを娶ったとされるが、実は神楽坂一花の血は一滴も入っていない。
【偽神(ぎしん)】
ヒノモトの最高神がちょっと昼寝する為に作ったシステム。長い神の不在にそのシステムが意思らしきものを持ち、神の婿である『贄』やその他の大事な巫子たちを喰らって取り込みえらいことになった。
見た目はとてもグロテスクで、中途半端にミンチにした人間を肉団子にしたような感じ。異世界の道を通せんぼしてたのと養い子を喰われた恨みで、ブチ切れた東郷琥太朗に叩き斬られた。
【ひより】
ジアースのヒノモト最高神。大体、幼女の着物姿で顕現れる。ちょっと昼寝してたらシステムは暴走してるし、異世界との壁に穴は空いてるし、色々持っていかれてるしで大変な思いをした。「ごめんなさい」してるけど、大体の発端はこの神。
ヒノモトの『贄』は全部自分の婿だと思っている。
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