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ひとでなしとセクハラ魔王
しおりを挟む結局、俺が世話人として役立たずなのがセルヴァンスに発覚してしまった。
「は?起こしたらどうする……って、そりゃ顔洗わせて着替えさせてご飯食べさせて…って、まさかアンタ、そんなことも知らないわけ!?」
面目ない。《浄化》を覚えてからは顔なんか洗わないし、服だって女王の気が向かない限り貰えなかった。食事に至っては1日1食、雑穀と得体の知れない何かのごった煮が食えれば良い方だった。前世の《地球》では……ああ、うん。やはりあまり食べてなかった気がする。
それを掻い摘んで説明すると、「なに…?アンタ英雄サマじゃなかったの?」とセルヴァンスは頭を抱えた。奴隷の扱いなんてこんなものだ。
「もおやだあ!世話するお子様が増えたあ!!……とりあえず紫苑様の着替え手伝って!」
「えっ…着替え……は、どこに…」
「使えねえ!!」
「ええ~…このままで良いじゃない?」
「それ長襦袢でしょ!!今日は置屋の視察に行きますから綺麗めの服にしてくださいね!」
セルヴァンスが俺に色とりどりの服や何かを投げてくる。これは…下着、か?
「あ、それパンツ。んふ~…ハルさん穿かせて?」
「は?」
………魔王、下着を着けずに寝ていたらしい。
寝台に腰掛け、脚を開いて爪先を伸ばしてきた。女王に「脱がせ」と命じられたことは何度もあったが着せたことは一度もない。着替えは侍女の仕事だ。
足元に跪いて下着を穿かせていく。白い脚が艶めかしい。
「ええ~動揺しないの?つまんない…」
「紫苑様のお色気セクハラ攻撃に耐えた…だと…!?」
嫌がらせだったのか!?
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