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先の戦争の武功として、18代将軍、アランバート・コルネリウスは現王の妹姫を下賜されることとなった。
誰が見ても、それは褒美ではなく、公爵を王室側につかせたい意図が見え見えの政略結婚であった。
ただ、当の本人は嬉しくもあった。
幼なじみでもあり、想い人の姫と結婚できるだけで嬉しかった。公爵は、自身の一生分の運はここで使い切ったのだと思っていた。
そんなこんなで、結婚式まではトントン拍子で話は進み、ついに初夜を迎えた。
……ところが。
姫が寝ている…。
もしかして私のことが嫌いで、わざと寝入っているのだろうか。と、不安になり、姫の顔を覗き込むが、化粧を落としたあどけない寝顔に、心を奪われ、渋々ながらも姫と同じ布団に入り、夜を明かした。
誰が見ても、それは褒美ではなく、公爵を王室側につかせたい意図が見え見えの政略結婚であった。
ただ、当の本人は嬉しくもあった。
幼なじみでもあり、想い人の姫と結婚できるだけで嬉しかった。公爵は、自身の一生分の運はここで使い切ったのだと思っていた。
そんなこんなで、結婚式まではトントン拍子で話は進み、ついに初夜を迎えた。
……ところが。
姫が寝ている…。
もしかして私のことが嫌いで、わざと寝入っているのだろうか。と、不安になり、姫の顔を覗き込むが、化粧を落としたあどけない寝顔に、心を奪われ、渋々ながらも姫と同じ布団に入り、夜を明かした。
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