3 / 7
3
しおりを挟む「やっぱり自分の足で歩けるっていいな!」「だよねぇ」「歳とると、足腰が弱くなってツライから嫌だ」
少年は履いてる赤いスニーカーを見ながら呟いた。
「……でもさ、歳とるぐらい長生き出来るんだもの。幸せな事だよ?」
その言葉にふとある事を思い出した。そういや昔、車椅子の友人がいた。彼は生まれつき体が弱かった。
『僕はそんなに長くは生きられないんだ』
それが口癖だった彼はいつも私を見て羨ましがっていた。
「いいなぁ…。僕も一度で良いから歩いてみたいなぁー」
私はそんな彼に励ましにと贈ったプレゼントがあった。
「じゃあ、いつか病気を克服して一緒に歩こう?」
彼はそのプレゼントを抱きしめながら頷いていた。ハッとベッドの上で目を覚ます。足跡は未だに私の隣にあった。私はその足跡に声を掛ける。
「もしかして、お前は……」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
真夏の温泉物語
矢木羽研
青春
山奥の温泉にのんびり浸かっていた俺の前に現れた謎の少女は何者……?ちょっとエッチ(R15)で切ない、真夏の白昼夢。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
痴漢列車に挑む痴漢Gメン女子高生レイコ
ムーワ
大衆娯楽
朝の通勤電車はラッシュ時はギュウギュウ詰めの混雑状態!
その混雑を利用して女子高生を中心に若い女の子をターゲットに頻繁に痴漢を繰り返す謎の男。
実際に痴漢にあっても怖くて何もいえず、泣きながら鉄道警察隊に相談する女子高生もいて、何度か男性の鉄道警察隊員が変装をして捕まえようとするが捕まえることができず、痴漢被害は増加する一方。
そこで鉄道警察隊はエリート大卒新人のレイコ氏に相談すると、レイコはとんでもない秘策を思いついた。
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる