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しおりを挟む「あっっれえぇーーーッッッ!?なんでお前、一緒に寝てんの?」
寝ぼけ眼【まなこ】でオレを見た瞬間、いつもこの言葉から始まるこの隣人クソ大学生。
「さぁね」
だからオレも知らない振りをしてやり過ごす。
「お前ん家に来たんだっけか?」「そうだよ。ボロいアパートなのに玄関でうるさく騒ぐんだから…忘れたのかよ?」
裸で人の布団に寝てんだから当たり前だろうに。
「昨日はかなり酔ってたんだなぁ……」「じゃないの?すっごく酒臭かったし」
服を着ながら適当に返答した。
「なぁ」「何?」
ふと見れば奴は焦った様に告げる。
「俺達、なんにもなかったよな……?」
はっ?
「いやいや、俺とお前だし?大丈夫だとは思うけど~~」
何言ってんだ……コイツ。
「もしもってこと有るだろ!?」
裸でヒトん家の────しかも、オレの隣に寝ておいてこの往生際の悪さときたら。
流石のオレも堪忍袋の緒が切れた。
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