15 / 42
約束
③
しおりを挟む
「ヒスイ!」
「ひぃ君!」
懐かしい夢を見た。
「ザクロ!ルリちゃん!」
まだ幼い頃、近所の公園で三人で遊ぶ夢だ。
同い年の柘榴とその妹である琉璃ちゃんとは此処で出会った。
『なぁ、一緒に遊ばん?』
『いいの……?』
初めて声を掛けた時、柘榴は躊躇いがちに呟き、その背後で柘榴の背中にしがみつきながら琉璃ちゃんは様子を伺っていた。
『だって皆で遊んだ方が楽しいじゃん!』
ニッと笑って二人を誘うと、二人は顔を見合わせながら笑った。
『うん!』
『遊ぼう!』
オレ達はそれから一緒に遊ぶ様になった。
毎日公園でおちあっては、空がオレンジ色に染まるまで遊んだ。
「ねぇ、ひぃ君」
「なぁに?ルリちゃん」
「これからもワタシたちと仲良くしてくれる?」
「当たり前だろ!」
「ほんと?」
「ザクロとルリちゃんはオレの友達なんだから!」
彼女は嬉しそうに笑っていた。
柘榴もオレも三人で──────。
「ひぃ君!」
懐かしい夢を見た。
「ザクロ!ルリちゃん!」
まだ幼い頃、近所の公園で三人で遊ぶ夢だ。
同い年の柘榴とその妹である琉璃ちゃんとは此処で出会った。
『なぁ、一緒に遊ばん?』
『いいの……?』
初めて声を掛けた時、柘榴は躊躇いがちに呟き、その背後で柘榴の背中にしがみつきながら琉璃ちゃんは様子を伺っていた。
『だって皆で遊んだ方が楽しいじゃん!』
ニッと笑って二人を誘うと、二人は顔を見合わせながら笑った。
『うん!』
『遊ぼう!』
オレ達はそれから一緒に遊ぶ様になった。
毎日公園でおちあっては、空がオレンジ色に染まるまで遊んだ。
「ねぇ、ひぃ君」
「なぁに?ルリちゃん」
「これからもワタシたちと仲良くしてくれる?」
「当たり前だろ!」
「ほんと?」
「ザクロとルリちゃんはオレの友達なんだから!」
彼女は嬉しそうに笑っていた。
柘榴もオレも三人で──────。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
一宿一飯の恩義
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
妹のアイミが、一人暮らしの兄の家に泊まりに来た。コンサートで近くを訪れたため、ホテル代わりに利用しようということだった。
兄は条件を付けて、アイミを泊めることにした。
その夜、条件であることを理由に、兄はアイミを抱く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる