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第1章*とんでもない専属メイド初日
18・夢か現か2*
しおりを挟む「ん、んぅ……っ」
マクシミリアンの舌が入り込んできて、ルーナの口蓋を優しく擦る。
ヌルヌルと舌を擦り合わされて、それだけでルーナはもう何も考えられなくなってしまう。
下腹部の疼きは増すばかりで、とろりとしたものがルーナの花びらを潤ませた。
「ん……っふ、ぁ……」
渇いていたはずの口内にはあっという間に唾液が溢れ、飲み込みきれなかった二人分のものが顎を伝っていく。
「……きっと貴女は、殿下の方が良かったのでしょうけどね」
マクシミリアンは、ルーナから唇を離すとぼそりと呟いた。
優雅な所作でルーナの首元にかかるリボンを解き、手際よくブラウスのボタンまで外していく。
ルーナはといえば、マクシミリアンにされたキスのせいか、さらに体の力が抜けて動けなかった。
されるがままに、服を乱される。
(殿下……?)
殿下が誰を意味するのか、それさえも熱に浮かされたルーナの頭は考えることができない。
「私が相手で、申し訳ありません」
「あ……っやぁ……っ」
言いながらマクシミリアンがはだけた胸元にキスをしてくるから、気になる言葉もすべてルーナの頭から飛んでいく。
体を締め付けるコルセットが取り払われて、完全にブラウスの前を開かれた。
上半身を起こされシュミーズまでも脱がされて、ルーナの白い膨らみがマクシミリアンの目に晒される。
マクシミリアンの大きな手のひらが、あらわになったルーナの胸を包んだ。
汗をかいた肌に、マクシミリアンの手のひらがぴたりと吸い付く。
「ふ、ぁ……っ」
それは決してルーナを無理やり暴こうとするものではなく、気遣う仕草で。
強過ぎず弱過ぎない絶妙な力で揉まれて、時折指先がツンと尖ったルーナの胸の頂きを掠める。
「……ですが、時間がないんですよ」
「や、や……ぁんっ」
「時間がない……はずなのに」
マクシミリアンの少しだけ急いたような声。艶っぽい響きに、ぞくりとしたものがルーナの体に走っていく。
きゅうっと勝手に体の奥が切なくなって、ルーナはたまらずシーツを握りしめた。
「……何か、私に魔法でもかけましたか……?」
「ぁ……んっ、あぁ……っ!」
マクシミリアンの指の腹が、ツンと突きだしたルーナの胸の先端をくるくると撫でる。
その甘い刺激に、ルーナは思わず身をよじった。
「貴女が可愛く見えて、仕方がない」
「な、に言って……やあぁっ!」
マクシミリアンはぱくりとルーナの乳暈を口に含めると、ちゅうと軽く吸い上げる。
愛撫されているのは胸だけのはずなのに、妙に下腹が熱くなる。
「ぁ、ふぁ……っあぁ……っ」
体がやたら敏感になっているせいで、どんな刺激もルーナの体は貪欲に受け入れてしまう。
乳首をころころと舌先で転がされて、もう目が眩みそうだ。びくびくとルーナの腰がはねる。
「ぁっ、やぁ……っ、だめぇ……っ」
「……なにが駄目なんです」
ロングスカートの中に、マクシミリアンの手が忍び込んできた。
すでにぐちょぐちょに濡れてしまっている下着を引き下ろされて、ルーナの小さな秘所が外気に晒される。
「ひ、ぅ……っ!」
ひくひくとうごめき蜜を垂らす花びらを、マクシミリアンが指でなぞった。
ルーナの体に、甘い痺れを伴って電流が走る。
「こんなに濡らして……。すぐにでも受け入れてしまいそうだ」
「ひ、ぁあ……っあ、あっ」
とろとろに溶けたそこをさらにほぐすようにマクシミリアンの指が動いて、ルーナは甘い悲鳴が抑えられない。
同時に胸を舌で愛撫されて、それでなくてもぼんやりとした目の前が真っ白に染まっていく。
「私ごときで貴女が欲情するわけはありませんから、媚薬というものはすごいですね」
マクシミリアンが自嘲気味に呟く言葉も、甘い熱に溶けて消えていく。
これほどまでの快楽を、ルーナは感じたことがなかった。
ずぶずぶと甘い刺激に溺れていく。
「あ、ああぁあっ!」
何度も何度も花唇を刺激されて、きゅううと甘い熱が一箇所に集まる。
それが一気に外へ放たれてルーナの体から力が抜け、くたりと四肢が弛緩する。
マクシミリアンは、指に絡みつくルーナの蜜をペロリと舐めあげた。
「達したようですね」
そのさまがあまりに色っぽくて、ルーナの胸がどくんと音を立てる。
熱い。
この熱を沈めてくれるのは今目の前にいるマクシミリアンしかいないと、熱に浮かされながらもルーナは感じていた。
(……もっと、欲しい……)
涙で潤んだ瞳で見上げるルーナに、マクシミリアンはごくりと唾を飲み込む。
「……貴女の瞳は、媚薬のせいだ」
「……は……ぁっマクシミリアン……っ」
達したばかりでさらに敏感になっている秘所に、マクシミリアンが指を当てる。
それだけで、熱をもったそこはマクシミリアンを誘うように蜜をこぼす。
「少々我慢してくださいね。せめて辛い思いなどさせたくはありませんから、しっかりと解さないと……」
マクシミリアンの長い指が、ゆっくりとルーナの蜜壷に沈められた。
言葉通り中を優しく広げて、ぐちゅぐちゅとかき回す。
「やぁっ……あぁっ、ふ、ぁ……っ」
中をこすられて、ルーナの快感がますます高められていく。
差し入れられた指を引き抜かれると、寂しくてたまらなくなる。
「あ……っ、ぃやぁ……っ抜かないで……っ」
「……っ!」
思わず口をついて出たルーナのみだらな願いに、マクシミリアンがびくりと肩を揺らした。
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