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第27話 ちみっこと夏休み その7
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翌日、冒険者SHOPに集合した。
店内はには魔石を使った魔道具やポーションなどのアイテム、野営道具一式などが所狭しと並んでいる。迷彩服が飾ってあるスペースには、ヘアバンドや肘膝を守るサポーター、滑り止めの入ったブーツなどが並んでいた。さすがに兜は置いてなかった。
「アリシアの今履いてるブーツってこれ?」
「うん、そうだよ。滑り止めも入ってるし、見た目より軽くて履き易いよ」
「ここいいな。兜以外ここで全部揃うんじゃないか?」
「エリオット、サポーターだけじゃ強度足りないよ。籠手とか脛当とかも要ると思うよ」
周りを見てみると、殿下、シャロン様、シルベスター達も興味津々といった感じで色々と手に取って眺めていた。なんだか楽しそうでいいね。
「いらっしゃいませ。本日はどのような品をご所望でしょうか?」
店員の男の人が近付いて来たので、まずは当初の目的通り迷彩服を人数分、予備も含めて二着注文する。品が揃うまでの間、ブーツも選ぶことにした。シャロン様は黒しか無いのを残念がってた。さすがに可愛い色は無いよね~
程無く全員分の迷彩服が揃ったので早速着てみた。全員揃うとなんだかどっかの国の特殊部隊みたい。ブーツまでお揃いだから尚更だね。男性陣は気に入ったのか、色違いのヘアバンドをそれぞれ着けている。
「ミナお嬢様、良くお似合いです」
「そ、そう? ありがとう」
今日もマリーは一緒だ。昨日大泣きしてからのマリーは、今までの鉄面皮がウソのように表情豊かになってアタシもまだ慣れない。今も溢れんばかりの笑顔だ。
冒険者SHOPで買い物を済ませ、迷彩服のまま武器屋に移動すると、すれ違う人達が皆振り返る。うん、確かに目立ってるよね。中にはあからさまに避けて通る人も居る。怖くないよ~
武器屋には相変わらず強面の人達が屯してる。こないだのことがあったから、アリシアはちょっと緊張というか顔が強張ってる。大丈夫だよ、の意味を込めてそっと手を握ったら、やっと笑顔を返してくれた。良かった~ 早速、兜の売り場の方に移動する。
「これ、意外と軽くていいな。その割には丈夫そうだし」
「そうですね、視界の妨げにもならないようです」
「う~ん、これボクにはちょっと大きいかな? もうちょっと小さいサイズない?」
男性陣は賑やかにそれぞれ兜の具合を確かめている。やっぱり男の子ってこういうの見るとテンション上がるんだろうね~ 一方、女性陣はというと...
「髪が乱れますわ...色も可愛くないし...」
「うぅ...なんか暑苦しい...これ汗掻いたら絶対匂うよね...」
テンションだだ下がりのようだ...まぁ、ある意味予想通りの反応ではあるよね。
「ミナお嬢様、良くお似合いです」
マリー、あんたそれしかセリフないのか...
次に鎧を選ぶ。アリシア以外は全員レザーアーマーを、アリシアは鎖帷子を選んだ。
兜と鎧を人数分、籠手や脛当は希望者(ほぼ男性陣)だけ購入して武器屋を出た。冒険者ギルドに向かう。さすがに兜は外して行くよ。
◇◇◇
冒険者ギルドの中は雑然としていた。入ってすぐの中央部分に受付カウンターがあり、依頼を受ける人達で混み合っている。右側に依頼ボードがあり、依頼を物色している人達が居る。左側にバーカウンターが併設されていて、昼間から酒を呷る人達が屯している。
アタシ達が中に入った途端、ギロッとした視線に晒された。うん、注目の的だね。全員若くてどう見ても学生だし、迷彩服着てるし、半分が女だし、アタシは子供に見えるだろうし、メイドさんまで連いているからね。そりゃ注目されない方がおかしいよね。
好奇な視線を受け流し、受付カウンターに行くと受付に居た女の人が、
「あぁ、あなた達が『精霊の愛し子隊』のメンバーね。話は聞いているわ。こちらへどうぞ」
と言って別室に案内してくれた。
「まず自己紹介するわね。私の名前はヒルダ。ギルド職員よ。あなた達のパーティーを担当することになったわ。よろしくね」
アタシ達の担当だというヒルダさんは、20台前半くらいだろうか、茶髪に碧眼の美人さんだ。一人一人の自己紹介が終わった後、ヒルダさんが語り出す。
「まず最初に冒険者ギルドとは、国という枠組みから外れた独立した機関であること、国際組織でもあり全ての国のギルドは繋がっているということを理解しておいて頂戴。つまり、例え王族であっても特別扱いなんかしないわ。一冒険者として扱うからそのつもりでいてね」
殿下が応える。対外的なリーダーは殿下だからね。
「あぁ、無論承知している、特別扱いは不要だ」
「結構、では次に冒険者ランクの説明をするわね。ランクは最初Fから始まってAまでの6段階、その更に上にSランクがあるわ。F~Aまでは依頼を熟して功績ポイントを上げたり、認定試験を受けたりして上げることが可能だけど、Sランクに上がるには国家的危機を救うなどの所謂偉業を達成すること、更にその国のギルドマスターや国王からの推薦も必要になるの。そこまで達する人はほんの一握りよ。ちなみにこの国には一人しかいないわ。まさに英雄よね」
まぁ、確かにそんな簡単になれるものじゃないよね。アタシ達もそこまでは望んじゃいない。にしてもこの国にも一人居るんだね。その人に会ってみたいかも。
「精霊の加護を受けたっていうあなた達なら、かなりの高みを望めるかも知れないわね。それはともかく、ねぇ、あなた達、認定試験を受けてみない?」
「認定試験?」
「えぇ、この試験をパスしたらいきなりCランクからのスタートが可能になるの。Fランクからのスタートだと、受けられる依頼が限られるしなにかと不便だと思うわ。本来、全くの初心者だったら危険だから勧めたりはしないんだけど、あなた達なら問題なくイケると思う。どうかしら?」
「試験内容は?」
「ここから馬車で1時間くらいの所にあるダンジョンをクリアすること」
「それはどんなダンジョンなんだ?」
「ギルドが管理してるダンジョンだから、命に関わるような危険な魔獣は出ないわ。常駐してる職員も居るから大丈夫よ。どう? 受けてみる?」
「みんな、どうだ? 俺は受けてみてもいいと思うが?」
ダンジョンにトラウマはあるけど、ギルドが管理しているんなら問題無さそうかな。みんなも乗り気みたいだ。全員が頷いたのを見て殿下が代表して応える。
「分かった。その試験とやらを受けてみよう。それは今から受けられるのか?」
「えぇ、連絡しておくから大丈夫よ。それであなた達のパーティー名なんだけど」
「あぁ、それなら『精霊の愛し子隊』で頼む」
アリシアがまたビミョーな顔してる。いい加減諦めろ。
「了解したわ」
「あぁそれと、こないだ俺達がクリアしたダンジョンの件は聞いてるな?」
「えぇ、聞いてるわ...あなた達には感謝してるの...まさか王都のあんな近くに危険なダンジョンがあったなんて...知らずに冒険者を送り込んでいたら、取り返しのつかないことになるところだった...」
「そうだな、同じことが起きないよう、王国側でも出来るだけ情報を挙げるようにするから、そちらからも情報の提供を頼む」
「分かったわ。約束する」
「結構、それでだ、ダンジョンをクリアした時に手に入れた魔石を買い取って貰いたいんだがいいか?」
「もちろんよ、どこにあるの?」
「アリシア、頼めるか?」
「は~い」
アリシアが出て行くのをヒルダさんが怪訝な顔で見てるな。まぁ、そりゃそうだよね~ 懐から取り出すのかと思いきや、いきなり外に出ちゃうんだもん。
「お待たせ~」
やがて、アリシアが運んで来た魔石を見たヒルダさんは目を丸くして、
「な、なによこれ~!」
と絶叫したのだった。
店内はには魔石を使った魔道具やポーションなどのアイテム、野営道具一式などが所狭しと並んでいる。迷彩服が飾ってあるスペースには、ヘアバンドや肘膝を守るサポーター、滑り止めの入ったブーツなどが並んでいた。さすがに兜は置いてなかった。
「アリシアの今履いてるブーツってこれ?」
「うん、そうだよ。滑り止めも入ってるし、見た目より軽くて履き易いよ」
「ここいいな。兜以外ここで全部揃うんじゃないか?」
「エリオット、サポーターだけじゃ強度足りないよ。籠手とか脛当とかも要ると思うよ」
周りを見てみると、殿下、シャロン様、シルベスター達も興味津々といった感じで色々と手に取って眺めていた。なんだか楽しそうでいいね。
「いらっしゃいませ。本日はどのような品をご所望でしょうか?」
店員の男の人が近付いて来たので、まずは当初の目的通り迷彩服を人数分、予備も含めて二着注文する。品が揃うまでの間、ブーツも選ぶことにした。シャロン様は黒しか無いのを残念がってた。さすがに可愛い色は無いよね~
程無く全員分の迷彩服が揃ったので早速着てみた。全員揃うとなんだかどっかの国の特殊部隊みたい。ブーツまでお揃いだから尚更だね。男性陣は気に入ったのか、色違いのヘアバンドをそれぞれ着けている。
「ミナお嬢様、良くお似合いです」
「そ、そう? ありがとう」
今日もマリーは一緒だ。昨日大泣きしてからのマリーは、今までの鉄面皮がウソのように表情豊かになってアタシもまだ慣れない。今も溢れんばかりの笑顔だ。
冒険者SHOPで買い物を済ませ、迷彩服のまま武器屋に移動すると、すれ違う人達が皆振り返る。うん、確かに目立ってるよね。中にはあからさまに避けて通る人も居る。怖くないよ~
武器屋には相変わらず強面の人達が屯してる。こないだのことがあったから、アリシアはちょっと緊張というか顔が強張ってる。大丈夫だよ、の意味を込めてそっと手を握ったら、やっと笑顔を返してくれた。良かった~ 早速、兜の売り場の方に移動する。
「これ、意外と軽くていいな。その割には丈夫そうだし」
「そうですね、視界の妨げにもならないようです」
「う~ん、これボクにはちょっと大きいかな? もうちょっと小さいサイズない?」
男性陣は賑やかにそれぞれ兜の具合を確かめている。やっぱり男の子ってこういうの見るとテンション上がるんだろうね~ 一方、女性陣はというと...
「髪が乱れますわ...色も可愛くないし...」
「うぅ...なんか暑苦しい...これ汗掻いたら絶対匂うよね...」
テンションだだ下がりのようだ...まぁ、ある意味予想通りの反応ではあるよね。
「ミナお嬢様、良くお似合いです」
マリー、あんたそれしかセリフないのか...
次に鎧を選ぶ。アリシア以外は全員レザーアーマーを、アリシアは鎖帷子を選んだ。
兜と鎧を人数分、籠手や脛当は希望者(ほぼ男性陣)だけ購入して武器屋を出た。冒険者ギルドに向かう。さすがに兜は外して行くよ。
◇◇◇
冒険者ギルドの中は雑然としていた。入ってすぐの中央部分に受付カウンターがあり、依頼を受ける人達で混み合っている。右側に依頼ボードがあり、依頼を物色している人達が居る。左側にバーカウンターが併設されていて、昼間から酒を呷る人達が屯している。
アタシ達が中に入った途端、ギロッとした視線に晒された。うん、注目の的だね。全員若くてどう見ても学生だし、迷彩服着てるし、半分が女だし、アタシは子供に見えるだろうし、メイドさんまで連いているからね。そりゃ注目されない方がおかしいよね。
好奇な視線を受け流し、受付カウンターに行くと受付に居た女の人が、
「あぁ、あなた達が『精霊の愛し子隊』のメンバーね。話は聞いているわ。こちらへどうぞ」
と言って別室に案内してくれた。
「まず自己紹介するわね。私の名前はヒルダ。ギルド職員よ。あなた達のパーティーを担当することになったわ。よろしくね」
アタシ達の担当だというヒルダさんは、20台前半くらいだろうか、茶髪に碧眼の美人さんだ。一人一人の自己紹介が終わった後、ヒルダさんが語り出す。
「まず最初に冒険者ギルドとは、国という枠組みから外れた独立した機関であること、国際組織でもあり全ての国のギルドは繋がっているということを理解しておいて頂戴。つまり、例え王族であっても特別扱いなんかしないわ。一冒険者として扱うからそのつもりでいてね」
殿下が応える。対外的なリーダーは殿下だからね。
「あぁ、無論承知している、特別扱いは不要だ」
「結構、では次に冒険者ランクの説明をするわね。ランクは最初Fから始まってAまでの6段階、その更に上にSランクがあるわ。F~Aまでは依頼を熟して功績ポイントを上げたり、認定試験を受けたりして上げることが可能だけど、Sランクに上がるには国家的危機を救うなどの所謂偉業を達成すること、更にその国のギルドマスターや国王からの推薦も必要になるの。そこまで達する人はほんの一握りよ。ちなみにこの国には一人しかいないわ。まさに英雄よね」
まぁ、確かにそんな簡単になれるものじゃないよね。アタシ達もそこまでは望んじゃいない。にしてもこの国にも一人居るんだね。その人に会ってみたいかも。
「精霊の加護を受けたっていうあなた達なら、かなりの高みを望めるかも知れないわね。それはともかく、ねぇ、あなた達、認定試験を受けてみない?」
「認定試験?」
「えぇ、この試験をパスしたらいきなりCランクからのスタートが可能になるの。Fランクからのスタートだと、受けられる依頼が限られるしなにかと不便だと思うわ。本来、全くの初心者だったら危険だから勧めたりはしないんだけど、あなた達なら問題なくイケると思う。どうかしら?」
「試験内容は?」
「ここから馬車で1時間くらいの所にあるダンジョンをクリアすること」
「それはどんなダンジョンなんだ?」
「ギルドが管理してるダンジョンだから、命に関わるような危険な魔獣は出ないわ。常駐してる職員も居るから大丈夫よ。どう? 受けてみる?」
「みんな、どうだ? 俺は受けてみてもいいと思うが?」
ダンジョンにトラウマはあるけど、ギルドが管理しているんなら問題無さそうかな。みんなも乗り気みたいだ。全員が頷いたのを見て殿下が代表して応える。
「分かった。その試験とやらを受けてみよう。それは今から受けられるのか?」
「えぇ、連絡しておくから大丈夫よ。それであなた達のパーティー名なんだけど」
「あぁ、それなら『精霊の愛し子隊』で頼む」
アリシアがまたビミョーな顔してる。いい加減諦めろ。
「了解したわ」
「あぁそれと、こないだ俺達がクリアしたダンジョンの件は聞いてるな?」
「えぇ、聞いてるわ...あなた達には感謝してるの...まさか王都のあんな近くに危険なダンジョンがあったなんて...知らずに冒険者を送り込んでいたら、取り返しのつかないことになるところだった...」
「そうだな、同じことが起きないよう、王国側でも出来るだけ情報を挙げるようにするから、そちらからも情報の提供を頼む」
「分かったわ。約束する」
「結構、それでだ、ダンジョンをクリアした時に手に入れた魔石を買い取って貰いたいんだがいいか?」
「もちろんよ、どこにあるの?」
「アリシア、頼めるか?」
「は~い」
アリシアが出て行くのをヒルダさんが怪訝な顔で見てるな。まぁ、そりゃそうだよね~ 懐から取り出すのかと思いきや、いきなり外に出ちゃうんだもん。
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