空間魔法って実は凄いんです

真理亜

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今後の方針

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「アスカさん、ご報告ありがとうございました。そんな魔物と戦うなんて真っ平ゴメンですから断っていただいて正解です。なにせグリフォンで散々な目に遭いましたからね...他に無ければ今後のことについて話したいと思うんですが如何でしょうか?」

「はい、構いません。私の報告は以上となりますので」

「分かりました。では皆さんにお聞きします。今現在、待機状態の私達が熟せるような仕事ってなにかありますかね?」

 すると真っ先にラウムさんが意見を述べた。

「素材集めくらいしかないんじゃないか? 王都周辺に生えている薬草とか毒消し草とかの?」

「あるいは日帰りで行ける範囲の魔物狩りとかでしょうかね?」

 すかさずアスカさんが続いた。

「王都内でも熟せそうな依頼があるんじゃないですかね? 例えば人探しとか?」

 ステラさんがそう言うと、

「あぁ、それってついこの間、逆に私達の方が依頼人になったヤツですね」

 セリカさんが苦笑しながらそう続けた。

「フムフム...まぁ、確かにその辺りの仕事くらいしかありませんよね。地味な仕事ですが、一つ一つコツコツと積み上げていくとしましょうか?」

 所謂原点回帰ってヤツだ。素材集めだの周辺の魔物狩りだの今となっては懐かしい話だよね。セリカさんと二人っきりだったことを思い出したよ。

 全員が頷いたので、今日のところは一先ずここまで。始動は明日からということになった。


◇◇◇


 その後、夕食までの間は自由時間に充てた。私を含めた鉱山都市ビエンからの旅組は、まだ旅の疲れが残っていると判断したからだ。全員自室でグッスリ休むようにと指示を下した。もちろん私も含めて。

 そうしてしばらく過ごした後、私は香ばしい匂いに釣られて目を覚ました。リビングに行くと、食堂でアスカさんとフローラさんが夕食の支度をしている姿が目に入った。匂いからすると、どうやら今夜はカレーらしい。

「ん~...美味しそうな匂いですね~」

「あら、カリナさん。おはようございます」

「おはようございます。良い匂いに釣られて起きちゃいました。フローラさんは休んでなくて大丈夫なんですか?」

「はい、もう大丈夫です。こうして料理している方が逆に落ち着くっていいますか、体を動かしていないと不安になったりするんです。きっと貧乏性なんでしょうね」

 そう言ってフローラさんは恥ずかしそうに笑った。

「お陰で私はとっても助かってます」

 アスカさんがしみじみとそう言った。フローラさん、料理得意だもんね。私らと違って。

 
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