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プレゼント2
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「なんですか?」
お三方を代表してアスカさんが反応した。
「実はですね...」
私は今現在、フローラさんをパーティーに勧誘しているという状況を説明した。
「なるほど...」
「如何でしょう? 特にアスカさん、ルキノちゃんのだめにも忌憚のないご意見をお願いします」
「私は賛成します。お会いしたばかりではありますが、フローラさんのお人柄はとても好ましいと思いましたので。きっとルキノも懐いてくれると思います」
アスカさんは即答してくれた。まずは第一関門クリアだね。
「私も賛成します。フローラさんの作るお料理は美味しかったですから」
次にステラさんが続いてくれた。そう言えばフローラさんが作ってくれたクリームシチューを一緒に食べたっけね。その時に胃袋をガッチリ掴まれたんだね。
「私も賛成だ。特に反対する理由はないからな」
最後にラウムさんが締めてくれた。これで全員の賛同を得られたことになる。
「フローラさん、お聞きの通りです。後はフローラさんのお気持ち一つということになりますね。どうか前向きにお考え下さい」
「は、はい...」
フローラさんは戸惑いながらもちょっと嬉しそうに見えた...ような気がする。だったらいいな。
「はい、一先ずこの話はここまで! 皆さん! 実はもう一つ、ご報告することがあるんですよ!」
そこでセリカさんがお三方に向かって話し始めた。
「まだあるんですか?」
これまたお三方を代表してアスカさんが反応した。
「なんと! 今日はカリナさんの誕生日なんです!」
「そうだったんですか!?」
「こりゃめでたい!」
「おめでとうございます!」
「あ、ありがとうございます...」
そこからはもう一度、私の誕生日を祝う宴が始まった。
「皆さん、私の独断で申し訳ないんですが、誕生日プレゼントを選んでみました。それぞれ皆さんのイメージに合った物を選んだつもりですが、もし合ってなかったらすいません。まずはアスカさんから」
「これは...タペストリーですか?」
犬や猫、兎や羊といった様々な動物が描かれている。
「はい! アスカさんがルキノちゃんのために、可愛らしい動物が描かれたタペストリーを買ってあげていたことを思い出しまして!」
「あぁ、確かに...私のイメージ通りだと思います。ありがとうございました」
「良かったです! お次はラウムさん!」
「これは...風景画ですね」
「はい! ラウムさんのお部屋に風景画が飾ってありましので! お好きなのではないかと!」
「あぁ、その通りだ。セリカ、ありがとう」
「良かったです! 最後はステラさん!」
「これは...アロマキャンドルですか?」
「その通りです! これもステラさんの部屋にありました! 部屋に入ると良い香りがするんです!」
「えぇ、私の癒しの元なんです。セリカさん、お目が高いですね」
「良かったです!」
お三方から好評価を頂いたセリカさんは鼻高々といった感じだ。
お三方を代表してアスカさんが反応した。
「実はですね...」
私は今現在、フローラさんをパーティーに勧誘しているという状況を説明した。
「なるほど...」
「如何でしょう? 特にアスカさん、ルキノちゃんのだめにも忌憚のないご意見をお願いします」
「私は賛成します。お会いしたばかりではありますが、フローラさんのお人柄はとても好ましいと思いましたので。きっとルキノも懐いてくれると思います」
アスカさんは即答してくれた。まずは第一関門クリアだね。
「私も賛成します。フローラさんの作るお料理は美味しかったですから」
次にステラさんが続いてくれた。そう言えばフローラさんが作ってくれたクリームシチューを一緒に食べたっけね。その時に胃袋をガッチリ掴まれたんだね。
「私も賛成だ。特に反対する理由はないからな」
最後にラウムさんが締めてくれた。これで全員の賛同を得られたことになる。
「フローラさん、お聞きの通りです。後はフローラさんのお気持ち一つということになりますね。どうか前向きにお考え下さい」
「は、はい...」
フローラさんは戸惑いながらもちょっと嬉しそうに見えた...ような気がする。だったらいいな。
「はい、一先ずこの話はここまで! 皆さん! 実はもう一つ、ご報告することがあるんですよ!」
そこでセリカさんがお三方に向かって話し始めた。
「まだあるんですか?」
これまたお三方を代表してアスカさんが反応した。
「なんと! 今日はカリナさんの誕生日なんです!」
「そうだったんですか!?」
「こりゃめでたい!」
「おめでとうございます!」
「あ、ありがとうございます...」
そこからはもう一度、私の誕生日を祝う宴が始まった。
「皆さん、私の独断で申し訳ないんですが、誕生日プレゼントを選んでみました。それぞれ皆さんのイメージに合った物を選んだつもりですが、もし合ってなかったらすいません。まずはアスカさんから」
「これは...タペストリーですか?」
犬や猫、兎や羊といった様々な動物が描かれている。
「はい! アスカさんがルキノちゃんのために、可愛らしい動物が描かれたタペストリーを買ってあげていたことを思い出しまして!」
「あぁ、確かに...私のイメージ通りだと思います。ありがとうございました」
「良かったです! お次はラウムさん!」
「これは...風景画ですね」
「はい! ラウムさんのお部屋に風景画が飾ってありましので! お好きなのではないかと!」
「あぁ、その通りだ。セリカ、ありがとう」
「良かったです! 最後はステラさん!」
「これは...アロマキャンドルですか?」
「その通りです! これもステラさんの部屋にありました! 部屋に入ると良い香りがするんです!」
「えぇ、私の癒しの元なんです。セリカさん、お目が高いですね」
「良かったです!」
お三方から好評価を頂いたセリカさんは鼻高々といった感じだ。
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