思春期の叫び

ももずく

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6.コンプレックスと校則

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私は自分の容姿が嫌いでした。
そして、コンプレックスを補うことができない校則も嫌いでした。

私の中学では、
・前髪は眉毛より上で切るかピンで眉毛にかからないようにとめること
・眉毛は剃らないこと
という校則がありました。

私は自分の眉毛と額の広さがコンプレックスでした。

そのため、眉毛を隠すことができず、額を出さないといけない校則が苦痛でした。

クラスメイトの女子は、ほとんどこの規則を守っていませんでした。
検査の時だけ守るような人が多かったです。

私もそうしたい気持ちはありました。
しかし、普段から守っていないと内申点を下げられると考えていたため、ずっと守っていました。

私の見た目は、前髪を全て後ろ髪と共に1つに結び、濃い眉毛を晒し続けるような姿でした。

そのことにより、自分の見た目が好きになれず、周りの人に馬鹿にされているのではないかと感じながら学校に通うことになりました。
積極的にコミュニケーションを取ることもできず、上手く友人の輪に入ることもできませんでした。
そして、校則を守らず、前髪を目にかからないくらいに伸ばしている生徒に対しても、前向きな感情は持つことができませんでした。

校則を守らせる事は教育では必要です。
でも、校則によって学校に通う事が苦痛に感じる生徒もいるのです。
私がその1人でした。



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