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学生編
決勝前の波乱の日
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カメラの映像では、Cブロックにいた正体不明の男の戦いだ。やつは一切手を出していない。仲間もだ、衝撃なのは…相手チームでかるマーガレット達が自我を失ったように、場外に歩きだしたのだ。
俺たちの試合のように自分の意思で自ら場外に出た感じはない。相手がなにかしたのだろうか
:
何もない空間
「ホッホッホ、転生させたあの子も頑張ってるのぉ」
シンが死んですぐ出会った神様は微笑んでいた。昭和にありそうなテレビにシンが写っており、それをみて微笑む。
が、この日はそうもいかない。
「よぉ、元気にしてるか。爺さん」
空間に穴が空き、その中からシンが暮らしてた元の世界の服、ジーパンにパーカーにTシャツを着た少年が現れる。
「おぉ、これはブラフマー、いや、龍兎殿。ご無沙汰しております」
「あんた、連絡きてからかなり放置してたけど、転生した子はどうよ」
「元気にしております。今、武力大会とゆうのに、でております」
龍兎はくつろぎながら、神様の話を聞く。龍兎も神なのだが、本人は神ではなく、神の力と一体化して今の状態になっている。
(詳しくは『神様になっちゃった』で)
「んで、今回は仕事があってここにきた」
「まさか、掟を破った者がこの世界に」
「あぁ、最悪。俺は戦わなきゃいかんな」
「これはまた、厄介なことに…」
:
一試合目以降はかなり楽だった。1回目の相手があんな強さだと、他の奴らはこんなもんかと思えざるを得なかった。
正直、一試合目での戦いが、この世界での戦いの中で1番楽しかった。別に戦闘狂とゆうわけではない。この世界には娯楽が少ないので、運動するぐらいが一番楽しかったが、ここ最近決闘ばかりを挑まれ戦い、熱くなるのはいいのだが、いい感じの強さの持ち主がいなくて飽き飽きしていた。ようやくまともに戦えて吹っ切れた。
「お兄様、この調子なら決勝も余裕だと思うんです」
「いや、あのCブロックの仮面野郎共…なにか得体の知れないなにかを秘めている」
「たしかに…マーガレットさん達は自我を失ったような状態でしたからね」
今回の大会で一番危険なのはあいつらなのかもしれない。
こうしてようやく各ブロック戦も終わり決勝戦まで…きたのだが、決勝は明日行うために、せっかく温まってきた体を冷やさなければならない。
「あぁ~、明日が不安だ」
文句を垂れながらベットに飛び込む
「大丈夫ですよ。お兄ちゃんは強いだから」
アリスはこう言ってくれるが、本当に不安だ。明日はなにか、不吉なことと、妙なのに出会う気がする。
「そうえばお兄ちゃん。言ってたよね…なにかひとつ言うこと聞いてくれるって」
「…ふぇ?」
急にどうしたのだろうか。夜にベットの上にいる状態でそんなこと言われたら、お兄ちゃんでも少し考えちゃうじゃないか
「なっ、なんだ?。なんか食べたいのでもあるのか?」
【状態異常・パラライシ】
これは、昇級魔法の状態異常魔法。しかも麻痺って…え?なに、まさか優しい可愛い妹キャラが一気にヤンデレに?
「ん?、あれは。まさか、アリス…酔ってる?」
「…よっりぇましぇん!」
酔ってる酔ってる。どうしよう、俺は状態異常耐性なんて持ってないし、詠唱やスキルポイントを振り分けたくとも、舌と手が動かん。やばい、アリスさん服脱ぎ出した。興奮はしない、でも男として~、あぁ!寄ってきた!
「まって、アリスさん。やめて、妹とそうゆう関係は、あっ!ダメ!
アアアアアアアアア!」
:
危なかった…叫んだ時点で麻痺が弱まってて、昇級魔法だから効果時間も短かった。まさか、俺がまともに魔法を使うとは。【スリープフィールド】が役にたった。この魔法は周囲全ての生物を眠らせる魔法、最悪自分も寝るので、使ってこなかったが、結局アリスは裸…まるで、妹をはだけさせて一緒に寝かせた変態兄貴だ。
「…てか、なんで酒飲んだんだ…アリスは」
「…ちっ」
ん?今なんか聞こえたか?
俺たちの試合のように自分の意思で自ら場外に出た感じはない。相手がなにかしたのだろうか
:
何もない空間
「ホッホッホ、転生させたあの子も頑張ってるのぉ」
シンが死んですぐ出会った神様は微笑んでいた。昭和にありそうなテレビにシンが写っており、それをみて微笑む。
が、この日はそうもいかない。
「よぉ、元気にしてるか。爺さん」
空間に穴が空き、その中からシンが暮らしてた元の世界の服、ジーパンにパーカーにTシャツを着た少年が現れる。
「おぉ、これはブラフマー、いや、龍兎殿。ご無沙汰しております」
「あんた、連絡きてからかなり放置してたけど、転生した子はどうよ」
「元気にしております。今、武力大会とゆうのに、でております」
龍兎はくつろぎながら、神様の話を聞く。龍兎も神なのだが、本人は神ではなく、神の力と一体化して今の状態になっている。
(詳しくは『神様になっちゃった』で)
「んで、今回は仕事があってここにきた」
「まさか、掟を破った者がこの世界に」
「あぁ、最悪。俺は戦わなきゃいかんな」
「これはまた、厄介なことに…」
:
一試合目以降はかなり楽だった。1回目の相手があんな強さだと、他の奴らはこんなもんかと思えざるを得なかった。
正直、一試合目での戦いが、この世界での戦いの中で1番楽しかった。別に戦闘狂とゆうわけではない。この世界には娯楽が少ないので、運動するぐらいが一番楽しかったが、ここ最近決闘ばかりを挑まれ戦い、熱くなるのはいいのだが、いい感じの強さの持ち主がいなくて飽き飽きしていた。ようやくまともに戦えて吹っ切れた。
「お兄様、この調子なら決勝も余裕だと思うんです」
「いや、あのCブロックの仮面野郎共…なにか得体の知れないなにかを秘めている」
「たしかに…マーガレットさん達は自我を失ったような状態でしたからね」
今回の大会で一番危険なのはあいつらなのかもしれない。
こうしてようやく各ブロック戦も終わり決勝戦まで…きたのだが、決勝は明日行うために、せっかく温まってきた体を冷やさなければならない。
「あぁ~、明日が不安だ」
文句を垂れながらベットに飛び込む
「大丈夫ですよ。お兄ちゃんは強いだから」
アリスはこう言ってくれるが、本当に不安だ。明日はなにか、不吉なことと、妙なのに出会う気がする。
「そうえばお兄ちゃん。言ってたよね…なにかひとつ言うこと聞いてくれるって」
「…ふぇ?」
急にどうしたのだろうか。夜にベットの上にいる状態でそんなこと言われたら、お兄ちゃんでも少し考えちゃうじゃないか
「なっ、なんだ?。なんか食べたいのでもあるのか?」
【状態異常・パラライシ】
これは、昇級魔法の状態異常魔法。しかも麻痺って…え?なに、まさか優しい可愛い妹キャラが一気にヤンデレに?
「ん?、あれは。まさか、アリス…酔ってる?」
「…よっりぇましぇん!」
酔ってる酔ってる。どうしよう、俺は状態異常耐性なんて持ってないし、詠唱やスキルポイントを振り分けたくとも、舌と手が動かん。やばい、アリスさん服脱ぎ出した。興奮はしない、でも男として~、あぁ!寄ってきた!
「まって、アリスさん。やめて、妹とそうゆう関係は、あっ!ダメ!
アアアアアアアアア!」
:
危なかった…叫んだ時点で麻痺が弱まってて、昇級魔法だから効果時間も短かった。まさか、俺がまともに魔法を使うとは。【スリープフィールド】が役にたった。この魔法は周囲全ての生物を眠らせる魔法、最悪自分も寝るので、使ってこなかったが、結局アリスは裸…まるで、妹をはだけさせて一緒に寝かせた変態兄貴だ。
「…てか、なんで酒飲んだんだ…アリスは」
「…ちっ」
ん?今なんか聞こえたか?
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