52 / 62
魔街四天王
1145450721
しおりを挟む
「で、ヤサとバイヤは、ザクヤという男から、逃げてきた、と?」
名乗ってきたのか? ザクヤってやつは?
「ああ……♡」
おらっちの攻略によってメスの顔したヤサとバイヤに歓喜のおらっち、つまりタナカ・ダイ。ナイト・グランド・クロス=ナイトハルトとも言われたけどね。
「うひょひょ。ともかく、おらっちが、そいつをやっつけるからさ! ……なんにしてもね、おらっちのあの力、見たでしょ? すごいよねぇ。この力強い下半身と上半身。頭はきっと悪いままだが……そのザクヤってのには、勝てるよ! ね?」
「勝てると思う」
「でしょ?」
「ザクヤは、なんか、西洋風の派手なスーツ着ていた」
「派手って、何いろ?」
「青」
「おらっち、血でその青色を、赤色に変えれるよ」
「そこまでするのか」
「ああ。キミたちをひどいめ、あわせたんだろ? 違うのか?」
「確かに、そうだが。こっちも、ああいったものに頼らないと……」
「あっ、そうだ、キミらって……悪い子? だよな? ……その、ザクヤっていうの、好きなんだろ」
「好きっていうか……」
「……好意はあったんだろ?」
おらっち、偉そう。エロそうな顔で偉そうにしている。
「まあ……でも、いまはおまえのほうが……好き……♡」
「うひょひょうっひょひょ~い♡!」
「怒ってすまなかったな。まさか、おまえがこんな力を秘めているとは……特に下半身は……ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ♡!」
「うひょひょ! 感じちゃう? うひょひょ!」
「ああああああああああああああああああ♡! 感じるぅ~♡」
「うひょひょ! 強さに惹かれちゃうんだね うひょひょ!」
おらっち、ダンスの構えを、した。
パンパンパンパンッ! パンパンパンパンッ!
現在地は、超高層ビルの地下。
おらっちは、ダンス。すると、バイヤからも腰を振り出して、ダンス。
ダンス、ダンス、ダンス、アンド、ダンス。
どうやら、この超高層ビルの元々は編隊が得意分野の衛兵によると、この超高層ビルの地下には、ザクヤという男がいて、そのまえによった魔街の超スラム街のヒトのたまり場での情報では、ザクヤは、魔街四天王の真ん中あたりを半永久的に居続ける男なのだと、聞いた。というわけで、来たんだ、そのザクヤのいるビルにさ。
どうやって出会ったんだろう。ヤサとバイヤは、ザクヤに。
「ザクヤは、魔街を徘徊中、会ったよ。こっちは金もなく困っていて、店からモノ盗んだこっち側が、捕まっちゃってねぇ……で、ザクヤがそこに来てささらに、脅迫されたよ。逃げたね。まだ追ってるよ、きっと……でも、おまえがいるからもう安心。これからも守ってね……♡」
「うひょひょ、デレまくりやないか」
「あの、名前は……」
「ふひひでゅふふうっひょひょ。タナカ・ダイ。または、ナイト・グランド・クロス=ナイトハルト」
「タナカ・ダイ……ナイト・グランド・クロス・ナイトハルト……?」
「まあ、それで覚えてくれてれば、いいよ」
「そうだ。どうして、盗んだ? アタイたちを……」
「盗んだ? えぇ~と……えぇ~……」
「刀だよ」
「カタナ? ……ん~? え? ああ、そのこと知ってるの? バレちゃった?」
「……アタイ、あの刀なんだ。そして、莢のほうが、この、ヤサ。ニュースとか見て、アタイらの、名前、知ったんだろ? ああ、カメラで撮られたよ、助けてくれそうにないけど……あいつらにも、ヤバいおわれされてさぁ……」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ? それって、擬人化っていうか……なんか、擬態化……? 擬体か……? うーん、わからん! でもまあ、あの、刀がなんかなって、キミたちに、なった、と……」
「急激に盗まれて乱暴されるから、アタイたち、嫌になって、暴走、おまえを呪って、制禦もあまりできてないからなんか、アタイたちもこんな変なところにきた」
「そうだったんだ……。そりゃ……美しかったからさ。でも、あの最初出会ったあの時よりも、いまのキミたちのが、綺麗だ……」
「当然だろ……♡」
「まあ、そうだよね。おらっち、ヒト。おらっち、子孫繁栄を、人生の存在意義だって、いわれて育てられた。そういうの含めて、子孫繁栄は、ちゃんとヒトの形したものとしたい……その意味でもさ、ふひひでゅふふうひょひょ~はぁはぁはぁはぁあっ♡」
「そうだな~……おまえぐらいすごい力持ってて、ヒーローになれる男の遺伝子なら、欲しいよ♡」
「うひょひょひょひょひょひょ!」
「なぁ、ヤサもだろ? こいつの遺伝子植えつけられたいだろ? 気持ちよさそうだ。すごい強い子どもが産まれるぞ♡!」
「うん、タナカ様の子種なら、いつでも大歓迎です。イッパイ子供が欲しいよ♡」
「うひょひょひょひょひょひょひょ!」
「ひょ、が多い。アタイの時よりも。ヤサのが好きだな? この爆乳中毒者!」
「うひょひょひょひょひょひょ! チッパイちゃんでもキミぐらいのベッピンちゃんならイけますよ! うひょひょ!」
「……ならいいけど? ……♡」
「うひょひょおっ!」
「よし、ならザクヤをたおしにいこう」
「呼んだぁ? バイヤちゃん?」
「ザクヤだ」
「ああ? バイヤ、てめえ、なんかナマイキになってねえかぁ? そもそも、こんなとこ来て、殺されきたかぁ? ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ?」
「殺されるのはおまえだぞ、ザクヤ」
「おい、なんだ、その鎧着たデケえツラしたデブは、よ? ここはコスプレ広場じゃねえんだぞ!」
「おらっち、ナイト・グランド・クロス=ナイトハルト」
「それ、小説のキャラクターの名前じゃねえかよ! ……読んだんだ。なんか冗談抜きで傑作って話題だったからな……って……たしかに、おまえ、似てるぞ、ナイト・グランド・クロス=ナイトハルトそっくりだ! 作者の描いたイラストのまんまって感じだ! ……もしかすると、元ネタか……? ……あ? 実は、こんなところに元ネタ、と? ……でもな、この、ザクヤさんに喧嘩売っちゃあね、もうタダじゃすまないよ、かえさせねえよ? お?」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「なにぃっ?」
おらっち、気合を入れた。すると、毛が伸びた。なんか感覚でわかった。カブトを取った。毛が、おりた。おらっち、ロン毛だ。
「もしかして、さらなる、覺醒? ……新形態? ……うひょひょ! まあ元々空飛べるけど」
「その毛の長さ! 小説後半からのナイト・グランド・クロス=ナイトハルトと同じじゃねえか!」
「これ……イけそうな気がする……こうやってさ……」
おらっち、ヤサ、バイヤ、ザクヤは、廊下にいる。その廊下の左右にある、檻。おらっちは、ものすごく、理屈をこえたような力を自覚、両腕を、檻に向けた……腕が前ならえ的な伸ばしになる頃には、左右の檻を捻じ曲げつくした。ものすごい力。
「何だその力! ……あ? ……なあ!」
「……これがおらっちさ」
「このザクヤさんにまるで動じずにいてナマイキなだけあって、力は、モノホンのようだぁ……」
「ほら、さっ」
おらっち、ドヤ顔。クソワロス。
「チクショウめ。飛びやがった。あの鎧までも浮かせて……こっちの脳内ぶっ飛んじまいそうだ……!」
「おっぱい」
「あ?」
「おっぱい、プルルルルルルッ!」
おらっち、機嫌いいと、大好物である、母乳を想像して、より、ハイに。
「何言ってんだこいつ……おまえもおまえで別の意味で脳内ぶっ飛んじまってるよ!」
「このビル、全部破壊、できるかな。かもな」
「やめろ。ここには、バンガロー御大将、ユウジイ渠魁っつう、この、ザクヤさんでもこせない、大先輩方、そして、爆乳魔街四天王のお姉ちんたちだいるんだからな……たしかに、バンガロー御大将も、ユウジイ渠魁も、おまえには勝てねえだろう、そんな力があっちゃだなあ! ……だがな、爆乳魔街四天王のお姉ちんたち、こればかりは、おまえも、勝てっこねえよ」
「なにぃ?」
「ああ、かてんかてん、あれさ、人生の意味だから」
「人生の、意味? ……子孫繁栄!」
「そうだそのとおりだ。おまえは、あの爆乳魔街四天王のお姉ちんをみて、爆乳魔街四天王最弱のマンゴちゃんとでも子孫繁栄したくなるだろうさ!」
「なるほど……それほど、優秀な母体であると……」
「そうだ、超優秀な母体だ。なにせ、彼女ら魔街爆乳四天王は、ジムで毎日筋トレ、それでさ、すっげえクビレとかしてやがんの、うひょひょオッ!」
「うひょひょ。そうなのか。うああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「ほらな。めちゃくちゃよろこんでやがんの」
「何だ、ザクヤ、おまえ、偉そうだな、たおすぞ」
「やめろよ……」
「やめてください。だろ?」
「やめてください」
「ならば、イかせてもらおうか、その、魔街爆乳四天王の、もとへ」
「ああ。イけよ……。言っておくが、あるナンバーを、知ってないと、会うのは無理だぞ」
「何?」
「ちょっとまえな、地下からじゃなくて、普通に正面から、この魔街四天王ビルに来た男がいてな。結局、そっちでもそれだ。そこでは、ユウジイ渠魁が、魔街爆乳四天王のお姉ちんたちとあわせないようにしている。ようは、ユウジイ渠魁に勝たないと、駄目なんだ。でもだ、下から攻めるおまえさんは、このザクヤさんに勝ったんだ会えるようにしてやる。1145450721、だ」
「1145450721?」
「ああ。これを、奥にある、エレヴェーターのボタンのとこ、打ち込んでみな。いけるんだよ、最上部に。結構上がるの速いぜ」
「1145450721……」
「ああ、それだ、あたってるよ」
「ちなみに、正面から、いってるのと、このようにしたからいくのでは、どっちが、楽か?」
「そうだな。まあ……どっちもだ。ユウジイ渠魁はこのザクヤさんよりもつええ。このザクヤさんは身長が六点五尺あるわけだが、ユウジイ渠魁は身長が七尺近くあるんだぜえバンガロー御大将はそれよりも高え」
「六点五尺とか七尺とか急にいわれてもピンとこないんだけど、まあ、わかった、あんた見て」
おらっちは、エレヴェーターに向かう。
1145450721……よし、覚えたぞ……! ……うひょひょ!
名乗ってきたのか? ザクヤってやつは?
「ああ……♡」
おらっちの攻略によってメスの顔したヤサとバイヤに歓喜のおらっち、つまりタナカ・ダイ。ナイト・グランド・クロス=ナイトハルトとも言われたけどね。
「うひょひょ。ともかく、おらっちが、そいつをやっつけるからさ! ……なんにしてもね、おらっちのあの力、見たでしょ? すごいよねぇ。この力強い下半身と上半身。頭はきっと悪いままだが……そのザクヤってのには、勝てるよ! ね?」
「勝てると思う」
「でしょ?」
「ザクヤは、なんか、西洋風の派手なスーツ着ていた」
「派手って、何いろ?」
「青」
「おらっち、血でその青色を、赤色に変えれるよ」
「そこまでするのか」
「ああ。キミたちをひどいめ、あわせたんだろ? 違うのか?」
「確かに、そうだが。こっちも、ああいったものに頼らないと……」
「あっ、そうだ、キミらって……悪い子? だよな? ……その、ザクヤっていうの、好きなんだろ」
「好きっていうか……」
「……好意はあったんだろ?」
おらっち、偉そう。エロそうな顔で偉そうにしている。
「まあ……でも、いまはおまえのほうが……好き……♡」
「うひょひょうっひょひょ~い♡!」
「怒ってすまなかったな。まさか、おまえがこんな力を秘めているとは……特に下半身は……ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ♡!」
「うひょひょ! 感じちゃう? うひょひょ!」
「ああああああああああああああああああ♡! 感じるぅ~♡」
「うひょひょ! 強さに惹かれちゃうんだね うひょひょ!」
おらっち、ダンスの構えを、した。
パンパンパンパンッ! パンパンパンパンッ!
現在地は、超高層ビルの地下。
おらっちは、ダンス。すると、バイヤからも腰を振り出して、ダンス。
ダンス、ダンス、ダンス、アンド、ダンス。
どうやら、この超高層ビルの元々は編隊が得意分野の衛兵によると、この超高層ビルの地下には、ザクヤという男がいて、そのまえによった魔街の超スラム街のヒトのたまり場での情報では、ザクヤは、魔街四天王の真ん中あたりを半永久的に居続ける男なのだと、聞いた。というわけで、来たんだ、そのザクヤのいるビルにさ。
どうやって出会ったんだろう。ヤサとバイヤは、ザクヤに。
「ザクヤは、魔街を徘徊中、会ったよ。こっちは金もなく困っていて、店からモノ盗んだこっち側が、捕まっちゃってねぇ……で、ザクヤがそこに来てささらに、脅迫されたよ。逃げたね。まだ追ってるよ、きっと……でも、おまえがいるからもう安心。これからも守ってね……♡」
「うひょひょ、デレまくりやないか」
「あの、名前は……」
「ふひひでゅふふうっひょひょ。タナカ・ダイ。または、ナイト・グランド・クロス=ナイトハルト」
「タナカ・ダイ……ナイト・グランド・クロス・ナイトハルト……?」
「まあ、それで覚えてくれてれば、いいよ」
「そうだ。どうして、盗んだ? アタイたちを……」
「盗んだ? えぇ~と……えぇ~……」
「刀だよ」
「カタナ? ……ん~? え? ああ、そのこと知ってるの? バレちゃった?」
「……アタイ、あの刀なんだ。そして、莢のほうが、この、ヤサ。ニュースとか見て、アタイらの、名前、知ったんだろ? ああ、カメラで撮られたよ、助けてくれそうにないけど……あいつらにも、ヤバいおわれされてさぁ……」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ? それって、擬人化っていうか……なんか、擬態化……? 擬体か……? うーん、わからん! でもまあ、あの、刀がなんかなって、キミたちに、なった、と……」
「急激に盗まれて乱暴されるから、アタイたち、嫌になって、暴走、おまえを呪って、制禦もあまりできてないからなんか、アタイたちもこんな変なところにきた」
「そうだったんだ……。そりゃ……美しかったからさ。でも、あの最初出会ったあの時よりも、いまのキミたちのが、綺麗だ……」
「当然だろ……♡」
「まあ、そうだよね。おらっち、ヒト。おらっち、子孫繁栄を、人生の存在意義だって、いわれて育てられた。そういうの含めて、子孫繁栄は、ちゃんとヒトの形したものとしたい……その意味でもさ、ふひひでゅふふうひょひょ~はぁはぁはぁはぁあっ♡」
「そうだな~……おまえぐらいすごい力持ってて、ヒーローになれる男の遺伝子なら、欲しいよ♡」
「うひょひょひょひょひょひょ!」
「なぁ、ヤサもだろ? こいつの遺伝子植えつけられたいだろ? 気持ちよさそうだ。すごい強い子どもが産まれるぞ♡!」
「うん、タナカ様の子種なら、いつでも大歓迎です。イッパイ子供が欲しいよ♡」
「うひょひょひょひょひょひょひょ!」
「ひょ、が多い。アタイの時よりも。ヤサのが好きだな? この爆乳中毒者!」
「うひょひょひょひょひょひょ! チッパイちゃんでもキミぐらいのベッピンちゃんならイけますよ! うひょひょ!」
「……ならいいけど? ……♡」
「うひょひょおっ!」
「よし、ならザクヤをたおしにいこう」
「呼んだぁ? バイヤちゃん?」
「ザクヤだ」
「ああ? バイヤ、てめえ、なんかナマイキになってねえかぁ? そもそも、こんなとこ来て、殺されきたかぁ? ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ?」
「殺されるのはおまえだぞ、ザクヤ」
「おい、なんだ、その鎧着たデケえツラしたデブは、よ? ここはコスプレ広場じゃねえんだぞ!」
「おらっち、ナイト・グランド・クロス=ナイトハルト」
「それ、小説のキャラクターの名前じゃねえかよ! ……読んだんだ。なんか冗談抜きで傑作って話題だったからな……って……たしかに、おまえ、似てるぞ、ナイト・グランド・クロス=ナイトハルトそっくりだ! 作者の描いたイラストのまんまって感じだ! ……もしかすると、元ネタか……? ……あ? 実は、こんなところに元ネタ、と? ……でもな、この、ザクヤさんに喧嘩売っちゃあね、もうタダじゃすまないよ、かえさせねえよ? お?」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「なにぃっ?」
おらっち、気合を入れた。すると、毛が伸びた。なんか感覚でわかった。カブトを取った。毛が、おりた。おらっち、ロン毛だ。
「もしかして、さらなる、覺醒? ……新形態? ……うひょひょ! まあ元々空飛べるけど」
「その毛の長さ! 小説後半からのナイト・グランド・クロス=ナイトハルトと同じじゃねえか!」
「これ……イけそうな気がする……こうやってさ……」
おらっち、ヤサ、バイヤ、ザクヤは、廊下にいる。その廊下の左右にある、檻。おらっちは、ものすごく、理屈をこえたような力を自覚、両腕を、檻に向けた……腕が前ならえ的な伸ばしになる頃には、左右の檻を捻じ曲げつくした。ものすごい力。
「何だその力! ……あ? ……なあ!」
「……これがおらっちさ」
「このザクヤさんにまるで動じずにいてナマイキなだけあって、力は、モノホンのようだぁ……」
「ほら、さっ」
おらっち、ドヤ顔。クソワロス。
「チクショウめ。飛びやがった。あの鎧までも浮かせて……こっちの脳内ぶっ飛んじまいそうだ……!」
「おっぱい」
「あ?」
「おっぱい、プルルルルルルッ!」
おらっち、機嫌いいと、大好物である、母乳を想像して、より、ハイに。
「何言ってんだこいつ……おまえもおまえで別の意味で脳内ぶっ飛んじまってるよ!」
「このビル、全部破壊、できるかな。かもな」
「やめろ。ここには、バンガロー御大将、ユウジイ渠魁っつう、この、ザクヤさんでもこせない、大先輩方、そして、爆乳魔街四天王のお姉ちんたちだいるんだからな……たしかに、バンガロー御大将も、ユウジイ渠魁も、おまえには勝てねえだろう、そんな力があっちゃだなあ! ……だがな、爆乳魔街四天王のお姉ちんたち、こればかりは、おまえも、勝てっこねえよ」
「なにぃ?」
「ああ、かてんかてん、あれさ、人生の意味だから」
「人生の、意味? ……子孫繁栄!」
「そうだそのとおりだ。おまえは、あの爆乳魔街四天王のお姉ちんをみて、爆乳魔街四天王最弱のマンゴちゃんとでも子孫繁栄したくなるだろうさ!」
「なるほど……それほど、優秀な母体であると……」
「そうだ、超優秀な母体だ。なにせ、彼女ら魔街爆乳四天王は、ジムで毎日筋トレ、それでさ、すっげえクビレとかしてやがんの、うひょひょオッ!」
「うひょひょ。そうなのか。うああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「ほらな。めちゃくちゃよろこんでやがんの」
「何だ、ザクヤ、おまえ、偉そうだな、たおすぞ」
「やめろよ……」
「やめてください。だろ?」
「やめてください」
「ならば、イかせてもらおうか、その、魔街爆乳四天王の、もとへ」
「ああ。イけよ……。言っておくが、あるナンバーを、知ってないと、会うのは無理だぞ」
「何?」
「ちょっとまえな、地下からじゃなくて、普通に正面から、この魔街四天王ビルに来た男がいてな。結局、そっちでもそれだ。そこでは、ユウジイ渠魁が、魔街爆乳四天王のお姉ちんたちとあわせないようにしている。ようは、ユウジイ渠魁に勝たないと、駄目なんだ。でもだ、下から攻めるおまえさんは、このザクヤさんに勝ったんだ会えるようにしてやる。1145450721、だ」
「1145450721?」
「ああ。これを、奥にある、エレヴェーターのボタンのとこ、打ち込んでみな。いけるんだよ、最上部に。結構上がるの速いぜ」
「1145450721……」
「ああ、それだ、あたってるよ」
「ちなみに、正面から、いってるのと、このようにしたからいくのでは、どっちが、楽か?」
「そうだな。まあ……どっちもだ。ユウジイ渠魁はこのザクヤさんよりもつええ。このザクヤさんは身長が六点五尺あるわけだが、ユウジイ渠魁は身長が七尺近くあるんだぜえバンガロー御大将はそれよりも高え」
「六点五尺とか七尺とか急にいわれてもピンとこないんだけど、まあ、わかった、あんた見て」
おらっちは、エレヴェーターに向かう。
1145450721……よし、覚えたぞ……! ……うひょひょ!
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

できれば穏便に修道院生活へ移行したいのです
新条 カイ
恋愛
ここは魔法…魔術がある世界。魔力持ちが優位な世界。そんな世界に日本から転生した私だったけれど…魔力持ちではなかった。
それでも、貴族の次女として生まれたから、なんとかなると思っていたのに…逆に、悲惨な将来になる可能性があるですって!?貴族の妾!?嫌よそんなもの。それなら、女の幸せより、悠々自適…かはわからないけれど、修道院での生活がいいに決まってる、はず?
将来の夢は修道院での生活!と、息巻いていたのに、あれ。なんで婚約を申し込まれてるの!?え、第二王子様の護衛騎士様!?接点どこ!?
婚約から逃れたい元日本人、現貴族のお嬢様の、逃れられない恋模様をお送りします。
■■両翼の守り人のヒロイン側の話です。乳母兄弟のあいつが暴走してとんでもない方向にいくので、ストッパーとしてヒロイン側をちょいちょい設定やら会話文書いてたら、なんかこれもUPできそう。と…いう事で、UPしました。よろしくお願いします。(ストッパーになれればいいなぁ…)
■■
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました

冷徹義兄の密やかな熱愛
橋本彩里(Ayari)
恋愛
十六歳の時に母が再婚しフローラは侯爵家の一員となったが、ある日、義兄のクリフォードと彼の親友の話を偶然聞いてしまう。
普段から冷徹な義兄に「いい加減我慢の限界だ」と視界に入れるのも疲れるほど嫌われていると知り、これ以上嫌われたくないと家を出ることを決意するのだが、それを知ったクリフォードの態度が急変し……。
※王道ヒーローではありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる