廃人だけどモテモテ勇者なオレ参上プラスアルファ

ザノ・夕ナ

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魔街に現れた男、田中大

ヤサとバイヤ?

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「うひょひょうひょひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! おっぱいはかっちゃうよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉっ? うひょひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
 〝食欲の秋〟、などといわれるが、おらっちは、春夏秋冬食欲旺盛! ヨダレ出てきたお。
「タナカ・ダイさん、おおよろこびですね。いつもそういうヒトなんですか?」
「いいえ、おらっち、ダイスキでたまらない、女性にしか、こういう態度、とれませんでそうろう!」
「へぇ、そうだったんですね。ステキ。わたしなんかに、おおよろこびだなんて♡」
「うひょひょ! あたりまえでごわすよ! ……でぇ……えぇっと……どうやってはかるの? メジャーかな?」
「……いまそういったものはなさそうね」
「あっそうだ! おらっち、頭身、丁度五頭身で。だから、おらっちの顔を定規に使っていいかな!」
「わたしは、全然いいんですが……それで、上手くはかれるかなぁ~……?」
「おらっち頑張る!」
「じゃあ、そういうことで……♡」
「うひょひょ、おらっち、すごくヨダレ排出されちゃってます♡」
 おらっち、オッパイに顔当たる寸前まで近付いた。寸止め。
「あぁっ、寸止め♡」
「うひょひょ、寸止めだおっ♡? じゅるるるっ!」
 おらっち、あふれでる、ヨダレを吸った。
「すごいニヤけた顔……♡」
「うひょひょ! ……ぶううううううううううううううううぅっ!」
「オナラ? すごいにおう……」と、ネテリア・ニュートンはいった。
 そう、おらっち、放屁。
「ごめんね、おらっち、屁がよく出て」
「いえいえ、タナカ・ダイさんのような殿方の屁なら……」
「うひょひょっ! ぶうううぅっ!」
「またオナラ……」
「おらっち、五頭身なんだけども、顔が31.56センチってこと、定規から。見てわかったんだけど。キミら、八頭身以上ありそうだよね? それにしても、また屁が出そう、ぶぅぅぅぅぅ」
 ああ、正確に測るのにいい定規なくて、外国の、買ったな……。外国の安いの。
「すごいオナラの回数……」
「ぷぅーーーーーーーーー」
「また……」
 おらっちばかり何回もオナラしている件。
「キミたちは、ガマンしてるのかい? ……鳴らしてないけど。おらっちは、学校通ってるときね、いつもガマンの連続でね、学校だけじゃないけど、結局、運よく音鳴らないで出た屁も臭いからね、引かれたよ」
「いいえ、ガマンはしていませんよ、貴方。それにしても、貴方の屁で引くだなんて……変なの……」
「へぇ~。キミたちのおならのニオイも嗅ぎたいでごわす」
「かっこいい人……♡」
「うひょひょ! ネテリア・ニュートンさんという大作家さんまで大絶賛されるとは、おらっち、大興奮♡」
「この前、リズ・サンドラ・マレー女王に勲章もらったんだよねー。外国からもらえるなんてすごいよねー。しかもまだ若いのに」
「なるほど、スポンちゃんのような、体育会系でも知っているんだね、そいうことを。そのぐらい、すごいってことなのかな?」
「話題それて申し訳ないのですけど。……あの、実際に揉めば、どちらが大きいかわかると思うますよ? ……でも、そういう比較はしたことないので、わかるかは不明確ですけど……」
「ナイスな提案だね、エレキャちゃん。うひょひょ、でも、なんか、なんにしてもおらっちの手を洗ってからにしたほうがいい、おうち入ろう。おうちっていうか城だね」
 おらっち、ネテリア・ニュートンちゃんちに、訪問。ダイダイ色の家。そのダイダイ色はネテリア・ニュートンちゃんの髪の色にも似ていた。ちなみにエレーネ・トンプスンちゃんはパツキン。なんていうのか、とりあえず、なんかパツキンといいたくなる、金髪。長めのパツキン。ヤンキーには見えません、金髪ですが。
「くつろいでね、ナイト・グランド・クロス=ナイトハルト様?」
「うひょひょ、おらっちはあくまでも、その役者だぞ~?」
「でも、そういいはっても、恥じないお方ですよ♡」
「うひょひょ。あの、テレヴィなんか、見てみたいかもな。この辺、どんなのやってるのかなってさ……記念に……も……さ……」
「どうぞ。点けていいわよ」
「じゃあ、点けます」
 テレヴィのスウィッチオンしたおらっち。
 テレヴィ画面に映る文字、〝魔街から逃げ出した少女〟……あっ、このふたりは、おらっちの知ってる、ふたりだ……。
「あのピンク髪のほう、すごいわね、おっぱい」
「なるほど、プロフェッサー・レェィトゥンシィという学者様が認めるデカさ、と……そして、おらっち、あのふたりと、会ったことありますよ」
「魔街時代での女?」
「いいや、おらっち、あの子たちにフられちまいました」
「えええええぇっ? ナイト・グランド・クロス=ナイトハルト様をフるって……まあ魔街出身の子でしょ、だから、それもありえるのかも」
「もしかして……追われてるのかな……」
「どうやら、ニュースの内容からして、彼女たちは、魔街で生き残るために、ヤバいやつらとかかわった、んだと」
「プロフェッサー・レェィトゥンシィでもその程度しか知らないってこと?」
「まあ、興味ない範囲だから、そこまでしか」
「おらっち、空飛んで、彼女たちを、救出してくるよ」
「空? ……ナイト・グランド・クロス=ナイトハルトネタのこと……?」
「いいや、おらっち、ほんとに空飛べます」
「えええええぇっ? ガチで、リアルナイト・グランド・クロス=ナイトハルトだ……♡」
「うひょひょ、それでは」
 テレヴィ画面。〝ヤサとバイヤ〟……ふたりの名前か……これは……?
「ヤサとバイヤっていうんだってね」
「ふひひ……どっちがヤサでどっちがバイヤなんだろう」
「字幕の位置的に、爆乳のほうがヤサ、かな。エレーネ・トンプスンちゃん、エレキャちゃん、そして、ヤサでオッパイ比べしないとねぇ~」
「でゅふふ、そっちのほうなら、まだ、冷たくされすぎてはない。じゅるるっ! 待ってろよ、ヤサぁ……♡」
 おらっち、延々と出続けるヨダレ、吸う。
「あの、これを……♡」
「うひょひょ、ケーキかな? マビ・スチーヴンスンちゃんの髪型みたいにふんわりしてる、美味しそぉ~♡」
 ちなみにマビ・スチーヴンスンちゃんの髪型みたいなふんわりとは、クルクルしているというのとは違う。かわいい毛だお。
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