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オナニ様陣営

乳吸い体験

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「今日は牧場にいきましょう」
「牧場?」
「OK牧場というところですよ」
「OK牧場!」
「え?」
「ガッツ岩松の名言だよ!」
「それは」
「いや、スポーツ詳しいつもりないから」
 スポーツ選手の、ガッツ岩松の名言、OK牧場の意味まではわからなかったヲレ氏。わからないまま異世界転移。
「スポーツ興味ないのですか? あんなにダンスうまいのに♡」
「今日もダンスお願いしますよ! ア、ナ、タ♡」
「今日は昨日よりも早く腰振りをお願いしますねっ♡」
「もちろんすぐ抜けてもらってもいいんですが、すぐ抜けるのはなしの方向で……抜けてもダンスし続けて♡」
「今夜は貴方様を絶対離さないぞ~♡」
「うん、それはいいんだけど」
「ダンスはテクニックよりも誰がするかだと感じちゃいます♡」
「そのとおり。好きでもない人にスゴワザ決められても、で? って感じ。まだアナタにしか決められたことはないけどね~♡」
「うひょひょ、そのなんか冷たい感じのフレンチェもステキ♡」
「アナタには冷たくはしませんよ♡」
「キミたちならヲレ氏はナマイキなところにも愛せます♡」
「アナタったら♡」
 フレンチェはやさしく妖艶な笑顔でヲレ氏の顔に顔を近づけた。
「OK牧場では貴重なミルクが飲めますよ。私が来るから出してくれるって」
「ミルクか。いいね。今すぐでも飲みたい」
 ヲレ氏はすぐそばにあったミルクを飲んだ。がぶ飲み。
「美味しい?」
「すごいいいよ♡」
 車に乗って。駄弁った。
 数時間後。牧場に到着。
「この牧場に来るのは初めてです」
「そりゃフレンチェは外国人だからね。ヲレ氏もだけど」
「アナタとはわけが違いますよ♡」
「はははは♡」
「でもこの牧場は私がまえいた国でも有名で、外国人でも来ていておかしくはありません」
「あーなるほど。あー美味しそうな匂いがする」
「肉壷の匂いですよ」
「肉壷!」
「え?」
「肉壷とは?」
「肉壷という飲食店がお肉を焼いているんです」
「あーなるほど。でも先にミルクを飲みたいな」
「どうぞ、こちらです」
 ミルク登場。即座にヲレ氏がぶ飲み。
「うまあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ! ああ。こういう大自然で壮大なところで飲むミルクは格別だぁ♡」
「どうぞ、もっと吸ってください♡」
「アナタ、私のもっている分も吸って♡」
 フレンチェは、ふた袋分のミルクをかかえてヲレ氏に懇願する。照れながら袋を上下左右に揺らして懇願するフレンチェを見てヲレ氏大感動。
「あっ、ああ♡」
「そろそろ肉壷にいきましょうか?」
「うんっ! イくっ! ♡」
 肉壷に入るヲレ氏。
「いらっしゃい! 四名様?」
「はい」
「すごいねぇ、兄ちゃん! こんなに女の子に囲まれて。さすがイケメンだな! 上品な女の子にモテる男は超イケメンだぁ!」
「どうも。店員さんも背が高くてかっこいいですね。そういえば、ウァレンティヌス卿も壱百七拾五センチメートル以上はあったな」
「アナタ、なにをいっているの? 男性の背はアナタぐらいのが一番モテるんですよ」
「そうだよ兄ちゃん、お世辞だとしてもきついよそれだと」
「問題、サトウ・ヒロシの背は何センチかわかるかな」
 全知全能ぶって問いかけるヲレ氏。
「機関のデータによると、貴方様と同じ程度だと聞いています。でも、外観がそっくりというわけではないので、別の美があり、どちらも欲しくなってしまうのが人の性です」
「ありがとう。さぁて、ミルク吸いながら、ミルクイも出させてもらおうか」
「はい、アナタ♡」
「私のも吸って♡」
「そんなたくさんもってこられても……♡」
 ヲレ氏、とりあえず同時に吸う。ストローで。
「あぁんっ! こんなの初めて!」
「学校では習わなかったのかな? 保健体育とかでさ? あはは、習わないよね。それにしてもすごいミルクだぁ♡」
「こんなこと、アナタしか教えてくれません! ほかの方が見ると嫉妬しますよ?」
「ぶぅ~ぢゅぢゅ~♡」
 ヲレ氏は、わざと音を立てて吸いついてる。
「すご~い♡」
「じゃあ、ミルクイあげるよ、ヲレ氏の分だけど」
「アナタ! ありがとうございます! あ~ん♡」
「あー! ズルいー! 私にもちょうだ~い♡」
「プリマ、おちついて♡」
「貴方様♡」
「あとでたくさんモグモグしていいから」
「やった! ♡」
 ギシギシギシギシ、パンパンパンパン! と、ヲレ氏がダンスしすぎて部屋で鳴り響いている。
 ヲレ氏、フレンチェ、プリマ、オナニ様は個室でメシをむさぼっている。オナニ様はまだ食べだしてはいないが。
 ヲレ氏、続けてダンス、ダンス、ダンス。腰振りを繰り返した。
「じゃあさぁ、ヲレ氏の分のケフィアヨーグルトを食べてもらおうかな~」
「食べたい食べたい!」
「アナタ私も~♡」
「じゃあ同時に振る舞おうかな。できるかなぁ~?」
 ヲレ氏、体を振って、プリマ、フレンチェの顔にめがけて、ケフィアヨーグルトをふるまう。
「貴方様、ほんの、ちょっとしか口に入らなかったわ♡」
「私も♡」
 プリマとフレンチェの顔に大部分がかかったヲレ氏分のケフィアヨーグルト。
「でも嬉しい~♡」
「私も~♡」
「あはははは♡」
 ヲレ氏はプリマとフレンチェの前に立った。
「……アナタ?」
「大好きだぞ♡」
 ヲレ氏はオナニ様にはすでに愛を十分伝えているから、ふたりを本気で抱き寄せ愛をこの場でもしっかり伝えようとした。
「私も♡」
「愛してますアナタ♡」
 ヲレ氏はその日、夜までメシをむさぼり続けた。肉壷はうまい。ヲレ氏はダンスをしながらメシも食う。プリマが教えてくれた名物ミルクも吸う。がぶ飲み。
 ヲレ氏の持っているミルクイも人気だから、みんな欲しがる、よって渡した。みんなでいろいろと味わわせあった。
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