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邂逅から始まった愛・恋・仕事
夜、男女間の交わり
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「ガマンしすぎて汁が出た」
オレは、今、帽子とにらめっこしている。大変変態な笑顔。
オレは、にらめっこで負けそうだ、だって、帽子、しゃぶりつきたいから。
いまは夜だから、帽子がはっきり見えないから、また明るいところでじっくり見てやるよ、虫眼鏡も使ってさ。ちなみにメガネしている女はいまのところこっちの世界であっていない。
「汁って、汗のこと?」と、リンちゃんは言った。
「うん、このまま汗だくサックスもやりたいね。そういえば、汁と汗って漢字似てるね!」
「汗だくサックス?」
「汗だくになってサックスやるの。意味そのまんま」
誰の帽子とにらめっこしてるのかというと、ムロイの連れていた女のひとり。胸がデカいほう。ふたりともデカいがな。その胸がデカいほうは、クレイヴ・ソリッシュ。
「俺はこのふたりを彼女だとはいったが、性的な関係はもっていないよ」
「それはよかった」と、オレはイった。
オレは、帽子とにらめっこする前、急に相手の胸元にある帽子をつかまえた。外に出した。
オレは、この世界では最強なんだと思う、実際さまざまな証拠があってそういっている、問題ない。でも、この相手は、オレより、もっと実は強い存在かもしれない、と、今更だが、気づいた。
つまり、帽子を外に出すのは、問題行為だったのではないのかと思うんだ。
でも、オレは、ムロイより強いんだ。だから、大丈夫だろう。
「ほら見ろよオレのサックス」
オレは出した。
オレはいまドキドキしている。鼓動が早くなった感じだ。こっち来てから口の中が何度もジワァ~ってきて、感動。あの感覚は、まえいた世界でも、あった、ネットで女子高生のいい帽子の画像見たりしたときとかでも。でも不快感はそこにはない。オレはこっちの世界に来てから一度も不思議と不快を感じていないのだ。
オレは思い出した、『移民の唄』を。
オレは確かに移民だ。
「小さいサックスだな」
ムロイはオレのよりも壱拾センチメートル以上長いサックスをボロンと出した。
確かにオレのサックスはサンプルの小さくしたサックスのように小さい。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああ!」
女子高生たちはムロイが出すサックスを手で見ない状態にして叫んだ。
こっちでは大きいサックスはウケが悪いのだ。そもそも、オレが元いた世界で大きいサックスのがもてはやされるのかは不明だが、サックスを大きくデキるツールの広告はやたらとよく見かけるし、そういう意味では、洗脳的に大きいサックスがモテるかもだ。
「ほら、誰かオレのサックス吹いてよ」
オレはとりあえず前にいるクレイヴ・ソリッシュの口にサックスの先端を接触させた。
ちなみに、クレイヴ・ソリッシュは、ムロイがただそう呼んでいるだけであり、本名は不明。ホントにそれが本名かもしれないが。
カラドボルグも、ムロイがただそう呼んでいるだけであり、本名は不明。ホントにそれが本名かもしれないが。
オレはノリノリだ。こっち来てからとりあえずノリノリな感じはいつもあった。
オレがまえいた世界では、見えない何かにいつも追われていた、おっかけされていたこともあるが、オレを嫌がらすためのものだ。そして、気を抜いても自殺が待っている的なものもあって、嫌だった。でもこっちにはないよ、もう、自由だ。やった!
ヘッドバンキングしているオレ。
今オレの脳内でながれている音楽は、『移民の唄』。レッド・ゼップリンの楽曲だ。
元いた世界でスターなんてムリムリ。ステージ上がっても頭おかしいやつだとされるとオレは思うんだ。肩書上お笑い芸人でも通らないだろう。でもこっちでは、そんなことはない。かっこいいよ、オレ、スターだ。
ムロイはレッド・ゼップリンのメンバーにいてもおかしくないぐらいにかっこいい。でもこっちでは絶対にオレのほうがかっこいい存在で、イケメン。
オレはレッド・ゼップリン気分でヘッドバンキング。いや、オレはレッド・ゼップリン以上の存在なんだ!
「俺の女になんてことしやがる……すげえやつだ……」
「デンデデデレ、デンデデデレ」
オレは『移民の唄』のメロディーを熱唱、ヘッドバンキング。
「きゃあああああああああああああああああああああああああああ!」
オレ、やっぱりかっこいいと思われている。きっと天才作曲家とも思われている。
そうだ、これから、元いた世界のアートをパクってこっちでスターになろう。もうスターだけどな。
そしてオレ、調子にのって、ムロイの女二人の帽子を寄せ集めてから同時に吸った。
すげえ、オレ、スーパーマンだ。
オレは思い立った。
「おいアワビ見せろよオマエ」
オレはムロイの女二人のアワビを出した。
「きゃあああああああああああああああああああああああああああ!」と、女子高生たちは歓喜。
オレはスター。モテ男。そうだ、だから、こうやって、アワビっていう高級で貴重な品を見せろといってもかっこつくし、色男。
オレは、浮気しても、かっこいい男、大胆ですごいってされるんだ。
「ほらアワビもってた。ヤイバとサヤも同じだった」
オレはオレのサックスをアワビに突っ込んだ。
数秒後。
ケフィアヨーグルトをアワビにぶちまけた。
ああ、いい気持ちだ。
もうオレは決めた。こっちではなんでも好きにやっていくと。
「……たしかに、俺は、佐藤に逆らったら、牢獄にでも入れられるんだろう」
「だからオレには逆らわないと?」
「ああ。まあな」
「なんかゴメンなぁ。ハハハハハハハハハハ」
「いや、いいんだ。俺は……ホモなんだ」
「え?」
「だから、おまえに、よろこんでもらえて嬉しいよ。確かに彼女だとはいったが、それが、いわゆる恋愛関係だとは限らないだろ?」
「ムロイ……いいやつだ、おまえって。ぜひオレの家来になってくれよ」
「ああ、いいぞ。俺の彼女は、俺の心の支えであって、家政婦だ。でも俺はホモ、彼女たちが他の男と結ばれようが、平気だ」
「ムロイ、廃人になったって噂、ホントなんだろ?」
「ああ。ずっとニートだった。ヤバいよ、マジメに」
オレは、今、帽子とにらめっこしている。大変変態な笑顔。
オレは、にらめっこで負けそうだ、だって、帽子、しゃぶりつきたいから。
いまは夜だから、帽子がはっきり見えないから、また明るいところでじっくり見てやるよ、虫眼鏡も使ってさ。ちなみにメガネしている女はいまのところこっちの世界であっていない。
「汁って、汗のこと?」と、リンちゃんは言った。
「うん、このまま汗だくサックスもやりたいね。そういえば、汁と汗って漢字似てるね!」
「汗だくサックス?」
「汗だくになってサックスやるの。意味そのまんま」
誰の帽子とにらめっこしてるのかというと、ムロイの連れていた女のひとり。胸がデカいほう。ふたりともデカいがな。その胸がデカいほうは、クレイヴ・ソリッシュ。
「俺はこのふたりを彼女だとはいったが、性的な関係はもっていないよ」
「それはよかった」と、オレはイった。
オレは、帽子とにらめっこする前、急に相手の胸元にある帽子をつかまえた。外に出した。
オレは、この世界では最強なんだと思う、実際さまざまな証拠があってそういっている、問題ない。でも、この相手は、オレより、もっと実は強い存在かもしれない、と、今更だが、気づいた。
つまり、帽子を外に出すのは、問題行為だったのではないのかと思うんだ。
でも、オレは、ムロイより強いんだ。だから、大丈夫だろう。
「ほら見ろよオレのサックス」
オレは出した。
オレはいまドキドキしている。鼓動が早くなった感じだ。こっち来てから口の中が何度もジワァ~ってきて、感動。あの感覚は、まえいた世界でも、あった、ネットで女子高生のいい帽子の画像見たりしたときとかでも。でも不快感はそこにはない。オレはこっちの世界に来てから一度も不思議と不快を感じていないのだ。
オレは思い出した、『移民の唄』を。
オレは確かに移民だ。
「小さいサックスだな」
ムロイはオレのよりも壱拾センチメートル以上長いサックスをボロンと出した。
確かにオレのサックスはサンプルの小さくしたサックスのように小さい。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああ!」
女子高生たちはムロイが出すサックスを手で見ない状態にして叫んだ。
こっちでは大きいサックスはウケが悪いのだ。そもそも、オレが元いた世界で大きいサックスのがもてはやされるのかは不明だが、サックスを大きくデキるツールの広告はやたらとよく見かけるし、そういう意味では、洗脳的に大きいサックスがモテるかもだ。
「ほら、誰かオレのサックス吹いてよ」
オレはとりあえず前にいるクレイヴ・ソリッシュの口にサックスの先端を接触させた。
ちなみに、クレイヴ・ソリッシュは、ムロイがただそう呼んでいるだけであり、本名は不明。ホントにそれが本名かもしれないが。
カラドボルグも、ムロイがただそう呼んでいるだけであり、本名は不明。ホントにそれが本名かもしれないが。
オレはノリノリだ。こっち来てからとりあえずノリノリな感じはいつもあった。
オレがまえいた世界では、見えない何かにいつも追われていた、おっかけされていたこともあるが、オレを嫌がらすためのものだ。そして、気を抜いても自殺が待っている的なものもあって、嫌だった。でもこっちにはないよ、もう、自由だ。やった!
ヘッドバンキングしているオレ。
今オレの脳内でながれている音楽は、『移民の唄』。レッド・ゼップリンの楽曲だ。
元いた世界でスターなんてムリムリ。ステージ上がっても頭おかしいやつだとされるとオレは思うんだ。肩書上お笑い芸人でも通らないだろう。でもこっちでは、そんなことはない。かっこいいよ、オレ、スターだ。
ムロイはレッド・ゼップリンのメンバーにいてもおかしくないぐらいにかっこいい。でもこっちでは絶対にオレのほうがかっこいい存在で、イケメン。
オレはレッド・ゼップリン気分でヘッドバンキング。いや、オレはレッド・ゼップリン以上の存在なんだ!
「俺の女になんてことしやがる……すげえやつだ……」
「デンデデデレ、デンデデデレ」
オレは『移民の唄』のメロディーを熱唱、ヘッドバンキング。
「きゃあああああああああああああああああああああああああああ!」
オレ、やっぱりかっこいいと思われている。きっと天才作曲家とも思われている。
そうだ、これから、元いた世界のアートをパクってこっちでスターになろう。もうスターだけどな。
そしてオレ、調子にのって、ムロイの女二人の帽子を寄せ集めてから同時に吸った。
すげえ、オレ、スーパーマンだ。
オレは思い立った。
「おいアワビ見せろよオマエ」
オレはムロイの女二人のアワビを出した。
「きゃあああああああああああああああああああああああああああ!」と、女子高生たちは歓喜。
オレはスター。モテ男。そうだ、だから、こうやって、アワビっていう高級で貴重な品を見せろといってもかっこつくし、色男。
オレは、浮気しても、かっこいい男、大胆ですごいってされるんだ。
「ほらアワビもってた。ヤイバとサヤも同じだった」
オレはオレのサックスをアワビに突っ込んだ。
数秒後。
ケフィアヨーグルトをアワビにぶちまけた。
ああ、いい気持ちだ。
もうオレは決めた。こっちではなんでも好きにやっていくと。
「……たしかに、俺は、佐藤に逆らったら、牢獄にでも入れられるんだろう」
「だからオレには逆らわないと?」
「ああ。まあな」
「なんかゴメンなぁ。ハハハハハハハハハハ」
「いや、いいんだ。俺は……ホモなんだ」
「え?」
「だから、おまえに、よろこんでもらえて嬉しいよ。確かに彼女だとはいったが、それが、いわゆる恋愛関係だとは限らないだろ?」
「ムロイ……いいやつだ、おまえって。ぜひオレの家来になってくれよ」
「ああ、いいぞ。俺の彼女は、俺の心の支えであって、家政婦だ。でも俺はホモ、彼女たちが他の男と結ばれようが、平気だ」
「ムロイ、廃人になったって噂、ホントなんだろ?」
「ああ。ずっとニートだった。ヤバいよ、マジメに」
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