15 / 35
<具> <2>
しおりを挟む
「具、見えてたよ!」
「えーーーっ!」((((゜д゜;))))
男性陣一同驚いていた。
残りの作業をしていたスタッフも話を聞いてないようで聞いてたのか、驚いていた。
だけど、一番驚いたのは、誰あろう施術していた私である。
「コブシさんが、膝曲げて足を回してる時、見えてたよ!」
その女性スタッフは、私の後ろのベッドで施術中だった。
だから、私も他のスタッフ、特に女性スタッフが近くにいたので、よけい気を配っていたと思う。
そんな私の目と鼻の先で、まさか・・・そう思うと、衝撃的だった。
その後、そのお客様は2週間ほどして、また、来店された。
その時は指名ナシで、服装もホットパンツではなく、皆、ガッカリしていた。
それから、数ヶ月経って、また、来店された。
驚いた事に、私を指名してくれた。
その時も、残念ながらホットパンツではなかった。
それから、2度ほど指名の電話があったけれど、私の予約がいっぱいで、他のスタッフが施術した。
その後、1年くらい来店されなかった。
具のお客様の存在を忘れかけた頃、再び私を指名してくれた。
私は、基本的に必要な事以外は話をしない。
施術者それぞれ、考え方が違うので、営業的な喋りで指名を取ったりしてる人もいる。
勿論、技術的にそこそこのレベルがあっての話は言うまでもない。
1年振りに、こんな40代のオッサンを20代の女性が覚えててくれて、指名してくれる。
もう、それだけでもテンション上がりまくり。
「絶対、ホットパンツ履いてくるんちゃう?」
他のスタッフからは、そうからかわれる始末。
「いや、冬やし!」
残念ながら、季節は冬。
今までと違って、いつも無口なんだけど、私に結構話し掛けてくる。
勿論、体の事についてだけれど・・・。
施術も終わり、そのお客様の体の注意すべき事を説明をした私。
「私、通います!通うんで治して下さい!」
これは、固い指名客になるなと思った。
それから、半年以上経った。
そのお客様は、未だ来店されてない。
女心とナンとやら。
女はわからん!
そう再認識した、今日この頃。
「えーーーっ!」((((゜д゜;))))
男性陣一同驚いていた。
残りの作業をしていたスタッフも話を聞いてないようで聞いてたのか、驚いていた。
だけど、一番驚いたのは、誰あろう施術していた私である。
「コブシさんが、膝曲げて足を回してる時、見えてたよ!」
その女性スタッフは、私の後ろのベッドで施術中だった。
だから、私も他のスタッフ、特に女性スタッフが近くにいたので、よけい気を配っていたと思う。
そんな私の目と鼻の先で、まさか・・・そう思うと、衝撃的だった。
その後、そのお客様は2週間ほどして、また、来店された。
その時は指名ナシで、服装もホットパンツではなく、皆、ガッカリしていた。
それから、数ヶ月経って、また、来店された。
驚いた事に、私を指名してくれた。
その時も、残念ながらホットパンツではなかった。
それから、2度ほど指名の電話があったけれど、私の予約がいっぱいで、他のスタッフが施術した。
その後、1年くらい来店されなかった。
具のお客様の存在を忘れかけた頃、再び私を指名してくれた。
私は、基本的に必要な事以外は話をしない。
施術者それぞれ、考え方が違うので、営業的な喋りで指名を取ったりしてる人もいる。
勿論、技術的にそこそこのレベルがあっての話は言うまでもない。
1年振りに、こんな40代のオッサンを20代の女性が覚えててくれて、指名してくれる。
もう、それだけでもテンション上がりまくり。
「絶対、ホットパンツ履いてくるんちゃう?」
他のスタッフからは、そうからかわれる始末。
「いや、冬やし!」
残念ながら、季節は冬。
今までと違って、いつも無口なんだけど、私に結構話し掛けてくる。
勿論、体の事についてだけれど・・・。
施術も終わり、そのお客様の体の注意すべき事を説明をした私。
「私、通います!通うんで治して下さい!」
これは、固い指名客になるなと思った。
それから、半年以上経った。
そのお客様は、未だ来店されてない。
女心とナンとやら。
女はわからん!
そう再認識した、今日この頃。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
翻る社旗の下で
相良武有
現代文学
四月一日、新入社員たちは皆、眦を吊り上げて入社式に臨んでいた。そして、半年後、思いを新たにそれぞれの部門に配属されたのだが・・・
ビジネスマンは誰しも皆、悔恨や悔悟、無念や失意など言葉なんかでは一括りに出来ない深くて重いものを胸の中一杯に溜め込んで日夜奮闘している。これは同期の新入社員の成功と挫折、誇りと闘いの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる