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2章
俺のやり方に不満があるってのか!?
しおりを挟む俺はシャンプーしながら落ち込んでる紘夢にフォローしてやる事にした。
「まぁそんな気にするなよ。たまたまかも知れねぇし、てか俺の事を好きだって勘違いしてるかも知れねぇだろ?」
「それはない!俺は本当に貴ちゃんの事が好きなんだよ!信じて!」
「分かった分かった。とりあえずお前も体とか洗っちゃえよ。泡の風呂がどんなのか入ってみてぇんだ」
「……うん」
相変わらず元気ないままだけど、こればかりはどうしようもねぇよな。大体こういうのって個人差があるもんだろ。紘夢みてぇに悩んでる奴は他にもいるだろうし、もっと大人になったら自然と反応するようになるかも知れねぇしな。
俺は専門家とか医者じゃねぇから分からねぇけどよ。
俺が髪を洗い終わると紘夢はまださっき立ってた所に突っ立ってた。
こいつまだしょげてんのかよっ!
いつもはうるさいぐらい元気なのに自分の事になると面倒くせぇ事になるのか!
仕方ねぇな。少し励ましてやっか。
「紘夢~。来いよ」
「……?」
俺が呼ぶと紘夢はしょんぼりしたまま近付いて来た。そして俺が使ってた椅子に座らせてシャワーを向ける。
「大サービスだ。俺が洗ってやる♪」
「えっ!貴ちゃんが!?うわっ」
俺がシャワーを出して頭からかけると、驚いて避けた。このままいつもの紘夢に戻ればいいな~。
「ちょっとっ!自分でやるよ!貴ちゃんにやらせたらちゃんと洗えなそうだもん」
「あ!?俺のやり方に不満があるってのか!?」
「だって、今自分の洗うのめちゃくちゃ早くなかった?それちゃんと流せてるの?」
「おまっ、ボーッとしながらちゃんと見てたのかよっ」
「貴ちゃんの事はいつでも見てるよ。大事な人だもん」
「紘夢……」
「だから、ショックなんだよ。誰よりも大事で大好きな貴ちゃんの裸を見ても反応しないなんて……はぁ、やっぱり病院行ってみるよ」
俺が紘夢の立場じゃねぇから病院なんてって思うけど、紘夢からしたら気になる事なんだろうな。
てか思うんだけど、俺も好きな奴の裸見たぐれぇで勃ったりしねぇぞ?「おっ」とかは思うかも知れねぇけど、空も伊織も同じ男だし、男の裸だーぐらいにしか思わない。
反応すると言えばそういう雰囲気になった時とかだな。ドキドキしたりムラムラしたり。久しぶりにキスとかした時とかもちょっとムラっとするかな?
紘夢には世話になってるし、本気で悩んでるみてぇだから、もうちっと協力してやっか。
「紘夢、お前朝とかは勃ったりしねぇの?」
「中学の時に何回かはあったけど、今はないかな。貴ちゃんはあるの?」
「たまにある。しばらくしてない時とか。ちなみに自分でやった事は?」
「ないよ。さすがにやり方は知ってるけど、興味無かったから」
「……それじゃあ何で勃たねぇの気にしてんだ?」
「いろいろあるけど、吉乃に悪い事したなぁって言うのが一番かな。やっぱり恋人だったら反応してくれないとショックだろ?」
「まぁ、そりゃ……」
「吉乃の事はちゃんと好きなんだよ。でもさ、反応しないって事は違う好きなのかなって、分からなくなっちゃった」
シャワーのお湯を出して頭を洗い始める紘夢は笑っていたけど、本当に悩んでるんだって分かった。
そして雉岡の事も気にしてる。
俺は頭を洗ってる紘夢の下半身に手を伸ばしてそっと触ってみる。
「わぁぁ!!ちょ、貴ちゃん!?何してんの!?」
いきなり無防備な状態でアソコを触られたから紘夢は驚いて体をビクッとさせていた。
はは、こんな紘夢が見れるなんてな。
「マジで勃たねぇのかやってみようぜ」
「やってみるって、何を!?」
「んー、イチャイチャ?あ、ちょっと待ってろ。ボディソープは~、これか?」
俺は前に戸塚にやってもらったのを思い出して滑りやすいようにボディソープを手に取ってまた紘夢のアレに手を伸ばす。
俺の行動が信じられないのか、紘夢はずっと驚いた顔をしていた。
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