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歌詞(詩)集1 「縦横無尽」
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歌詞(詩)集1 「縦横無尽」
「負けていこう!」
負けてりゃ何でもできる
失ったところで大して痛くないもんばっか
大切なものたくさん抱えて
簡単にゃ身動き取れなくなって
下からの突き上げにビビってんのに
堅実、現実な行動しか取れない
足取り重そう
空気薄いの上の方
そんなことないよな
だってほら
俺は今こんなにも高く飛んでいる
負けていこう!
負けてりゃ何でもできる
失ったところで大して痛くないもんばっか
大切なものたくさん抱えて
簡単にゃ身動き取れなくなって
下からの突き上げにビビってんのに
堅実、現実な行動しか取れない
突き上げろ
持ってる荷物全部ぶちまけさせて
慌ててるうちに全部いただき
そのまま軽快にダッシュしてダッシュ
てっぺんいってすぐ下って
別の山の一番下っ端へ
負けていこう!
見上げていこう!
足元なんか見ないで、上に向かってダッシュしよう
負けて転んで這い上がれ
「あの人の中のブロードウェイ」
あの人にハマって誘われて辿り着いた
エレクトリカルでサブカルなあの街
黄緑色の光から見下ろす、一本道
3階直行
一つ角を曲がれば無人、シャッター
単純で複雑なエリア
人の認知を騙す騙す
床が白く光る、変やな神社
ショーケースには各々の夢
知識の雑木林
いるだけでパワーアップ
背中に何かを纏った気持ちで
何だか頼もしい感じ
夢のような空間
だがベンチはない
夢の対価は明日の筋肉痛
歩きっぱなしだが、心地よい疲れ
夢のような場所を後にするわけは
電車時刻
さようなら、いつかきっとまた
「ランキング番組」
誰かの気持ちを否定して
才能ないよと辱め
嘲笑うのが芸術の役割ですか
笑える
芸術は感覚
それぞれの世界があり
統一順位はない
自らの行いをアートというのなら
他を否定できないことは十分承知しているはず
安易にランクづけしていい気になってるあなたは何者?
芸術やってんだろ?
少しは感覚研ぎ澄ませなよ
他人を否定するのは簡単だよね
思いを馳せることがアートなのに
悪趣味なランク付番組
たった一人の感想が絶対的真理
それを助長する観衆のサンプラー
同じ土俵に上がってねえやつが
なに人を貶して笑いとってんだ
それに乗っかって上手いこと言おうとする
連中も最低だ
どこを面白いと思えばいいんですかテレビさん
君らの最低な価値観が露呈してるよ
自分らは勝ち組、使う側
とある一人をみんなで馬鹿にして、
笑いをとる、まるでいじめの現場
それが毎週家族の団欒の時間に流れる
正気の沙汰ではないだろう
一度でも負けたことのある奴は
負けた側の気持ちわかるようになる
否定されることがどれだけ辛いことかよくわかってる
誰かを否定して傷つけてとる笑いは気持ちいいですか
冗談だって?
そう聞こえなかったら本心なんだよ
放ったボールは受け取られた瞬間にお前のものじゃなくなってるんだ
そんな言い訳は通用しねえ
「あの頃の夏」
窓を開けて、涼しい夏
扇風機をつけた居間
向かい合って夢を語る
紙に描くファンタジー
あれこれ言い合う夏
窓の外は青かった
雲は縦に伸びていて
電気をつけずとも
陽の光が僕らを照らした
二度とない夏
あの頃の夏
心地よかったあの暑さは
もう感じられることのない夏
夏は僕の肌に爪を立てる
さあ、今年もまた夏が始まる
そんなことを言いながら
俺は一人季節のない狭い部屋にこもったままだ
「カゴとハコ」
浮世離れの歌い人
ご機嫌に歌う中でふと思う
この箱、籠から放たれれば
生きていけないのではないかと
この箱の中の空気に生を受け
一度外へ出れば呼吸困難
あっという間に死んでしまうだろう
この箱はいずれ朽ちる
止まっても出ても
待ち受ける結末はどちらも等しく闇
「し」
詩という冠のもとに
書き連ねられた雑な言葉たち
もう一度整理し直そう
私はなぜ詩を書こうと思ったのかを
ただただ文句を書き垂らすためではなかっただろう
日々の中で湧き出た感情を汲み取り、濾し、適当な言葉で整え表す
酔うような気持ちよさがあったはずだ
それこそが感情をそのまま書き殴ることに飽きたあの日に出会った明日だったんじゃないのか
「高校時代」
名前だけは知っていた
部内で評判の女の子
クラス替えで一緒になって
どんなもんかと気にしていたら
まんまと好きになってた
なんて単純なヤツと自分でも思ったさ
でももう後戻りはできない
話しかけようと意気込んで
何度横を通り抜けたことか
初めての「会話」はテキスト上
なにそれ遠恋のつもりですか
覚悟を決めた雨の日帰り道
一度抜かして振り返る
驚いたかな
マフラーに隠れた口元は苦笑いしてるかな
でもいい、これでいい
一度でも笑わせたらオレの勝ち
そのマインドで
さあ話そう
いざ話そう
駅まではまだかかる
話したいことはたくさんある
「夢を買う」
当たらない宝くじ
どうやら普通にダメらしい
かけたのはちょっとのお金と
これからの人生全部
今更戻れる場所もない
落っこち始めてから、自分の実力を思い知る
アドバイスは辛口じゃないし、的を射たものばかりだ
どれも自分に足りないものだって自覚してるものばかりだ
見える低い数字のオンパレード
まだまだこれからという言葉が首を絞める
顔の見えない定型文(応援してます)が絶望を深める
来ないメールを何度も見る
担当付きデビューすることを夢に見る
オレは二枚貝の中身のない方だ
オレはただの「カラ」だったんだ
色々終わって
よしやるぞってなって作ってみて
それなりにカンドーして
いけんじゃねえかって思って…たのに
今更ずりぃよ
もう後戻りはできない
たぶんきっと
これからもずっと
呪われながら生きていくことでしょう
宝くじを買い続ける人生
夢に生きるって
そんなに幸せなことですか
「電子音は鳴らない」
思いつかない
頭が止まる
ここいらが潮時か
粘っても浮かばない
書き殴ってもまとまらない
一体どうすりゃいいってんだ
うたた寝してる時に限って
いい感じのフレーズを思いつく
メモしなきゃと思いながらも
眠りに落ちてハッと起きて
思いついたってこと以外なんも覚えてない
何なんだこの体たらくは
爆発させろ
このストレスを
書きたいって気持ちをぶちまけろ
うまくいかないうまくいかない
イライライライライライライライラ
怒りも不満も全部くべて
いっそう炎を燃え上がらせろ
消火なんかするもんか
燃やせ、周りのもの全部燃やしてぶち壊して
燃やし尽くしたその先にある
きらりと光る歌だ
「exist」
新雪を踏むのが好きだ
体重計に乗るのが好きだ
沈み込む、自分の重さを感じられるから
空気じゃない
軽んじられるほど軽くない
誰も見てない中俺は気にして
そのまま周りに溶けて消えてしまうのか
さあ大地を噛んでここにいるぞって叫べ
さあ大ジャンプして消えない足跡つけろ
友達も仲間も居なくたって俺はここにいる
誰も見てなかろうが俺はここにいる
これが俺の存在証明
生きてるだけで偉いってんなら
それでいいじゃん
「日曜日の夕暮れ」
楽しかった週末
暮れていく日曜午後
心を乱すチャイム5時
オレンジ色に焦るオレ
じゃあなって帰り道
楽しかったのに俯く不思議
ただいま、いただきます、ごちそうさま
おやすみって今日を終わっても
憂鬱はまたやってくるし
すり減る毎日の始まり
深呼吸もできない
すし詰め、おしくらまんじゅう
一体どこへ連れてってくれるんだ
楽しいところがいいな
そんな場所はないか
思い出の中にしかないか
でも今を生きてくしかないし
生きるために必死に生きて
なんのために?って疑問に詰まる
なんのためにとか、生きる意味とか
考えられる幸せ
意味のないことに悩んで
時間費やして頑張って
静かに終わっていくだけ
「あの坂で、また会いましょう」
近代の人間関係は楽
簡単に「削除」できるから
家に呼ぶことも無くなったし
家を知られたくもない
いい距離感でいましょう
無音の夜は怖くてたまらない
欲しいのは実体の人の音
電子に変換された音でも
文字に変換されたお友達でもない
一次変換は俺がいい
飽きっぽいことを浮気性というなら
俺は間違いなく浮気性だろうが
けど嫌いになったわけじゃない
ただ飽きただけで
好きは周期する
また必ずあなたの元へと戻ってくる
だからあなたはどうか私に飽きないでいて
飽きて、戻ってきて、また飽きて
その円環の中で生きてる
その縁に生かされてる
レゴブロックのような関係でいよう
簡単に着脱可能な
プラモデルのように強固ではなく
ガムテープのように粘っこい関係ではなく
心地よい春のそよ風のような関係でいましょう
あの坂で、また会いましょう
「ロックブレイク!」
──小学校における昼休みは、戦争である
限られたリソースを奪い合う、まさに社会の縮図
これはそんな昼休みに起きた理不尽に抗うものたちの物語である──
さあ!走り回れ!この世界を!全速力で!!
給食を残して出遅れた昼休み
起死回生の埋め隠しておいたボール
最高の時間になる予感
でもボールは遥か彼方
拾われた相手が悪かった
奴らの拳の前に、ボールは奪われた
ボールを奪られた恨みは鉄の意思
ボール泥棒の罪の重さを教えてやるぜ
どれだけ殴られても痛めつけられても
心だけは絶対負けない
たとえ腕っぷしで負けようと
戦いはそれだけじゃない
さあ!撒き散らしてやれ!
あいつの醜聞を!
さあ!盛大に祝ってやろうぜ!
屋上から埋もれんばかりの紙吹雪で!
そして高らかに叫ぼう!
借り物の愛の言葉を!
膝をつきせいぜい後悔することだ
俺たちに喧嘩を売ったことを
踵を返しハイタッチ!
ケースクローズド!
さあ遊びに出かけよう!
…後始末をした後でな!
「負けていこう!」
負けてりゃ何でもできる
失ったところで大して痛くないもんばっか
大切なものたくさん抱えて
簡単にゃ身動き取れなくなって
下からの突き上げにビビってんのに
堅実、現実な行動しか取れない
足取り重そう
空気薄いの上の方
そんなことないよな
だってほら
俺は今こんなにも高く飛んでいる
負けていこう!
負けてりゃ何でもできる
失ったところで大して痛くないもんばっか
大切なものたくさん抱えて
簡単にゃ身動き取れなくなって
下からの突き上げにビビってんのに
堅実、現実な行動しか取れない
突き上げろ
持ってる荷物全部ぶちまけさせて
慌ててるうちに全部いただき
そのまま軽快にダッシュしてダッシュ
てっぺんいってすぐ下って
別の山の一番下っ端へ
負けていこう!
見上げていこう!
足元なんか見ないで、上に向かってダッシュしよう
負けて転んで這い上がれ
「あの人の中のブロードウェイ」
あの人にハマって誘われて辿り着いた
エレクトリカルでサブカルなあの街
黄緑色の光から見下ろす、一本道
3階直行
一つ角を曲がれば無人、シャッター
単純で複雑なエリア
人の認知を騙す騙す
床が白く光る、変やな神社
ショーケースには各々の夢
知識の雑木林
いるだけでパワーアップ
背中に何かを纏った気持ちで
何だか頼もしい感じ
夢のような空間
だがベンチはない
夢の対価は明日の筋肉痛
歩きっぱなしだが、心地よい疲れ
夢のような場所を後にするわけは
電車時刻
さようなら、いつかきっとまた
「ランキング番組」
誰かの気持ちを否定して
才能ないよと辱め
嘲笑うのが芸術の役割ですか
笑える
芸術は感覚
それぞれの世界があり
統一順位はない
自らの行いをアートというのなら
他を否定できないことは十分承知しているはず
安易にランクづけしていい気になってるあなたは何者?
芸術やってんだろ?
少しは感覚研ぎ澄ませなよ
他人を否定するのは簡単だよね
思いを馳せることがアートなのに
悪趣味なランク付番組
たった一人の感想が絶対的真理
それを助長する観衆のサンプラー
同じ土俵に上がってねえやつが
なに人を貶して笑いとってんだ
それに乗っかって上手いこと言おうとする
連中も最低だ
どこを面白いと思えばいいんですかテレビさん
君らの最低な価値観が露呈してるよ
自分らは勝ち組、使う側
とある一人をみんなで馬鹿にして、
笑いをとる、まるでいじめの現場
それが毎週家族の団欒の時間に流れる
正気の沙汰ではないだろう
一度でも負けたことのある奴は
負けた側の気持ちわかるようになる
否定されることがどれだけ辛いことかよくわかってる
誰かを否定して傷つけてとる笑いは気持ちいいですか
冗談だって?
そう聞こえなかったら本心なんだよ
放ったボールは受け取られた瞬間にお前のものじゃなくなってるんだ
そんな言い訳は通用しねえ
「あの頃の夏」
窓を開けて、涼しい夏
扇風機をつけた居間
向かい合って夢を語る
紙に描くファンタジー
あれこれ言い合う夏
窓の外は青かった
雲は縦に伸びていて
電気をつけずとも
陽の光が僕らを照らした
二度とない夏
あの頃の夏
心地よかったあの暑さは
もう感じられることのない夏
夏は僕の肌に爪を立てる
さあ、今年もまた夏が始まる
そんなことを言いながら
俺は一人季節のない狭い部屋にこもったままだ
「カゴとハコ」
浮世離れの歌い人
ご機嫌に歌う中でふと思う
この箱、籠から放たれれば
生きていけないのではないかと
この箱の中の空気に生を受け
一度外へ出れば呼吸困難
あっという間に死んでしまうだろう
この箱はいずれ朽ちる
止まっても出ても
待ち受ける結末はどちらも等しく闇
「し」
詩という冠のもとに
書き連ねられた雑な言葉たち
もう一度整理し直そう
私はなぜ詩を書こうと思ったのかを
ただただ文句を書き垂らすためではなかっただろう
日々の中で湧き出た感情を汲み取り、濾し、適当な言葉で整え表す
酔うような気持ちよさがあったはずだ
それこそが感情をそのまま書き殴ることに飽きたあの日に出会った明日だったんじゃないのか
「高校時代」
名前だけは知っていた
部内で評判の女の子
クラス替えで一緒になって
どんなもんかと気にしていたら
まんまと好きになってた
なんて単純なヤツと自分でも思ったさ
でももう後戻りはできない
話しかけようと意気込んで
何度横を通り抜けたことか
初めての「会話」はテキスト上
なにそれ遠恋のつもりですか
覚悟を決めた雨の日帰り道
一度抜かして振り返る
驚いたかな
マフラーに隠れた口元は苦笑いしてるかな
でもいい、これでいい
一度でも笑わせたらオレの勝ち
そのマインドで
さあ話そう
いざ話そう
駅まではまだかかる
話したいことはたくさんある
「夢を買う」
当たらない宝くじ
どうやら普通にダメらしい
かけたのはちょっとのお金と
これからの人生全部
今更戻れる場所もない
落っこち始めてから、自分の実力を思い知る
アドバイスは辛口じゃないし、的を射たものばかりだ
どれも自分に足りないものだって自覚してるものばかりだ
見える低い数字のオンパレード
まだまだこれからという言葉が首を絞める
顔の見えない定型文(応援してます)が絶望を深める
来ないメールを何度も見る
担当付きデビューすることを夢に見る
オレは二枚貝の中身のない方だ
オレはただの「カラ」だったんだ
色々終わって
よしやるぞってなって作ってみて
それなりにカンドーして
いけんじゃねえかって思って…たのに
今更ずりぃよ
もう後戻りはできない
たぶんきっと
これからもずっと
呪われながら生きていくことでしょう
宝くじを買い続ける人生
夢に生きるって
そんなに幸せなことですか
「電子音は鳴らない」
思いつかない
頭が止まる
ここいらが潮時か
粘っても浮かばない
書き殴ってもまとまらない
一体どうすりゃいいってんだ
うたた寝してる時に限って
いい感じのフレーズを思いつく
メモしなきゃと思いながらも
眠りに落ちてハッと起きて
思いついたってこと以外なんも覚えてない
何なんだこの体たらくは
爆発させろ
このストレスを
書きたいって気持ちをぶちまけろ
うまくいかないうまくいかない
イライライライライライライライラ
怒りも不満も全部くべて
いっそう炎を燃え上がらせろ
消火なんかするもんか
燃やせ、周りのもの全部燃やしてぶち壊して
燃やし尽くしたその先にある
きらりと光る歌だ
「exist」
新雪を踏むのが好きだ
体重計に乗るのが好きだ
沈み込む、自分の重さを感じられるから
空気じゃない
軽んじられるほど軽くない
誰も見てない中俺は気にして
そのまま周りに溶けて消えてしまうのか
さあ大地を噛んでここにいるぞって叫べ
さあ大ジャンプして消えない足跡つけろ
友達も仲間も居なくたって俺はここにいる
誰も見てなかろうが俺はここにいる
これが俺の存在証明
生きてるだけで偉いってんなら
それでいいじゃん
「日曜日の夕暮れ」
楽しかった週末
暮れていく日曜午後
心を乱すチャイム5時
オレンジ色に焦るオレ
じゃあなって帰り道
楽しかったのに俯く不思議
ただいま、いただきます、ごちそうさま
おやすみって今日を終わっても
憂鬱はまたやってくるし
すり減る毎日の始まり
深呼吸もできない
すし詰め、おしくらまんじゅう
一体どこへ連れてってくれるんだ
楽しいところがいいな
そんな場所はないか
思い出の中にしかないか
でも今を生きてくしかないし
生きるために必死に生きて
なんのために?って疑問に詰まる
なんのためにとか、生きる意味とか
考えられる幸せ
意味のないことに悩んで
時間費やして頑張って
静かに終わっていくだけ
「あの坂で、また会いましょう」
近代の人間関係は楽
簡単に「削除」できるから
家に呼ぶことも無くなったし
家を知られたくもない
いい距離感でいましょう
無音の夜は怖くてたまらない
欲しいのは実体の人の音
電子に変換された音でも
文字に変換されたお友達でもない
一次変換は俺がいい
飽きっぽいことを浮気性というなら
俺は間違いなく浮気性だろうが
けど嫌いになったわけじゃない
ただ飽きただけで
好きは周期する
また必ずあなたの元へと戻ってくる
だからあなたはどうか私に飽きないでいて
飽きて、戻ってきて、また飽きて
その円環の中で生きてる
その縁に生かされてる
レゴブロックのような関係でいよう
簡単に着脱可能な
プラモデルのように強固ではなく
ガムテープのように粘っこい関係ではなく
心地よい春のそよ風のような関係でいましょう
あの坂で、また会いましょう
「ロックブレイク!」
──小学校における昼休みは、戦争である
限られたリソースを奪い合う、まさに社会の縮図
これはそんな昼休みに起きた理不尽に抗うものたちの物語である──
さあ!走り回れ!この世界を!全速力で!!
給食を残して出遅れた昼休み
起死回生の埋め隠しておいたボール
最高の時間になる予感
でもボールは遥か彼方
拾われた相手が悪かった
奴らの拳の前に、ボールは奪われた
ボールを奪られた恨みは鉄の意思
ボール泥棒の罪の重さを教えてやるぜ
どれだけ殴られても痛めつけられても
心だけは絶対負けない
たとえ腕っぷしで負けようと
戦いはそれだけじゃない
さあ!撒き散らしてやれ!
あいつの醜聞を!
さあ!盛大に祝ってやろうぜ!
屋上から埋もれんばかりの紙吹雪で!
そして高らかに叫ぼう!
借り物の愛の言葉を!
膝をつきせいぜい後悔することだ
俺たちに喧嘩を売ったことを
踵を返しハイタッチ!
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