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……めんどくせぇ、途轍もなくめんどくせぇ。
はぁ……と、ため息をつく。
ただ判を押すだけならば作業効率も上がるのだが、目の前に溜まりに溜まった途方もない書類の山はきちんと一枚一枚確認しなくてはならない代物だ。
その作業が途轍もなく面倒で、尚且つ精神をすり減らしていく。
少年は苛立った様子で、再度ため息をついた。
「アラン。手を止めないで、仕事をしてください」
「わーってるよ。そう言うクライヴも、仕事をしろよな」
クライヴと呼ばれた少年は微笑を浮かべると、ティーカップに口を付ける。
「私は貴方と違って今日やるべき仕事は終わらせましたので、ティータイムです」
金髪の髪を靡かせ、ふふっと笑う。
こうして笑っている顔を見れば、周りの者が言うように金髪碧目の王子様に見える。
だが性格はかなり腹黒いもので、他人が仕事で忙しい時に優雅に足を組み、ティータイムをしながら見下すのが或る意味趣味だという。
……とんだ悪趣味だ。
「あー、めんどくせぇっ! まだ、新入生歓迎会の最終決定も出してねぇだろ? たっく……去年はここまで掛からなかったというのに」
そう、昨年も生徒会長をしていたが、ここまで決定が伸びてはいなかった。
「まあ、それは今年は案が沢山出たからじゃない? 面倒臭いなら去年と同じのにすればいいと、ボクは思うの」
ぴょんっとピンク色のツインテールを跳ねさせ、ウインクする会計のディアナ。
二年の中では魔法が一位の成績だ。
「でも、去年と同じだったら二、三年がどう思うんだろうな」
白髪に琥珀色の瞳の会計、ザックス。
頭にターバンのような布を巻いており、一見害がない様に見える。
だが……異常性癖の持ち主。
だというのに、二年の中では学力が一位という頭脳を持ち合わせている。
「……エドは、楽なのがいい」
自らの事をエドと呼ぶ、書記のエドワード。
見て分かるように無口で大人しく、首に巻いている鈴がチリンと鳴る。
猫耳の様な黒髪に金目の持ち主で、首に鈴があることから黒猫のようにも見える。
華奢な体だが、一年の剣術の成績は二位だ。
「おれっち、刃物の博物館行きたい!! なので全学年校外学習に!!」
元気よく手をあげる庶務のシドは、言動の通り刃物好きだ。
オリーブ色の髪に、青緑の目。
シルバーアクセサリーが好きで、よくゴテゴテな指輪を付けている。
一年の剣術、三位の成績の持ち主だ。
「えーうちは、そんな博物館行きたくないっす。これはディアナちゃんのファッションショーを開くべきっす!!」
「……レイン、きっしょ」
ディアナは、冷ややかな視線を送る。
ディアナLOVEで、ロリコンのレイン。
ことある事に、ディアナちゃんLOVEと叫ぶ狂人だ。
海緑色の髪に、千草色の目。
魔法の成績は、一年で二位の成績だ。
「……こんな調子なら、最終決定案は直ぐに出なさそうだな」
それぞれ自由に発言をする生徒会役員を見て、またしてもため息をつく。
この俺様、アラン・ジークフレットはこの学園の生徒会長を任されている。
自慢ではないが才色兼備と周りに言われ、剣術の成績は三年の中では一位。それに加えて魔法も容易く扱うことも出来る。
だが、曲者揃いのこの生徒会役員を纏め上げるのは至難の業だ。
そんな中、あの日たまたま見かけた紅色の髪に金色の瞳の少年が気になっていた。
この学園の生徒の書類を一度目に通し、添付された顔写真も見たことがあるのだが──記憶の何処を探してもあの少年は見たことがなかった。
……それより、何故あのようなことを口走ってしまったのか。
近々季節外れの転校生が来るが、その性別は女。
ならあの男は、この学園の何処かにいるとなる。
今すぐに探し出したいという訳ではないが、どうやら心の片隅で気になってしまっているらしい。
「アラン、どうしますか? 転校生の手続きもありますし……」
「転校生には、予め学園の地図を渡してある。だから迎えに行くことはないだろう。転校日はいつだ?」
「それは、三日後ですね」
副会長であるクライヴはそう答える。
「そうか、それはお前に任せる。俺様は、新入生歓迎会の書類を準備する」
アランがそう言うと、ディアナは身を乗り上げた。
「あれ? アラン、何にするのか決めたの? ボク、すっごく気になる!!」
「刃物博物館!!」
「ディアナちゃんのファッションショー!!」
「シド、レインは黙れ。こうも意見が纏まらないんだ。風紀委員が言っていた立食パーティーに、問題がそこまで起こらなそうな宝探しゲームにする」
「へー、楽しそうっ!! なら、立食パーティーのメニューとかはボクとエドで考えるよ」
「……え? エド、も?」
こてんと、首を傾げる。
「そうよ! 楽なのがいいんでしょ!! それとも、宝探しゲームの方を考える?」
そうディアナが言うと、エドワードは首を横に振る。
「ううん。それなら……立食パーティーの方が楽」
「でしょ! なら、案を考えよう! 時間もあまりないし、凝ったものよりも簡単な家庭的料理にしよう!」
うんうんと頷き、エドワードと共に図書室へ行くため、部屋を後にした。
一先ず立食パーティーの方は、任せても大丈夫だろう。
なら次は宝探しゲームだ。
「宝探しゲームの方は、残りのザックス、シド、レインに任せる」
「何をすればいいんだ?」
ザックスは首を傾げ、尋ねる。
そのザックスの言葉に、レインが答えた。
「宝探しというから、敷地内に何か宝物を隠す感じっすかね。宝物というから、……まさかうちの宝物を景品にするんすか!?」
「いや、例年通り生徒会が一つ願いごとを叶える感じとなるだろう。だから、あたり券とはずれ券の何方かを入れればいい」
書類に判を押しつつ、答える。
「ならおれっち達は、敷地の何処に埋めるか考える感じか……。敷地は広いから、絞った方がいい感じか?」
学園の敷地内地図を広げ、三人は何処に埋めるか考え始めた。
これで宝探しゲームの方も大丈夫だろう。
会場を決めた後、書類を作成し提出すればこの企画は通るはずだ。
パソコンの電源を入れ、ある程度企画書を進めていく。
「そういえば、他に何かあったか? 新入生歓迎会や転校生以外に」
「あー、それなら少しの間休学していた生徒が今日から復学しましたね」
「……休学していた?」
そんな生徒はいただろうか。
デスクの引き出しから資料を取り出しパラパラと捲ると、一つの資料を見つける。
「エリオット・オズヴェルグ。四月十二日から体調不良で休学。……今日からということは、三週間ほどの休学か」
そう呟いていると、ザックスが声を上げる。
「そのエリオットとかいうやつ。確か、いじめられてた奴だよな」
「……いじめられていた?」
その言葉に、アランの表情が険しくなる。
その様な話は教師からも、他の生徒からも聞いていない。
何故だ……何故この話が此方まで伝わってこなかったんだ。
ディランに会った時も、あいつは何も言っていなかった。
「クラスは違うっすけど、なんか一部でモジャ頭とか黒マリモとか言われてるやつのことっすよね」
「あー、おれっちも聞いた事あるかもしれないなぁ~」
次々と発せられる一年の発言に、アランは眉を顰めた。
いじめというのは生徒会としても見逃せない。
これはどうにかして、物事の収拾をつけるべきだ。
「直々に名指しをし、いじめを止めさせるべきか?」
「そんなことをしたら駄目っ!!」
両手に本を持って、勢いよく扉が開かれる。
現れたのは、先程図書室へ向かったディアナとエドワードだ。
「駄目とは何故だ?」
アランが尋ねると、「そんなことも分からない?」と言うようにため息をついた。
「ボク達は、学園の中では権力を持っていると言っても過言じゃない。そして敬われ、中には崇めている人もいる。ガチ恋勢だっているの。そんなボク達が、特定の人をあからさまに守るといじめの主犯格だけじゃなく、最近大人しい親衛隊の反感も買う」
「だが……」
「だがじゃないっ! アランは生徒達のことを一番に考えている、優しい俺様ツンデレなのは分かってる!! でもボク達が生半可に首を突っ込んでしまうと、いじめられている彼はもっと傷付く。ボク達が出来ることは、知らないふりをするか、教師に現状を伝えるしかない……」
そうディアナは言うが、どうしても納得することが出来ない。
そんな時、レインが口を開いた。
「あー、多分エリオットは大丈夫だと思うっすよ。今日魔法の授業でもそうだったんすが、登校時にも周りのことを全く気にしてなかったす。それに、何だか雰囲気も変わっていたっす」
「そ、そうか。大丈夫ならいいのだが……」
今の現状が改善出来ているのなら安心だ。
アランはほっと胸を撫で下ろすと、書類へと顔を向けた。
しかし、改善出来ているとしてもまだ油断は出来ない。
これは暫くは気に留めていなくてはいけない事項だろう。
いじめの主犯が親衛隊に所属しているのならば、直々に止めるように言ったとしても差ほど問題はなさそうだが……親衛隊ではないとすると、流石にディアナが言った通りなのかもしれない。
生徒会長とは不便だなと、アランは静かにため息を漏らした。
はぁ……と、ため息をつく。
ただ判を押すだけならば作業効率も上がるのだが、目の前に溜まりに溜まった途方もない書類の山はきちんと一枚一枚確認しなくてはならない代物だ。
その作業が途轍もなく面倒で、尚且つ精神をすり減らしていく。
少年は苛立った様子で、再度ため息をついた。
「アラン。手を止めないで、仕事をしてください」
「わーってるよ。そう言うクライヴも、仕事をしろよな」
クライヴと呼ばれた少年は微笑を浮かべると、ティーカップに口を付ける。
「私は貴方と違って今日やるべき仕事は終わらせましたので、ティータイムです」
金髪の髪を靡かせ、ふふっと笑う。
こうして笑っている顔を見れば、周りの者が言うように金髪碧目の王子様に見える。
だが性格はかなり腹黒いもので、他人が仕事で忙しい時に優雅に足を組み、ティータイムをしながら見下すのが或る意味趣味だという。
……とんだ悪趣味だ。
「あー、めんどくせぇっ! まだ、新入生歓迎会の最終決定も出してねぇだろ? たっく……去年はここまで掛からなかったというのに」
そう、昨年も生徒会長をしていたが、ここまで決定が伸びてはいなかった。
「まあ、それは今年は案が沢山出たからじゃない? 面倒臭いなら去年と同じのにすればいいと、ボクは思うの」
ぴょんっとピンク色のツインテールを跳ねさせ、ウインクする会計のディアナ。
二年の中では魔法が一位の成績だ。
「でも、去年と同じだったら二、三年がどう思うんだろうな」
白髪に琥珀色の瞳の会計、ザックス。
頭にターバンのような布を巻いており、一見害がない様に見える。
だが……異常性癖の持ち主。
だというのに、二年の中では学力が一位という頭脳を持ち合わせている。
「……エドは、楽なのがいい」
自らの事をエドと呼ぶ、書記のエドワード。
見て分かるように無口で大人しく、首に巻いている鈴がチリンと鳴る。
猫耳の様な黒髪に金目の持ち主で、首に鈴があることから黒猫のようにも見える。
華奢な体だが、一年の剣術の成績は二位だ。
「おれっち、刃物の博物館行きたい!! なので全学年校外学習に!!」
元気よく手をあげる庶務のシドは、言動の通り刃物好きだ。
オリーブ色の髪に、青緑の目。
シルバーアクセサリーが好きで、よくゴテゴテな指輪を付けている。
一年の剣術、三位の成績の持ち主だ。
「えーうちは、そんな博物館行きたくないっす。これはディアナちゃんのファッションショーを開くべきっす!!」
「……レイン、きっしょ」
ディアナは、冷ややかな視線を送る。
ディアナLOVEで、ロリコンのレイン。
ことある事に、ディアナちゃんLOVEと叫ぶ狂人だ。
海緑色の髪に、千草色の目。
魔法の成績は、一年で二位の成績だ。
「……こんな調子なら、最終決定案は直ぐに出なさそうだな」
それぞれ自由に発言をする生徒会役員を見て、またしてもため息をつく。
この俺様、アラン・ジークフレットはこの学園の生徒会長を任されている。
自慢ではないが才色兼備と周りに言われ、剣術の成績は三年の中では一位。それに加えて魔法も容易く扱うことも出来る。
だが、曲者揃いのこの生徒会役員を纏め上げるのは至難の業だ。
そんな中、あの日たまたま見かけた紅色の髪に金色の瞳の少年が気になっていた。
この学園の生徒の書類を一度目に通し、添付された顔写真も見たことがあるのだが──記憶の何処を探してもあの少年は見たことがなかった。
……それより、何故あのようなことを口走ってしまったのか。
近々季節外れの転校生が来るが、その性別は女。
ならあの男は、この学園の何処かにいるとなる。
今すぐに探し出したいという訳ではないが、どうやら心の片隅で気になってしまっているらしい。
「アラン、どうしますか? 転校生の手続きもありますし……」
「転校生には、予め学園の地図を渡してある。だから迎えに行くことはないだろう。転校日はいつだ?」
「それは、三日後ですね」
副会長であるクライヴはそう答える。
「そうか、それはお前に任せる。俺様は、新入生歓迎会の書類を準備する」
アランがそう言うと、ディアナは身を乗り上げた。
「あれ? アラン、何にするのか決めたの? ボク、すっごく気になる!!」
「刃物博物館!!」
「ディアナちゃんのファッションショー!!」
「シド、レインは黙れ。こうも意見が纏まらないんだ。風紀委員が言っていた立食パーティーに、問題がそこまで起こらなそうな宝探しゲームにする」
「へー、楽しそうっ!! なら、立食パーティーのメニューとかはボクとエドで考えるよ」
「……え? エド、も?」
こてんと、首を傾げる。
「そうよ! 楽なのがいいんでしょ!! それとも、宝探しゲームの方を考える?」
そうディアナが言うと、エドワードは首を横に振る。
「ううん。それなら……立食パーティーの方が楽」
「でしょ! なら、案を考えよう! 時間もあまりないし、凝ったものよりも簡単な家庭的料理にしよう!」
うんうんと頷き、エドワードと共に図書室へ行くため、部屋を後にした。
一先ず立食パーティーの方は、任せても大丈夫だろう。
なら次は宝探しゲームだ。
「宝探しゲームの方は、残りのザックス、シド、レインに任せる」
「何をすればいいんだ?」
ザックスは首を傾げ、尋ねる。
そのザックスの言葉に、レインが答えた。
「宝探しというから、敷地内に何か宝物を隠す感じっすかね。宝物というから、……まさかうちの宝物を景品にするんすか!?」
「いや、例年通り生徒会が一つ願いごとを叶える感じとなるだろう。だから、あたり券とはずれ券の何方かを入れればいい」
書類に判を押しつつ、答える。
「ならおれっち達は、敷地の何処に埋めるか考える感じか……。敷地は広いから、絞った方がいい感じか?」
学園の敷地内地図を広げ、三人は何処に埋めるか考え始めた。
これで宝探しゲームの方も大丈夫だろう。
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パソコンの電源を入れ、ある程度企画書を進めていく。
「そういえば、他に何かあったか? 新入生歓迎会や転校生以外に」
「あー、それなら少しの間休学していた生徒が今日から復学しましたね」
「……休学していた?」
そんな生徒はいただろうか。
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そう呟いていると、ザックスが声を上げる。
「そのエリオットとかいうやつ。確か、いじめられてた奴だよな」
「……いじめられていた?」
その言葉に、アランの表情が険しくなる。
その様な話は教師からも、他の生徒からも聞いていない。
何故だ……何故この話が此方まで伝わってこなかったんだ。
ディランに会った時も、あいつは何も言っていなかった。
「クラスは違うっすけど、なんか一部でモジャ頭とか黒マリモとか言われてるやつのことっすよね」
「あー、おれっちも聞いた事あるかもしれないなぁ~」
次々と発せられる一年の発言に、アランは眉を顰めた。
いじめというのは生徒会としても見逃せない。
これはどうにかして、物事の収拾をつけるべきだ。
「直々に名指しをし、いじめを止めさせるべきか?」
「そんなことをしたら駄目っ!!」
両手に本を持って、勢いよく扉が開かれる。
現れたのは、先程図書室へ向かったディアナとエドワードだ。
「駄目とは何故だ?」
アランが尋ねると、「そんなことも分からない?」と言うようにため息をついた。
「ボク達は、学園の中では権力を持っていると言っても過言じゃない。そして敬われ、中には崇めている人もいる。ガチ恋勢だっているの。そんなボク達が、特定の人をあからさまに守るといじめの主犯格だけじゃなく、最近大人しい親衛隊の反感も買う」
「だが……」
「だがじゃないっ! アランは生徒達のことを一番に考えている、優しい俺様ツンデレなのは分かってる!! でもボク達が生半可に首を突っ込んでしまうと、いじめられている彼はもっと傷付く。ボク達が出来ることは、知らないふりをするか、教師に現状を伝えるしかない……」
そうディアナは言うが、どうしても納得することが出来ない。
そんな時、レインが口を開いた。
「あー、多分エリオットは大丈夫だと思うっすよ。今日魔法の授業でもそうだったんすが、登校時にも周りのことを全く気にしてなかったす。それに、何だか雰囲気も変わっていたっす」
「そ、そうか。大丈夫ならいいのだが……」
今の現状が改善出来ているのなら安心だ。
アランはほっと胸を撫で下ろすと、書類へと顔を向けた。
しかし、改善出来ているとしてもまだ油断は出来ない。
これは暫くは気に留めていなくてはいけない事項だろう。
いじめの主犯が親衛隊に所属しているのならば、直々に止めるように言ったとしても差ほど問題はなさそうだが……親衛隊ではないとすると、流石にディアナが言った通りなのかもしれない。
生徒会長とは不便だなと、アランは静かにため息を漏らした。
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