15 / 15
終
しおりを挟む
眠さはまだあったがもうここにいる気にもなれず「帰る」と一言だけ言って私は家をあとにした。
彼女は私を見送ろうともせず、眠気に負けそのまま寝ていた。
お見送りくらいしてくれてもいいじゃん、と思ったが別に文句は言わなかった。
彼女と一緒に寝たのに何も起きなかった悲しさとそれでよかったという気持ちで複雑になっていた。
何を期待していたんだろうと思った。
結局彼女からして私は友人止まりなのだろう。
その日からまた彼女からの連絡は途絶えた。
自分から連絡をする気にもなれなかった。
なんだかもう彼女に対してやっていたことはすべてバカだったのかもしれないとも感じていた。
彼女を忘れて次の恋愛に進みたい。
彼女を好きだったこの気持ちが一切なくなってほしい、いっそのこと彼女と出会わなければこんなに辛い思いをしなくて済んだのだともさえ思った。
でも出会い、彼女を好きになったことは決して変わらない。
だからなるべく彼女を忘れるよう努力してこれから歩んでいこうと思う。
ーー私の忘れられない恋
彼女は私を見送ろうともせず、眠気に負けそのまま寝ていた。
お見送りくらいしてくれてもいいじゃん、と思ったが別に文句は言わなかった。
彼女と一緒に寝たのに何も起きなかった悲しさとそれでよかったという気持ちで複雑になっていた。
何を期待していたんだろうと思った。
結局彼女からして私は友人止まりなのだろう。
その日からまた彼女からの連絡は途絶えた。
自分から連絡をする気にもなれなかった。
なんだかもう彼女に対してやっていたことはすべてバカだったのかもしれないとも感じていた。
彼女を忘れて次の恋愛に進みたい。
彼女を好きだったこの気持ちが一切なくなってほしい、いっそのこと彼女と出会わなければこんなに辛い思いをしなくて済んだのだともさえ思った。
でも出会い、彼女を好きになったことは決して変わらない。
だからなるべく彼女を忘れるよう努力してこれから歩んでいこうと思う。
ーー私の忘れられない恋
10
お気に入りに追加
3
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
君の隣が私の居場所
御菓子乃国ノ有栖
恋愛
佐倉碧は望月雫と高校受験のときに同じ塾で知り合い共に時間を過ごすうちに親しくなり、高校でも親友で居続けることを約束した。しかし実際は互いに忙しい生活の中で疎遠となってしまう。新たな環境で新たに友人関係を構築する中でも紫苑のことが忘れられない碧はそこで…
推しをやめた日
西園寺 亜裕太
恋愛
アイドルになった親友のさおちゃんをわたしは推していた。けれど、さおちゃんが売れていくにつれてわたしはさおちゃんとの距離を感じてしまう。輝く彼女の姿を見るのが辛くなってしまい、こっそりと推しをやめてしまった。そんなさおちゃんにはわたしに対して特別な感情があり……。
カクヨムでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる