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高2
キレた亜姫と暴露の和泉(4)
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「私がどれだけいやらしいのか、知りたいんでしょう? ちゃんと全部教えてあげる。
和泉とはスるよ? だって和泉には触ってもらいたくなるもの。でも、学校ではしない。私が恥ずかしくないように、幸せを感じられるようにって……和泉は絶対誰にも見られない、安全な場所でしかシないから。
和泉はいつも、これでもかってぐらい労ってくれる。些細な事にもすぐ気づいてくれるし……不満なんて一度も感じたことがない。むしろ、色々してもらいすぎて申し訳ないぐらい。
これは大したことがないの? あなた達はもっと凄いってこと?
酷いことなんてされたことないし、されて嫌だと思ったこともない。ひたすら優しいし幸せ。満足しかないに決まってるよ。
あなたとシたってこれ以上の満足は絶対に得られないと思うし、そもそもそんな満足を欲しいとも思わないんだけどな?
エロい? 淫乱? そうだね、もし和泉にそんなこと言われたら恥ずかしい気分になっちゃうんだけど……あなたに言われても不快感しかないな。んー? 同じ言葉なのに、何が違うんだろう?
……あぁ、わかった。和泉は、身勝手で強引な行為なんて絶対しないんだ。あなたみたいに酷いことを言ったり怖がらせるなんて有り得ないからだ。だから素直に言葉を聞けるんだ。
和泉は、いつも私の気持ちを最優先にしてくれるもの。もし何かあれば、途中でも絶対止めてくれるよ?
もしこれが大したことないんだとしても、貴方の方がもっと凄いんだとしても。私は和泉だけで充ムガッ」
後ろから嗅ぎ慣れた好きな匂いに包まれ、同時に大きな手に口を塞がれて亜姫は言葉に詰まる。
反射的に振り向くと、亜姫の肩口に顔を埋めながら和泉が言った。
「もう喋んな」
しかし亜姫は和泉の手を振り払う。
「離して。まだ全部答えてな」
「もう、とっくに聞いてねーよ!」
話の途中でそう怒鳴ると、和泉は強い力で今度こそ亜姫の口を塞いだ。
そして。
「マジで……頼むからもうやめて下さい………これ以上は俺が耐えられない………」
懇願する声に驚いた亜姫の目の前で、大きな体がズルズルと地面の方へ下がっていく。
かろうじて亜姫の片手の指を掴んでいる和泉。
しゃがみこんだまま俯いて、もう片方の手で顔を覆っている。
その両耳は余すことなく真っ赤に染まっていた。
亜姫はぽかんとした顔でその様子を見つめる。
「………いずみ………?」
どうしたの? と声をかけると。
「おま……こんなとこでそんなこと、事細かに暴露するな……。
好きな女に必死で奉仕してるとか、そーゆーの実は全部お前にバレてたとか……恥ずかしすぎる……。
改めて全部言葉にされんの、本当にキツイって……お前、俺を殺す気か……」
和泉は、覆った手の間から恨めしそうに亜姫を見る。
その内容を理解するに連れ、亜姫の顔は青ざめていった。
「あ、あの……私……」
そう言いながら周りを見て、亜姫は多数のギャラリーに囲まれていることをようやく把握する。
そこで再度鍋島を見ると、いつの間にか地面に座り込み呆然としているではないか。
自分のしでかしたことを思い返し、涙目で口をパクパクさせて亜姫の顔は羞恥に染まった。
それを見た途端、和泉は立ち上がり亜姫を腕の中に抱え込む。
「バカ。その顔、他の奴に見せんな」
と、すぐ横から
「お前……顔。耳まで真っ赤」
「和泉のそんな顔、初めて見た」
戸塚とヒロが呟く声に、和泉がまた慌てて顔を隠そうとする。
すると、遠巻きに見ていた中からザワザワと声が聞こえてきた。
「和泉って、そんな尽くしてんだ……。一回でヤり捨てする奴じゃなかったのかよ……?」
「和泉の方が尽くしてるってこと?」
「彼女が嫌がったら途中でやめられるってすごくね?」
それを聞いたヒロがしみじみと言った。
「お前、すげーな。途中でやめられるとか……俺、流石にそれは出来ねぇな」
それに、戸塚と麗華が相槌を打つ。
「どれだけ大事にしてるんだって話だよね」
「亜姫が和泉に安心しきってる理由がこれでわかったわ。まぁ、そばに居たいならそれぐらい出来て当然だけど」
「いちいちツッコんでくんな! うるせぇな! 嫌な思いなんて絶対させたくねぇんだからしょうがないだろ!」
和泉が大声で怒鳴ると、遠巻きに見てた中からまた声が飛ぶ。
「どんだけ惚れてんだよ。変わりすぎてて逆にウケるんだけど」
その声に、和泉が言葉をグッと詰まらせる。
誰だと言いたげに声がした方を睨むが、羞恥を滲ませた赤い顔の和泉にいつものような近寄りがたさなど見えるはずも無く。
「おい、マジかよ。図星か! 和泉のあんな顔、見たことねぇ!」
「お前、巨乳のエロい女が好きだったんじゃねーのか。いつから宗旨変えしたんだよ?」
「いや、それにしても尽くしすぎだろ!」
一気にからかいの声が上がったことに、和泉がキレた。
「あー、もぅ! うるっせえな!!
好きな女できたのなんて初めてなんだから、程度なんて分かるわけねぇだろ!」
一瞬の静寂。そして。
「初めて、って……もしかして、初恋……?」
誰かが、驚愕をのせて呟いた。
和泉とはスるよ? だって和泉には触ってもらいたくなるもの。でも、学校ではしない。私が恥ずかしくないように、幸せを感じられるようにって……和泉は絶対誰にも見られない、安全な場所でしかシないから。
和泉はいつも、これでもかってぐらい労ってくれる。些細な事にもすぐ気づいてくれるし……不満なんて一度も感じたことがない。むしろ、色々してもらいすぎて申し訳ないぐらい。
これは大したことがないの? あなた達はもっと凄いってこと?
酷いことなんてされたことないし、されて嫌だと思ったこともない。ひたすら優しいし幸せ。満足しかないに決まってるよ。
あなたとシたってこれ以上の満足は絶対に得られないと思うし、そもそもそんな満足を欲しいとも思わないんだけどな?
エロい? 淫乱? そうだね、もし和泉にそんなこと言われたら恥ずかしい気分になっちゃうんだけど……あなたに言われても不快感しかないな。んー? 同じ言葉なのに、何が違うんだろう?
……あぁ、わかった。和泉は、身勝手で強引な行為なんて絶対しないんだ。あなたみたいに酷いことを言ったり怖がらせるなんて有り得ないからだ。だから素直に言葉を聞けるんだ。
和泉は、いつも私の気持ちを最優先にしてくれるもの。もし何かあれば、途中でも絶対止めてくれるよ?
もしこれが大したことないんだとしても、貴方の方がもっと凄いんだとしても。私は和泉だけで充ムガッ」
後ろから嗅ぎ慣れた好きな匂いに包まれ、同時に大きな手に口を塞がれて亜姫は言葉に詰まる。
反射的に振り向くと、亜姫の肩口に顔を埋めながら和泉が言った。
「もう喋んな」
しかし亜姫は和泉の手を振り払う。
「離して。まだ全部答えてな」
「もう、とっくに聞いてねーよ!」
話の途中でそう怒鳴ると、和泉は強い力で今度こそ亜姫の口を塞いだ。
そして。
「マジで……頼むからもうやめて下さい………これ以上は俺が耐えられない………」
懇願する声に驚いた亜姫の目の前で、大きな体がズルズルと地面の方へ下がっていく。
かろうじて亜姫の片手の指を掴んでいる和泉。
しゃがみこんだまま俯いて、もう片方の手で顔を覆っている。
その両耳は余すことなく真っ赤に染まっていた。
亜姫はぽかんとした顔でその様子を見つめる。
「………いずみ………?」
どうしたの? と声をかけると。
「おま……こんなとこでそんなこと、事細かに暴露するな……。
好きな女に必死で奉仕してるとか、そーゆーの実は全部お前にバレてたとか……恥ずかしすぎる……。
改めて全部言葉にされんの、本当にキツイって……お前、俺を殺す気か……」
和泉は、覆った手の間から恨めしそうに亜姫を見る。
その内容を理解するに連れ、亜姫の顔は青ざめていった。
「あ、あの……私……」
そう言いながら周りを見て、亜姫は多数のギャラリーに囲まれていることをようやく把握する。
そこで再度鍋島を見ると、いつの間にか地面に座り込み呆然としているではないか。
自分のしでかしたことを思い返し、涙目で口をパクパクさせて亜姫の顔は羞恥に染まった。
それを見た途端、和泉は立ち上がり亜姫を腕の中に抱え込む。
「バカ。その顔、他の奴に見せんな」
と、すぐ横から
「お前……顔。耳まで真っ赤」
「和泉のそんな顔、初めて見た」
戸塚とヒロが呟く声に、和泉がまた慌てて顔を隠そうとする。
すると、遠巻きに見ていた中からザワザワと声が聞こえてきた。
「和泉って、そんな尽くしてんだ……。一回でヤり捨てする奴じゃなかったのかよ……?」
「和泉の方が尽くしてるってこと?」
「彼女が嫌がったら途中でやめられるってすごくね?」
それを聞いたヒロがしみじみと言った。
「お前、すげーな。途中でやめられるとか……俺、流石にそれは出来ねぇな」
それに、戸塚と麗華が相槌を打つ。
「どれだけ大事にしてるんだって話だよね」
「亜姫が和泉に安心しきってる理由がこれでわかったわ。まぁ、そばに居たいならそれぐらい出来て当然だけど」
「いちいちツッコんでくんな! うるせぇな! 嫌な思いなんて絶対させたくねぇんだからしょうがないだろ!」
和泉が大声で怒鳴ると、遠巻きに見てた中からまた声が飛ぶ。
「どんだけ惚れてんだよ。変わりすぎてて逆にウケるんだけど」
その声に、和泉が言葉をグッと詰まらせる。
誰だと言いたげに声がした方を睨むが、羞恥を滲ませた赤い顔の和泉にいつものような近寄りがたさなど見えるはずも無く。
「おい、マジかよ。図星か! 和泉のあんな顔、見たことねぇ!」
「お前、巨乳のエロい女が好きだったんじゃねーのか。いつから宗旨変えしたんだよ?」
「いや、それにしても尽くしすぎだろ!」
一気にからかいの声が上がったことに、和泉がキレた。
「あー、もぅ! うるっせえな!!
好きな女できたのなんて初めてなんだから、程度なんて分かるわけねぇだろ!」
一瞬の静寂。そして。
「初めて、って……もしかして、初恋……?」
誰かが、驚愕をのせて呟いた。
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