85 / 108
第四話 獣王国と死霊国
第7話 ヒナメとヘルブレム
しおりを挟む
ヘルブレムの家
「この子だよ」
私は写真を見た
そこには着物を着た可愛い少女が居た
「わぁ···綺麗だね」
「····でしょ?」
「大好きだったんだよね····いつ、出会ったの?」
「僕がまだ戦士になる前の事なんだけど」
「お母さん!お母さん!」
「ヘルブレム····ごめんなさいね、お母さんはここまでみたい」
「やだ!やだぁ!死んじゃ、嫌だよ!お母さん!」
僕が幼い頃お母さんは死んだ
そして僕は家を出た
理由は父親は僕の事を嫌っていたし兄は僕の事を助けてくれなかったから
そうして僕は山の中に入った
「···何処に行こう···」
そして2日後
「···」
僕は田んぼに出た
「田んぼ?こんな所に?」
その時、一人の泣いている女の子の後ろ姿があった
「ど、どうしたの?」
僕はその子に話しかけた
「あ、貴方、だ、誰?」
「あ、ごめんね、僕はヘルブレム、君は?」
「わ、私はヒナメ····うっ、うっ、うわぁぁん!!」
「な、泣かないで」
「うっ、うっ」
「な、何かあったの?」
「お母さんとお父さんが····お爺ちゃんが···お婆ちゃんがぁ」
「ど、どうしたの?」
「殺されたの···」
ヒナメは涙を流しながらそう言った
「え?誰に?」
「魔獣族···」
「そ、そうなんだ」
「貴方は?」
「いや、僕はお母さんが死んじゃって居場所が無いから···」
「···住む家無いの?」
「うん」
「なら、さ、私の家で一緒に住む?」
「うん!」
その時ヒナメは涙を拭いて笑顔になって言った
「ありがとう!」
と
「へぇー」
「それで、僕達は一緒に暮らしたんだ」
「その時は幸せだった?」
「物凄くね」
「···今、思ったけどもうそれ結婚してる同じでは?」
「いや、僕、ヒナメに好きって言えてない」
「あ、そうなんだ」
その時
「おーい、ヘルブレム、入るぞ」
雷々音さん何か白色の布を掛けた物を抱えてやって来た
「あ、雷々音さん」
「どうしたの?後、その抱えてるのは?」
「これは····ヒナメの遺体だ」
それを聞いた時ヘルブレム君は白色の布をめくった
そこには腹部が抉られていてに血痕が残っている目を瞑った少女の遺体があった
「あ···ああ···ヒナメ····ヒナメ」
「遺体···どうする?」
「うっ、うう」
ヘルブレム君はヒナメちゃんの遺体を抱き締めた
「····いつ、殺されたの?」
「···ヒナメの誕生日の日、僕はヒナメが買いたがっていたリボンと着物を買いに行ってたんだ」
「お?ヘルブレム、ヒナメにあげるのか?」
「うん!」
「そうか、そうか、それじゃ、おまけに君にこれをやろう」
僕はその時黒色のフードをもらった
「ありがとう!」
「良いってことよ、あ、それで、お前ら、いつ結婚するんだ?」
「け、け、け、結婚!?」
「早く告白しないとあんな美人さん取られちゃうぞ?」
「···分かった、今日、告白してみる!」
「おう!がんばれ!」
そうして僕は家に帰った
ギィ
「ただいまー、ヒナメー居るー?」
その時、僕は血の匂いを嗅ぎとった
「···え?ヒナメ!?ヒナメ!?何処だ!?」
僕は必死に探したそして
「···あ、え?ヒナメ?」
腹部を爪で抉られて死んでいるヒナメを見つけた
「あ、ああああああああ!!!!!」
「···本当にすまない、まさか魔獣族が残っているとは思ってもいなかったんだ、ヘルブレム、俺があの時、来とくべきだった···」
「····大丈夫ですよ、雷々音さん」
「···だが」
「遺体、ありがとうございました」
「····」
「僕がこの手で埋葬しとき···」
「待って」
「どうしたの?宗古」
「···私、その子を生き返す事ができるかも!」
「「え!?」」
「ど、どういう事だ?」
「私の生命と進化のライフを使えば行けると思う」
「本当!?」
「うん!」
「良かったじゃねえか、ヘルブレム!」
「はい!」
私はヒナメちゃんの腹部に手を置いた
「生命」
私はヒナメちゃんの遺体に凄まじい量の妖気を送った
すると
傷痕は全て消え、腹部も元通りになり始めた
「せ、成功ね」
ドサッ
「「宗古!」」
「あ、ご、ごめん」
「大丈夫か?」
「う、うん、物凄く疲れたけど」
「疲れたで済むお前が凄いよ、禁忌に触れてるんだから」
「あ、あはは」
その時
「···うっ····ここは···何処?」
ヒナメちゃんが目を覚まし起き上がった
「あ、ああ、ヒナメ···」
ヒナメはヘルブレム君を見たそして
「····嘘····も、もしかして···ヘルブレム?」
「うん、うん!」
ヒナメちゃんはヘルブレム君を抱き締めた
ヘルブレム君もヒナメちゃんを抱き締めた
「会いたかった····会いたかったよぉ」
「私も····会いたかったよぉ」
「···微笑ましい光景だな」
「だね」
「へぇ、そうなんだ、ありがとう宗古さん」
「いやいや、気にしないで」
「本当に、本当にありがとう」
「泣かないでよ」
私は少し笑って涙を拭いてあげた
「可愛いね、ヒナメちゃん」
「え///、そう?」
「···で?ヘルブレム君の事、どう思ってるの?」
「え///あ、えと、その////···ね」
私の耳に話しかけた
「大好き」
「へぇ····」
「で?いつ告白するんですか?ヘルブレムさん?」
「あ、え、え、あ」
「ほらほら、速く言いに行きな?」
「え、で、でも断られてたら」
「それでもチャレンジだ、ヘルブレム、はい、ズゴゴゴー」
「ちょ、お、押さないでよ」
「あ、来てくれたみたいね」
「え?」
「ほい、ヘルブレム?言いたい事をはっきり言ってそれ渡しな?」
「···」
「ヘルブレム?ど、どうか···したの?」
「え、えと、ヒナメ···」
「う、うん」
「····ぼ、僕と····結婚してください!」
ヘルブレム君はヒナメちゃんに指輪を差し出しそう言った
「····」
ヒナメちゃんは少し驚いた顔をした後
ヘルブレム君にキスをして
「良いよ、私もヘルブレムの事、大好きだったんだよ」
「···そうだったんだ」
「先に私が言いたかったけどね」
「···やっぱりこう言うのって、男の子から言うんだね」
「お前の時も月龍から言われたのか?」
「うん····え?雷々音さん、何で月龍の事を?」
「キルから聞いた」
「あの人···」
「たはは、で?お二方、さっさと結婚式あげましょうか」
「「···え?」」
「海、どうだ?」
「····強くなったなお前」
「···そうか」
「白の魔神さ、討伐するのは俺にさせてくれないか?」
「元よりそうするつもりだ俺は囮になる」
「··頼んだぞ」
「この子だよ」
私は写真を見た
そこには着物を着た可愛い少女が居た
「わぁ···綺麗だね」
「····でしょ?」
「大好きだったんだよね····いつ、出会ったの?」
「僕がまだ戦士になる前の事なんだけど」
「お母さん!お母さん!」
「ヘルブレム····ごめんなさいね、お母さんはここまでみたい」
「やだ!やだぁ!死んじゃ、嫌だよ!お母さん!」
僕が幼い頃お母さんは死んだ
そして僕は家を出た
理由は父親は僕の事を嫌っていたし兄は僕の事を助けてくれなかったから
そうして僕は山の中に入った
「···何処に行こう···」
そして2日後
「···」
僕は田んぼに出た
「田んぼ?こんな所に?」
その時、一人の泣いている女の子の後ろ姿があった
「ど、どうしたの?」
僕はその子に話しかけた
「あ、貴方、だ、誰?」
「あ、ごめんね、僕はヘルブレム、君は?」
「わ、私はヒナメ····うっ、うっ、うわぁぁん!!」
「な、泣かないで」
「うっ、うっ」
「な、何かあったの?」
「お母さんとお父さんが····お爺ちゃんが···お婆ちゃんがぁ」
「ど、どうしたの?」
「殺されたの···」
ヒナメは涙を流しながらそう言った
「え?誰に?」
「魔獣族···」
「そ、そうなんだ」
「貴方は?」
「いや、僕はお母さんが死んじゃって居場所が無いから···」
「···住む家無いの?」
「うん」
「なら、さ、私の家で一緒に住む?」
「うん!」
その時ヒナメは涙を拭いて笑顔になって言った
「ありがとう!」
と
「へぇー」
「それで、僕達は一緒に暮らしたんだ」
「その時は幸せだった?」
「物凄くね」
「···今、思ったけどもうそれ結婚してる同じでは?」
「いや、僕、ヒナメに好きって言えてない」
「あ、そうなんだ」
その時
「おーい、ヘルブレム、入るぞ」
雷々音さん何か白色の布を掛けた物を抱えてやって来た
「あ、雷々音さん」
「どうしたの?後、その抱えてるのは?」
「これは····ヒナメの遺体だ」
それを聞いた時ヘルブレム君は白色の布をめくった
そこには腹部が抉られていてに血痕が残っている目を瞑った少女の遺体があった
「あ···ああ···ヒナメ····ヒナメ」
「遺体···どうする?」
「うっ、うう」
ヘルブレム君はヒナメちゃんの遺体を抱き締めた
「····いつ、殺されたの?」
「···ヒナメの誕生日の日、僕はヒナメが買いたがっていたリボンと着物を買いに行ってたんだ」
「お?ヘルブレム、ヒナメにあげるのか?」
「うん!」
「そうか、そうか、それじゃ、おまけに君にこれをやろう」
僕はその時黒色のフードをもらった
「ありがとう!」
「良いってことよ、あ、それで、お前ら、いつ結婚するんだ?」
「け、け、け、結婚!?」
「早く告白しないとあんな美人さん取られちゃうぞ?」
「···分かった、今日、告白してみる!」
「おう!がんばれ!」
そうして僕は家に帰った
ギィ
「ただいまー、ヒナメー居るー?」
その時、僕は血の匂いを嗅ぎとった
「···え?ヒナメ!?ヒナメ!?何処だ!?」
僕は必死に探したそして
「···あ、え?ヒナメ?」
腹部を爪で抉られて死んでいるヒナメを見つけた
「あ、ああああああああ!!!!!」
「···本当にすまない、まさか魔獣族が残っているとは思ってもいなかったんだ、ヘルブレム、俺があの時、来とくべきだった···」
「····大丈夫ですよ、雷々音さん」
「···だが」
「遺体、ありがとうございました」
「····」
「僕がこの手で埋葬しとき···」
「待って」
「どうしたの?宗古」
「···私、その子を生き返す事ができるかも!」
「「え!?」」
「ど、どういう事だ?」
「私の生命と進化のライフを使えば行けると思う」
「本当!?」
「うん!」
「良かったじゃねえか、ヘルブレム!」
「はい!」
私はヒナメちゃんの腹部に手を置いた
「生命」
私はヒナメちゃんの遺体に凄まじい量の妖気を送った
すると
傷痕は全て消え、腹部も元通りになり始めた
「せ、成功ね」
ドサッ
「「宗古!」」
「あ、ご、ごめん」
「大丈夫か?」
「う、うん、物凄く疲れたけど」
「疲れたで済むお前が凄いよ、禁忌に触れてるんだから」
「あ、あはは」
その時
「···うっ····ここは···何処?」
ヒナメちゃんが目を覚まし起き上がった
「あ、ああ、ヒナメ···」
ヒナメはヘルブレム君を見たそして
「····嘘····も、もしかして···ヘルブレム?」
「うん、うん!」
ヒナメちゃんはヘルブレム君を抱き締めた
ヘルブレム君もヒナメちゃんを抱き締めた
「会いたかった····会いたかったよぉ」
「私も····会いたかったよぉ」
「···微笑ましい光景だな」
「だね」
「へぇ、そうなんだ、ありがとう宗古さん」
「いやいや、気にしないで」
「本当に、本当にありがとう」
「泣かないでよ」
私は少し笑って涙を拭いてあげた
「可愛いね、ヒナメちゃん」
「え///、そう?」
「···で?ヘルブレム君の事、どう思ってるの?」
「え///あ、えと、その////···ね」
私の耳に話しかけた
「大好き」
「へぇ····」
「で?いつ告白するんですか?ヘルブレムさん?」
「あ、え、え、あ」
「ほらほら、速く言いに行きな?」
「え、で、でも断られてたら」
「それでもチャレンジだ、ヘルブレム、はい、ズゴゴゴー」
「ちょ、お、押さないでよ」
「あ、来てくれたみたいね」
「え?」
「ほい、ヘルブレム?言いたい事をはっきり言ってそれ渡しな?」
「···」
「ヘルブレム?ど、どうか···したの?」
「え、えと、ヒナメ···」
「う、うん」
「····ぼ、僕と····結婚してください!」
ヘルブレム君はヒナメちゃんに指輪を差し出しそう言った
「····」
ヒナメちゃんは少し驚いた顔をした後
ヘルブレム君にキスをして
「良いよ、私もヘルブレムの事、大好きだったんだよ」
「···そうだったんだ」
「先に私が言いたかったけどね」
「···やっぱりこう言うのって、男の子から言うんだね」
「お前の時も月龍から言われたのか?」
「うん····え?雷々音さん、何で月龍の事を?」
「キルから聞いた」
「あの人···」
「たはは、で?お二方、さっさと結婚式あげましょうか」
「「···え?」」
「海、どうだ?」
「····強くなったなお前」
「···そうか」
「白の魔神さ、討伐するのは俺にさせてくれないか?」
「元よりそうするつもりだ俺は囮になる」
「··頼んだぞ」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる