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第三章 凍てつく大地
第32話 地雲VSツリー
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氷の国
「よーし、着いたー」
「で、ツリーは何処に居るんだろうな」
「さぁ?」
「···うーん、取り敢えず、町の人に聞いてみる?」
「そうだな」
「あ、お兄様、あの屋敷ってさ」
「うん?あー、霜月の屋敷じゃん、アイツなら何か知ってそうだな」
私達は屋敷の門の前にたって
コンコン
とノックした
ギギギ
青年が扉を開けてくれた
「すまん、霜月居る?」
「い、一応居ますけど···その」
「ん?何かあったのか?」
「実は···」
「え?宗古さんが行方不明?」
「はい、それで深く悲しんでいて」
「成る程、分かった探してくる」
「!本当ですか?」
「アイツは俺達の友達でもあり親友の恋人だしな、で、何処で消えた?」
「彼処の森です」
「分かった」
「··あ、いつの間にか寝てた」
「おはようございます」
「おはよう、ウサギちゃん」
「う?あ、俺達も寝てた」
カブトムシと蝶々さんは目を覚ました
「おはよう」
「おはよう」
私は蛹を見た
「··もう少し時間がかかるのかな」
「だね」
「···うっ!」
「!?どうしたの?」
「か、体が、い、痛い」
「え?」
その時、右手に着いていた根が私の体を覆った
「ま、まさか、喋ることも出来ない木になるんじゃ」
「そ、そんなの!いや!」
「ふ、踏ん張って!」
「ど、どうやって」
「力を全身に!」
「う、うん」
「はっ!」
私は宗古の妖気を感じ取った
「何処なのだ!?」
私は走ったすると木が見えてきた
「?木?」
「あ!地雲ちゃん!助けて!」
その時ウサギちゃんが地雲ちゃんの裾を口で咥えて引っ張った
「うわっ!な、なんなのだ?」
ウサギはずっと引っ張っていた
「···もしかして、大蛇!」
シャーー(なんですか?)
「この木、何か喋ってる?」
シャー!(はい!)
「宗古か!?」
シャー(そうだそうです)
「よし!見つけたのだ!待ってるのだ今助けるのだ」
私はお札を木に張った
「忌まわしき呪術よ 神に使える者から今すぐに離れよ」
そう言った時、お札は光だした
光が消えると
「あ、も、戻れた···」
宗古が居た
「宗古ーーー!!心配したんだぞー!」
「ご、ごめんね」
「もぉ」
「ありがとう、もうダメかと思ってた」
「私も居なくなったって聞いたときは本当に心配したのだー」
「ご、ごめん」
宗古は裸足で服も右手の所が破けていた
「さ、寒くないのかー?」
「物凄く寒い」
その時ウサギが宗古の足に体を擦り付けた
「あはは、ありがとうウサギちゃん」
宗古はウサギを抱き上げ抱き締めた
「本当に、本当にありがとうね」
「···うん?宗古ー、何か着いてるのだ」
「え?あ!蛹」
「何かの幼虫?」
「うん!私の友達だよ」
「へぇー」
その時
ゴソゴソ
蛹はゆっくりと動いた
「あ!もうすぐだよ」
「頑張るのだー」
蛹から銀色の羽が見えた
「頑張れー」
幼虫は蛹から出て羽を広げた
「わぁ」
蝶々は少し辺りを見て宗古の肩に乗った
「良かったね」
シャー(貴女もね、と言っています)
「貴女もね、だって」
「そう、これからも一緒だよ、蝶々ちゃん」
シャー(うん!だそうです)
「うん!だって」
「あ、勿論、貴方達もね」
その時
「木爆弾」
「雷獣斬!」
ズダーーーーン!!!
「ま、まさか」
「後ろにいるのだ」
「う、うん」
「やぁ、やぁ、久しぶりだね地雲」
「気安く名前を呼ぶな、木材」
「おーっと、酷いね、酷いから、酷いことしてあげよう」
ツリーは木の蔓を放った
私は刀で蔦を斬ったしかし蔓は斬った後から生えていき
「え?きゃあ!」
宗古が捕まった
「宗古!」
「あ、うぐぐ、く、苦しい」
「もーっと、苦しくしてあげよう」
ツリーは宗古を自分の近くまで持ってきてそう言った
メキメキ
「あ、あ、く、苦しい」
「あーはっはっ、どうだ?悔しいか?」
「何とも思わないのだ」
「は?」
「宗古、ちゃんと見ておくのだ」
「あ、え、う、うん」
私は刀を構え
「厄災 人食らう八個の頭の大蛇 天叢雲剣の持つ神獣 素戔嗚尊に殺された怨み此処で晴らせよ 獣神術 八岐大蛇!」
ズダーーーーン!!!!!
私はツリーの胴体を斬った
「なっ!?」
「終わりだ」
ジャキン!
追撃の攻撃でツリーは木片になった
「よーし、終わったー、あ、どうだったのだ?」
「す、凄かった」
「えへへ、そうなのかー」
私は宗古をおんぶした
「それじゃ、帰るのだ皆、心配してるのだー」
「うん!」
「おおー、良かった見つかったのか」
「なのだ、あ、ツリーは私が倒したのだ」
「えー、俺が倒したかったのに」
「ふっ、ふっ、ふっ」
その時襖が開いて宗古が出てきた
「あ、宗古、大丈夫か?」
「うん!」
「そうか」
「おー、髪飾り似合ってるのだ」
「そ、そう?」
「うん!可愛いのだ」
「あはは」
何処かの廃墟
月龍は廃墟の前に立ち、中に入っていった
「····」
その時女の子の泣き声がした
えーん!えーん!
「···誰か居るのか?」
月龍は声のする所に走っていった、すると
「た、助けて···」
吊るされている幼い女の子が居て近くに幼い男の子の遺体があった
「····分かった、今助け···」
「お兄ちゃん!後ろ!」
「····」
「よーし、着いたー」
「で、ツリーは何処に居るんだろうな」
「さぁ?」
「···うーん、取り敢えず、町の人に聞いてみる?」
「そうだな」
「あ、お兄様、あの屋敷ってさ」
「うん?あー、霜月の屋敷じゃん、アイツなら何か知ってそうだな」
私達は屋敷の門の前にたって
コンコン
とノックした
ギギギ
青年が扉を開けてくれた
「すまん、霜月居る?」
「い、一応居ますけど···その」
「ん?何かあったのか?」
「実は···」
「え?宗古さんが行方不明?」
「はい、それで深く悲しんでいて」
「成る程、分かった探してくる」
「!本当ですか?」
「アイツは俺達の友達でもあり親友の恋人だしな、で、何処で消えた?」
「彼処の森です」
「分かった」
「··あ、いつの間にか寝てた」
「おはようございます」
「おはよう、ウサギちゃん」
「う?あ、俺達も寝てた」
カブトムシと蝶々さんは目を覚ました
「おはよう」
「おはよう」
私は蛹を見た
「··もう少し時間がかかるのかな」
「だね」
「···うっ!」
「!?どうしたの?」
「か、体が、い、痛い」
「え?」
その時、右手に着いていた根が私の体を覆った
「ま、まさか、喋ることも出来ない木になるんじゃ」
「そ、そんなの!いや!」
「ふ、踏ん張って!」
「ど、どうやって」
「力を全身に!」
「う、うん」
「はっ!」
私は宗古の妖気を感じ取った
「何処なのだ!?」
私は走ったすると木が見えてきた
「?木?」
「あ!地雲ちゃん!助けて!」
その時ウサギちゃんが地雲ちゃんの裾を口で咥えて引っ張った
「うわっ!な、なんなのだ?」
ウサギはずっと引っ張っていた
「···もしかして、大蛇!」
シャーー(なんですか?)
「この木、何か喋ってる?」
シャー!(はい!)
「宗古か!?」
シャー(そうだそうです)
「よし!見つけたのだ!待ってるのだ今助けるのだ」
私はお札を木に張った
「忌まわしき呪術よ 神に使える者から今すぐに離れよ」
そう言った時、お札は光だした
光が消えると
「あ、も、戻れた···」
宗古が居た
「宗古ーーー!!心配したんだぞー!」
「ご、ごめんね」
「もぉ」
「ありがとう、もうダメかと思ってた」
「私も居なくなったって聞いたときは本当に心配したのだー」
「ご、ごめん」
宗古は裸足で服も右手の所が破けていた
「さ、寒くないのかー?」
「物凄く寒い」
その時ウサギが宗古の足に体を擦り付けた
「あはは、ありがとうウサギちゃん」
宗古はウサギを抱き上げ抱き締めた
「本当に、本当にありがとうね」
「···うん?宗古ー、何か着いてるのだ」
「え?あ!蛹」
「何かの幼虫?」
「うん!私の友達だよ」
「へぇー」
その時
ゴソゴソ
蛹はゆっくりと動いた
「あ!もうすぐだよ」
「頑張るのだー」
蛹から銀色の羽が見えた
「頑張れー」
幼虫は蛹から出て羽を広げた
「わぁ」
蝶々は少し辺りを見て宗古の肩に乗った
「良かったね」
シャー(貴女もね、と言っています)
「貴女もね、だって」
「そう、これからも一緒だよ、蝶々ちゃん」
シャー(うん!だそうです)
「うん!だって」
「あ、勿論、貴方達もね」
その時
「木爆弾」
「雷獣斬!」
ズダーーーーン!!!
「ま、まさか」
「後ろにいるのだ」
「う、うん」
「やぁ、やぁ、久しぶりだね地雲」
「気安く名前を呼ぶな、木材」
「おーっと、酷いね、酷いから、酷いことしてあげよう」
ツリーは木の蔓を放った
私は刀で蔦を斬ったしかし蔓は斬った後から生えていき
「え?きゃあ!」
宗古が捕まった
「宗古!」
「あ、うぐぐ、く、苦しい」
「もーっと、苦しくしてあげよう」
ツリーは宗古を自分の近くまで持ってきてそう言った
メキメキ
「あ、あ、く、苦しい」
「あーはっはっ、どうだ?悔しいか?」
「何とも思わないのだ」
「は?」
「宗古、ちゃんと見ておくのだ」
「あ、え、う、うん」
私は刀を構え
「厄災 人食らう八個の頭の大蛇 天叢雲剣の持つ神獣 素戔嗚尊に殺された怨み此処で晴らせよ 獣神術 八岐大蛇!」
ズダーーーーン!!!!!
私はツリーの胴体を斬った
「なっ!?」
「終わりだ」
ジャキン!
追撃の攻撃でツリーは木片になった
「よーし、終わったー、あ、どうだったのだ?」
「す、凄かった」
「えへへ、そうなのかー」
私は宗古をおんぶした
「それじゃ、帰るのだ皆、心配してるのだー」
「うん!」
「おおー、良かった見つかったのか」
「なのだ、あ、ツリーは私が倒したのだ」
「えー、俺が倒したかったのに」
「ふっ、ふっ、ふっ」
その時襖が開いて宗古が出てきた
「あ、宗古、大丈夫か?」
「うん!」
「そうか」
「おー、髪飾り似合ってるのだ」
「そ、そう?」
「うん!可愛いのだ」
「あはは」
何処かの廃墟
月龍は廃墟の前に立ち、中に入っていった
「····」
その時女の子の泣き声がした
えーん!えーん!
「···誰か居るのか?」
月龍は声のする所に走っていった、すると
「た、助けて···」
吊るされている幼い女の子が居て近くに幼い男の子の遺体があった
「····分かった、今助け···」
「お兄ちゃん!後ろ!」
「····」
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