11 / 108
第一章 破滅の炎
第11話 敗因
しおりを挟む
「私って、月龍君にどう思われてると思う?」
「恋人と友人って多分、思われてるだろ」
「もしかしたら、私の事、弱くて何も出来ない奴とか思ってないかな」
「あいつがそんな事、思うわけねぇよ、それに月龍は、お前の事、強い奴って言ってたぞ」
「そうなの?」
「ああ、格闘技と小刀の攻撃は厄介だししかもかなり強いって言ってたぞ」
「そうなんだね」
「····どうした?何か悩みでもあるのか?」
「いや、何でも無いよ、それじゃ、私、戻るね」
「お、おう」
私は縁台から立ち上がり部屋に入った
部屋には月龍君は寝ていた
「お疲れなのだー」
「ありがとう、地雲ちゃん」
「あ、それと、月龍が今回の戦いは一人一人に分かれて戦おうって」
「一人一人に分かれて?何で?」
「何でも全員でやったらもしかしたら結界術を使うときに巻き込まれるからだって」
「成る程、分かったありがと、私も寝るね」
「お休みなのだ」
私はそう言って月龍君の隣に寝転がりそのまま眠りについた
「···あはは、本当に宗古ちゃんは月龍の事大好きなんだね」
私は二人に毛布をかけそして表に出た
「さて···私も少し練習するか」
私は深呼吸しそして
「神藏」
ウゴォォォォ!!!!!
龍を出した
「よしよし、次は·····あ、炎百足」
カサカサ
そして百足を出した
「よし、ちゃんと出せる」
「何してるんだ?そんな神獣達を出して」
「あ、お兄様、いやぁ、ちょっと妖術の練習でもしとこうかなぁって思って」
「成る程、それで神藏と炎百足を出してたと」
「そう言うこと」
「····八岐大蛇は出さないのか?お前、もう出せるだろ?」
「あいつは怖がりだからね、まだ出せないかな」
「成る程」
「それに、コイツらもかなり疲れただろうし休ませないと」
「?いつ、使ったんだ?」
「もちろん、昨日の戦」
「何で?」
「人造人間を全滅させようって思って、出したよ」
「あ、だから人造人間が少なかったのか」
私は神藏の頭を撫でた
「よしよし」
その時
「二人とも、おはよう」
「「!」」
月龍が後ろ出てきた
「お、おう」
「おはようなのだ」
「···その感じだと、つまりはあいつが自分からやったのか」
「あ?ああ、添い寝の事か」
「そりゃそうだよ、起きたら隣で宗古が俺に引っ付いて寝てるんだぞ?まじでびびった」
「別に良いだろ、彼氏彼女関係なんだし」
「まぁ、そうだけど、後それと、前回の生贄儀式の事なんだけどさ」
「おう、それがどうかした?」
「俺、気になったんだよ、何で負けたか」
「そりゃ、単純に相手が強かったからでは?」
「俺も初めはそう思っていたさ、こんなのが見つかるまでは」
そう言うと月龍は刀を3本取り出した
「それは?」
「妖怪や魔獣などの奴らに効果抜群の刀」
「ほう、それがどうかした?」
「前に戦った鬼が使った物だ、これがあるのに負けるとかあり得るか?」
「いや、有り得るだろ相手が強かったり、それにもしかしたら相手は人魔かも知れないだろ?人魔にはそう言うの効かないから」
「でも人魔だったら、鬼に勝てるわけ無いだろ?人魔は身体能力が高いが妖力は少ないそして脆いそれに対し鬼は高い身体能力に加え妖力は物凄く多い、そして硬い、どうやって勝つんだよ」
「······確かに」
「それで、少しこの刀があった場所を調べたんだ、そしたらな、妖火の後が見つかった」
「妖火か···妖火?何でだ?あれって、妖力が貯まってる場所じゃないと使えないはず····」
「それでさ、俺さ思うんだけど鬼や巫女は手を足も出なかったとか言われてるけど、実は相手現れた時に結界術を使ったんじゃないか?って思ったんだ」
「確かに、結界があれば妖火は使えるな」
「ほんで、後は全員、妖火でなす術もなく焼かれた」
「それで、死体を生贄にしたと」
「妖火って俺達に効くっけ?」
「効かないぞ」
「····あいつは?」
「宗古は人間だ少しでも触れたらそのまま全身火傷を負って最悪、死んでしまうな」
「····それだけは絶対にさせない」
「そうだよな、なら、どうする?」
「···地雲って結界術使えるか?」
「使えるぞー」
「なら、3人同時に結界術を行う、これでどうだ?」
「確かにそれはありだな、結界術の押し合いは人が多い方が有利だからな」
「んで、その後、そのまま各自一対一に持ち込む」
「分かった、それで行こう」
「恋人と友人って多分、思われてるだろ」
「もしかしたら、私の事、弱くて何も出来ない奴とか思ってないかな」
「あいつがそんな事、思うわけねぇよ、それに月龍は、お前の事、強い奴って言ってたぞ」
「そうなの?」
「ああ、格闘技と小刀の攻撃は厄介だししかもかなり強いって言ってたぞ」
「そうなんだね」
「····どうした?何か悩みでもあるのか?」
「いや、何でも無いよ、それじゃ、私、戻るね」
「お、おう」
私は縁台から立ち上がり部屋に入った
部屋には月龍君は寝ていた
「お疲れなのだー」
「ありがとう、地雲ちゃん」
「あ、それと、月龍が今回の戦いは一人一人に分かれて戦おうって」
「一人一人に分かれて?何で?」
「何でも全員でやったらもしかしたら結界術を使うときに巻き込まれるからだって」
「成る程、分かったありがと、私も寝るね」
「お休みなのだ」
私はそう言って月龍君の隣に寝転がりそのまま眠りについた
「···あはは、本当に宗古ちゃんは月龍の事大好きなんだね」
私は二人に毛布をかけそして表に出た
「さて···私も少し練習するか」
私は深呼吸しそして
「神藏」
ウゴォォォォ!!!!!
龍を出した
「よしよし、次は·····あ、炎百足」
カサカサ
そして百足を出した
「よし、ちゃんと出せる」
「何してるんだ?そんな神獣達を出して」
「あ、お兄様、いやぁ、ちょっと妖術の練習でもしとこうかなぁって思って」
「成る程、それで神藏と炎百足を出してたと」
「そう言うこと」
「····八岐大蛇は出さないのか?お前、もう出せるだろ?」
「あいつは怖がりだからね、まだ出せないかな」
「成る程」
「それに、コイツらもかなり疲れただろうし休ませないと」
「?いつ、使ったんだ?」
「もちろん、昨日の戦」
「何で?」
「人造人間を全滅させようって思って、出したよ」
「あ、だから人造人間が少なかったのか」
私は神藏の頭を撫でた
「よしよし」
その時
「二人とも、おはよう」
「「!」」
月龍が後ろ出てきた
「お、おう」
「おはようなのだ」
「···その感じだと、つまりはあいつが自分からやったのか」
「あ?ああ、添い寝の事か」
「そりゃそうだよ、起きたら隣で宗古が俺に引っ付いて寝てるんだぞ?まじでびびった」
「別に良いだろ、彼氏彼女関係なんだし」
「まぁ、そうだけど、後それと、前回の生贄儀式の事なんだけどさ」
「おう、それがどうかした?」
「俺、気になったんだよ、何で負けたか」
「そりゃ、単純に相手が強かったからでは?」
「俺も初めはそう思っていたさ、こんなのが見つかるまでは」
そう言うと月龍は刀を3本取り出した
「それは?」
「妖怪や魔獣などの奴らに効果抜群の刀」
「ほう、それがどうかした?」
「前に戦った鬼が使った物だ、これがあるのに負けるとかあり得るか?」
「いや、有り得るだろ相手が強かったり、それにもしかしたら相手は人魔かも知れないだろ?人魔にはそう言うの効かないから」
「でも人魔だったら、鬼に勝てるわけ無いだろ?人魔は身体能力が高いが妖力は少ないそして脆いそれに対し鬼は高い身体能力に加え妖力は物凄く多い、そして硬い、どうやって勝つんだよ」
「······確かに」
「それで、少しこの刀があった場所を調べたんだ、そしたらな、妖火の後が見つかった」
「妖火か···妖火?何でだ?あれって、妖力が貯まってる場所じゃないと使えないはず····」
「それでさ、俺さ思うんだけど鬼や巫女は手を足も出なかったとか言われてるけど、実は相手現れた時に結界術を使ったんじゃないか?って思ったんだ」
「確かに、結界があれば妖火は使えるな」
「ほんで、後は全員、妖火でなす術もなく焼かれた」
「それで、死体を生贄にしたと」
「妖火って俺達に効くっけ?」
「効かないぞ」
「····あいつは?」
「宗古は人間だ少しでも触れたらそのまま全身火傷を負って最悪、死んでしまうな」
「····それだけは絶対にさせない」
「そうだよな、なら、どうする?」
「···地雲って結界術使えるか?」
「使えるぞー」
「なら、3人同時に結界術を行う、これでどうだ?」
「確かにそれはありだな、結界術の押し合いは人が多い方が有利だからな」
「んで、その後、そのまま各自一対一に持ち込む」
「分かった、それで行こう」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる