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第7章 現実世界の怪物

第19話 宗古激怒する

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カン!
「しまっ!」
あおは刀を武士の刀を弾きそして
「終わりだ、水流桜すいりゅうざくら!」
ザン!!ザザザン!!!
「ぐおっ!!!!」
あおは武士の胴体を泣き別れにした
「···斬捨て御免」

一方
三奈みなはというと
「あれを見て!シャンセスちゃん、お姉ちゃんが···」
「え?」
シャンセスが見ると宗古そうこが磔にされていた

「うぐぐぐ!(妖術が出せない、それに鎖がさっきから段々ときつくなってきてる、どうしよう)」
「毒牙」
チクッ!
騎士?がそう言うと宗古そうこの左腕を縛っている鎖から刃が出てきた
「な、何これ?」
ザン!
刃は宗古そうこの腕に刺さった
「あぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
「その毒は猛毒だ、後数分以内に俺を倒さないと、お前は息絶えるだろう」
「げほっ!げほっ!」
宗古そうこは血を吐いた
「もう、後悔したところで遅い、大人しく通しておけば良かったものを」
「あがっ!うぐっ!」
その時
氷結残花ひょうけつざんか!」
氷塊が騎士?を襲った
「む?」
「え?」
ダン!ダン!
騎士?の腕に氷が着いた
「何だ?」
「開花!」
ダダダダダダーーーーーン!!!!
「ぐおっ!!!!」
騎士?の鎧は砕けた
「氷の妖術···まさか三奈みな!?」
「お姉ちゃん!」
三奈みな宗古そうこの側に近よった
「ありがとう、三奈みな、でもダメだよ、一人で来たら」
「一人じゃないよ」
「大丈夫?」
「ああ、成る程ね、ありがとうシャンセスちゃん、多分、大丈夫···ぐっ!」
「またガキか」
騎士?は立ち上がり三奈みなとシャンセスに向かって黒色の妖術の珠をぶつけた
「「うわぁーーー!」」
三奈みな!シャンセスちゃん!」
「雑魚が意気がるな!」
騎士?は刀を取り出した
「!やめて!」
「うっ、うう、はっ!」
「まずは貴様から殺してやろう」
騎士?は三奈みなに刀を突き刺した
「あがっ····ぐえっ」
三奈みな!」
「お···ね···え····ちゃ····ん」
三奈みな!しっかりして!」
「だ····い····す·····き」
三奈みなは動かなくなった
シャンセスは三奈みなに近付いた
「そ、そんな三奈みなちゃん、目を覚ましてよ」
シャンセスは三奈みなの体を擦った
「貴女はお姉ちゃんと同じ剣豪になるんでしょ?こんな所で死んだら、死んだら、うぅぅぅ」
「····」
「貴様も消えてもらおうか」
三奈みなちゃん、目、覚まし」
シャンセスが首を斬られそうになったとき
カン!
「何!?」
宗古そうこが小刀で受け止めた
「何故、動ける、あの磔は俺が解くか俺が死ぬ以外の方法で解けないはずだぞ!」
「よくも···殺したな」
「何だ?殺したからどうした」
その時宗古そうこの周りに妖気が集まり始めた
「な、なんだ?」
「よくも、私の最愛の妹を、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも、よくも」
「(何だ、こいつさっきと雰囲気が)」
宗古そうこの瞳は青くなり、顔にも紋章が現れた、そして
「お前だけは絶対に許さない···」
ダン!
宗古そうこは凄まじい速さで騎士?を蹴り飛ばした
「ぐおっ!」
はやぶさ
キュェェェ!!!!
ダン!
「ぐっ!」
鴉の惨殺からすのざんさつ
大量の鴉が騎士?を取り囲みそして騎士?の至るところをえぐった
「はぁ、はぁ、ぐっ!(くそぉ、どうにかしないと)」
その時
ドン!
「ぐっ!?」
騎士?は宗古そうこの蹴りによって体制を崩した
「早く、立たないと!」
「させると思ったのか?」
宗古そうこは騎士?を押し倒しそして小刀を取り出した
「や、やめろ、死にたくない、やめろ!」
「·······死ね」
ドクッ!
宗古そうこは騎士?の首もとに小刀を刺した
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
騎士?はしばらく暴れそして息絶えた
「····うっ!」
宗古そうこは倒れた
宗古そうこちゃん!」
シャンセスは宗古そうこに近付いた
「···私は大丈夫、ありがとうシャンセスちゃん」
「ありがとうなんて言わないで私は私は····」
「シャンセスちゃん···うっ、うっ、三奈みな
宗古そうこ三奈みなの亡骸を抱き締めた
三奈みな、もう昼寝の時間は過ぎてるよ、目を開けて、目を開けてよ···お願いだから、私を一人にしないでよ!」
そういって宗古そうこは泣き出した
その時
「どうしたんだ?そんなに泣いて」
月龍つきりゅうがやって来た
三奈みな、目を開けてよ」
月龍つきりゅう宗古そうこが抱き締めている三奈みなの亡骸を見て全てを察した
「···宗古そうこ···その亡骸ちょっと貸してくれないか?」
「···なんで?」
「もしかしたら、蘇生できるかもしれない」
「え!?」
「本当?」
「だから、早く渡してくれ手遅れになる前に」
「わ、わかった」




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