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第6章  寄生虫大戦争

第14話 月龍VSツキリュウ

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「さっきから、黙って見ていたけど、もう我慢できねぇよ、この糞やろうが」
「ナ、ナゼ、オレカラヌケダセタ?」
「本体はあくまでも俺やぞ」
「ク、クソ、コウナッタラ、オマエヲコロシテ、カラダヲウバッテヤル!」
「あっそ!来い!麒麟きりん
「ガァァァァァ!!!」
麒麟きりん、しばらくアイツを頼めるか?」
「ガル(お安いご用だ)」
「任せたぞ」
そう言うと麒麟きりんはツキリュウに飛び掛かった
「チッ!ナンダヨ!」

月龍つきりゅう···」
「大丈夫か?シャンセス?」
「う、うん」
「シャルは?」
「大丈夫」
「なら、良かった」
「おおい、月龍つきりゅう
「おっ、ハデス、どした?」
「どした?じゃなくて、どうしたらこんな空が赤くなるんだよ!」
「知らねぇよ、アイツが勝手に暴走したんだから」
「んで?兄貴は?」
「そこで血塗れになって倒れてるよ」
「兄貴ぃぃぃぃ!!」
「シャンセス、シャル、ゼウスを運んで隠れてろ」
「わ、分かった」
月龍つきりゅうは?」
「俺はアイツを止める、いや、殺す」
「····」
「そんなに怖がるなよ、俺はそんなに弱くねぇよ」
「いや、そうじゃなくて」
「アイツを殺したら俺が死ぬと思っているんだな?シャンセス」
「う、うん」
「安心しろ、あくまでアイツは俺の偽物だ、だから、気にすんな」
「わ、分かった」
「よしよし」
シャンセスの頭を撫でると
「···えへへ」
するとシャルが
「僕も僕も」
と言ったため
「よしよし」
頭を撫でた
「えへへ」
「二人とも頼んだぞ」
「「うん!」」
「へへ、よし」

「チッ!ナンダヨコイツ!メチャクチャツヨイ!」
「ガルル、ガァァァァァ(雷鳴落とし!)」
ゴロゴロバッシャ-ン!
「シカモ、ナゼカテキオウデキナイ!」
「当たり前だろ、あほ」
「ナンダト!」
「そいつの術は攻撃するとき術の効果によって妨害されないんだ」
「チッ、クソガ!」
麒麟きりん後は俺に任せてくれ、5分で片付ける、お前はアイツらを頼む」
「ガゥ(分かった)」
「チッ!ナメヤガッテ!」
ツキリュウは月龍つきりゅうに向かって刃を振るったが
カン!
「その程度か?」
「ナニ!?」
人差し指で受け止められた
極炎龍滅却斬ごくえんりゅうめっきゃくざん!」
月龍つきりゅうが出した炎の龍がツキリュウを襲う
緋色の龍ひいろのりゅう!」
ツキリュウは赤色の龍を出した
バン!!!
「流石、脳筋、パワーは半端ないな」
「チッ!ドウシテダ!ドウシテ、ヤツノチカラトゴカクナノダ!」
「そりゃ、お前、物理攻撃ならえげつねぇけど、術はなぁ~、たいしたことないんだよな」
「ナメルナ!」
「そっちこそ!」
そして月龍つきりゅうの炎の龍は赤色の龍を打ち消した
「チッ!」
「舌打ちばっかしてるな」
「ウルサイ!」
「ってか、今さらだけどお前、
緋色月の術使いこなせるんだな」
「当たり前だ」
「まぁ、俺の劣化だけどさぁ」
ブチ
「ナメンナヨ、クソガァァァァ!!!!!!」
ツキリュウは赤色のレ-ザ-を放った
「(あ、不味い!これ、アイツらに当たる!)くそ、ぼろぼろになるけど!」
月龍つきりゅうは直ぐ様に走りだした

「不味いな、あのレ-ザ-こっちに飛んでくる」
「え?」
「シャル、合わせて」
「え?どういう」
「ダイヤモンドの守り!」
パキパキ
シャンセスはピンク色の結界を張った
「あ、成る程、分かった
影壁シャドーウォール!」
シャルは黒色の壁を張った
「これで、打ち消せたら良いんだけど」
「私も手伝うよ 森の加護」
デメッタは緑色の結界を張った

「(あいつら、そんな技使えたのか)あの緑色の髪の妖精は誰か知らんけど、でもこの程度じゃ」
結界にレ-ザ-が当たった
バキバキ
「やっぱり」

「だ、だめ、力が力が戻っていないから」
「僕は諦めない!」
「シャル··」
「ゴ-ストアタック!」
その時シャルの頭の色が赤色に変わりそしてシャルは全力でレ-ザ-を跳ね返そうとしていた
「はぁぁぁぁぁ!!!!!えい!」
バン!!
「す、すごい」
「なんて力」
レ-ザ-は消えていた

「あいつ、打ち消しやがった、あれ?もしかしてシャルって化物?」
「シネェ!」
「おっと」
カン!
「あはは、まだ動けるのか」
「ク、クソガナメ···ルナ!」
「あはは、そろそろ終わりにしようか」
「ナ、ナニヲ?」
緋色月ひいろつき 終焉の宴しゅうえんのうたげ
月龍つきりゅうは刀を抜きツキリュウを斬った
「グワァァァァァァ!!!!」
ツキリュウは消えた
「よし!汚物消毒完了」
「「月龍つきりゅう!」」
シャルとシャンセスが抱きついてきた
「あはは、よく頑張ったな二人とも」
「うん!」
「それにシャルのあの攻撃、凄かったなぁ」
「そ、そうかな?」
「そうだよ!凄くかっこよかったよ」
「そ、そう?えへへ」
「(小声)あ、もしかしてシャル、シャンセスの事、好きなのか?」
「いやいやいやいやいや!!!!!!!!ないないないないないないないない!!!!!」
「(小声)じゃあ、嫌いか?」
「いや、そうじゃなくて··」
「どうしたの?シャル?」
「はっ、いや、なんでも」
「?」
「はは」
「おい、月龍つきりゅう
「お?ゼウスどした?」
「お前に何も言うことは無い」
「は?」
「試練突破だ、おめでとう」
「え···まじ?」
「ああ、まじだ」
「よっしゃ----!!!でもなんで?」
「お前に足りなかった自信、守るための力、全てが完璧だ、後それに、緋色月の術完全に使いこなせるようになっている、だから、もう何も言うことはない」
「ほへぇ」
「後はあの二人だな」
「だな」
「あの二人?」
「俺の彼女のルザルスと親友のぬえだよ」
「へぇ」
「え、えっと、あの?」
「ん?お前はさっきの妖精か、どうした?」
「私も貴方達と着いていきたいんだけど、良いかなぁ」
「俺は良いぞ、俺は、お前達は?」
「大丈夫だよ」
「さっき友達になったしね」
麒麟きりんは?」
「ガゥ(言うことは無い)」
「OK、じゃあ、良いぞ」
「やった-、あ、私はデメッタ、森の女王よ」
「姫に王子に女王って」
「あはは」

一方、例の脳筋さん達は
ドカッドカッ!!!
ドッカ-----ン!!!!!
バンバンバンバン!!!! 
また口では表す事が不可能な位の戦いを繰り広げられていた
「はぁ、はぁ」
「ぜぇ、ぜぇ」
「次で終わらせるよ!師匠!」
「なら俺も本気を見せてやろう
消失LOST!」
「え?」
ドドドドドドド!!!!!
すると辺りは何もかもが消えていた
「え?え?」
「そこだ!」
「しまっ!ガボッ!」
デモンはルザルスの顔を掴むと地面に叩きつけそして地下奥深くまで持っていきそして、手を離しそして
「はぁ!」
ド----------ン!!!!!!!!!!
極太レ-ザーを放った
「ああああああ!!!!」
ルザルスは気を失いかけた
「あがっ、がはっ!」
ルザルスは血を吐いた
「まだ、耐えるか!」
「ふふ、私の本気、見せてあげる!」
ルザルスは剣を持ちそして天高く飛び上がりそして
「これで、決める!終焉の世界END OF THE WORLD!!!」
デモンの周りに透明の何かが張られそして
「はぁ!」
「グォォォォォォ!!!」
デモンの体のあちこちから血が吹き出した
「アガァァァァァァ!!!!」




「はぁ、はぁ、終わったのかな?」
ルザルスは倒れそうな体を無理矢理動かした
その時
「ふっふっふっ」
デモンが現れた
「う、嘘だ、まだ、立てるなんて」
と言った時
バタン
デモンは倒れた
「ほっ、なんだ」
「お前の、勝ちだ」
「や、やったぁぁぁぁ!!!」
「はいこれ」
「え?」
デモンはルザルスに黒色の球を渡した
「これは?」
「LOSTの球だ、それを使えばお前もLOSTを使える」
「成る程、ありがとう」
「気にするな、んじゃ、月龍つきりゅうは終わったみたいだし、後はあの妖怪だけか」
「そうだねぇ」
「···」

「ねぇ、月龍つきりゅう?」
「どうした、シャル」
「何か、月龍つきりゅう、姿、変わった?」
「ああ、何か知らんけど俺、龍魔人から妖魔人に変わったんだよね」
「へぇ、ってえ?種族変わったの?」
「おう」
「な、なんで?」
「なんなら武器も」
そう言うと月龍つきりゅうは 
妖魔刀 緋色月桜 を取り出した
だがいつもの緋色月桜とは違っていた、刀からは物凄い妖気が漏れだしていた
「わぁ」
「名付けて 
真 妖魔刀 緋色月桜 だな」
「へぇ」






「おい!起きろ!」
「はっ!」
ラノンは目を覚ました
「こ、ここは?」
「だまれ、さっさと行くぞ」
「え?」
ラノンの腕には鎖が着いていて、看守と思われる化物が持っている棒に繋がれていた
「あ、そうか、私は」
「カレラ様」
「(カレラ?)」
「やっとか来たのか、神龍郷のプリンセス
王座には黒色の髪と黒色の服を着ている男がいた
「あ、貴方は」
「俺はカレラ、ようこそ」
「な、なんで、神龍郷を襲ったの?」
「神魔になるために決まっているだろ」
「そんな···そのために罪の無い人達や妖怪を殺そうとするの!?」
「うるさい、後、お前は俺の妻となってもらう」
「そんなの、いや!」
「なんだと?」
「罪の無い人達を殺す人なんて、私は大嫌い!」
「ガブ眠らせろ」
「はっ!」
「離して!うぶっ!」
ラノンは麻酔で眠らせられた
「そいつにドレスを着せろ、そして教会を用意しろ」
「はっ!」














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