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第5章  魔国の大決戦

第8話 チョコ作り

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  第8話 チョコ作り



「う、うう、ここは?」
「あ、ルザルス」
月龍つきりゅう···」
「あ、大丈夫あいつじゃないから」
「·······」
「(信じてないな~)」
(しょうがねぇだろ、あんなことされたら) 
(俺達が出てもルザルスが分かるとは限らないしな)
「(何か方法は)」
その時
「お~、二人とも来たか」
「はっ!」
「何してくれたんだよ冷刃れいば、お陰さまで現在、俺疑われているんだが?」
「すまんすまん」
「ねぇ、何でこんなことをしたの?」
「んあ?んなもんお前達にはガラを殺して貰うからな」
「でも、私、術使えないよ?」
「安心しろ、あれはあの時取った」
「え?」
ルザルスは自分の手を見た
「あ、本当だ消えてる」
「後、お前、そこの更衣室でこれに着替えな」
冷刃れいばは着替えを取り出した
「分かった」
ルザルスは更衣室に入った
「後、月龍つきりゅう、これ」
「あ、仮面、直してくれたのか?」
「ああ」
「何それ」
「ルザルス着替るの早くない?」
「まぁね、んでその仮面、何?」 
「祭りで貰ったやつ」
「ああ、あれね」
「雑談は後にしてくれ」
「「分かった」」
「んで、後もうちょいしたらあの4人が来るはず」
「ん?」
その時
「うわぁぁぁ!!!」
「ちょっと!」
「わ!?」
「はぁ、騒がしいな」
雷間らいま桜間さくらま地雲ちぐも紅桜べにざくらが落ちてきた
「あれ?師匠?」
「よう、月龍つきりゅう」 
「やっほ-」
「え?本当に何するの?」
「だから言ったろ?ガラを殺して貰うって」
「あ、そういうことか」
「どう言う事?」
「俺達は今から、ガラもしくはその側近、を殺す、けど修行もするって感じだと思う」
「成る程」
「大正解だ」
「んで?これからどうするんだ?」
「今日は遅いから全員、寝ろ部屋分けは自分たちで決めろ」
と言うと冷刃れいばは消えた
「えと、それじゃ、どうする?」
月龍つきりゅうとルザルスは一緒で良いだろ」
「そうですね」
「んじゃ、俺達は彼処の部屋で寝るな」
「「「お休み」」」
二人は部屋に入った
「あれ?前となんか変わった?」
「変わってないな」
「あ、台所があるよ」
「本当だ、何する為にあるんだろ」
「とまぁ、早く寝よっか」
「だな」
二人はベットに入った
「ふぅ、今日も疲れた」
「それな」
「私に至っては本当に悲惨だったけど」
「捕まる、捕まった挙げく結晶の中に入れられる、自分の妖力を使われて侍達が復活、大量の黒蝶石を入れられて暴走する、侍に殺されかける、冷刃れいばに体内に虫を入れられる」
「とまぁ、もうそんなのこと気にしなくても良いからね」
「あれ?ティアラはどうしたんだ?」
「え?あ、あれ?何処で失くしたんだろ」
「はぁ」
「ご、ごめん、失くした」
「ほらよ、作った」 
「凄いねティアラを作るなんて」
「まぁな」 
ルザルスはティアラを頭に着けた
「ありがとう」
「どういたしまして」
ルザルスはカレンダーを見た
「(あ、明日はバレンタインデ-じゃん)」
「zzz」
「とまぁ、明日考えるか」

翌朝
「ふぁ~、おはようルザルス」
「おはよう月龍つきりゅう
「どうした?そんな目で見てきて」
月龍つきりゅうってさ、何のチョコレートが好き?」
「チョコレートかぁ、ホワイトチョコレートかな?」
「分かった」
「ん?」
「ふふ、それじゃ、早く行こ修行の時間だよ」
「ん?分かった?」

「えい!」
ルザルスは剣を振り冷刃れいばに攻撃を仕掛けたが
「ふん!」
剣は弾かれた
「うっ」
「まだまだだなルザルス」
「やっぱり」
「ってか、月龍つきりゅうとやらなかったのか?」
「だって月龍つきりゅう
「おいおい!どうした?どうした?早く責めてみろ」
「うおおおお!!!!!」
「あれ、だし」
「納得」


修行終了
「ふぅ、疲れた」
「お、お疲れ」
「んじゃ、各自休憩した後に彼処に戻るから」
『ラジャー』

「ちょっと寝るな俺」
「分かった、お休み」 
「zzz」
月龍つきりゅうは寝てしまった
「今の内に作ろっと」
「ん?ルザルスちゃん何を作るの?」
「あ、桜間さくらまさん、今からホワイトチョコレートを作ろうと思って」
「誰かに上げるの?」
月龍つきりゅうに今日バレンタインデ-だし」
「あ、そういやそうだったね、私も手伝おうか?」
「うん」
「それで、形はどうするの?シンプルなやつ?」
「出来れば彼岸花見たいなチョコかな」
「え?彼岸花?」
「うん」
「チョコで花を作る事すら難しいのに彼岸花って、何で?」
月龍つきりゅう、彼岸花大好きだから」
「へぇ、取り敢えずチョコで形を作ってみようか」
「うん」
20分後
「ふぅ、後は彼岸花の花の部分だね」
「ってかさ彼岸花って何かこう、囲う感じだからさチョコが少ないんじゃ」
「彼岸花のチョコを作った後ハ-卜型のチョコも作るから」
「成る程それじゃ早く取りかかろっか」
「うん!」
そして30分後
「ふぅ、2つとも出来たね」
「うん」
「んで、この余ったチョコどうする?」
「捨てるのはもったいないから、あ、お腹空いた時用にそこの食パンにチョコ塗っといて、もう一個で挟んで、ほら」
「あ~良いね、これなら皆の分も出来るし」
そして二人はパンを全て使いチョコサンドを大量に作った
「おお、余りなく出来たね」
「袋に詰めとくね合計30枚あるから一人六枚ね」
「OK~他の人にも渡しとくね、後このチョコ溶けたらダメだから氷いれとくね」
「ありがとー」
その時
「お~い、そろそろ行く時間なのだ」
八龍やつりゅうがやって来て言った
「あ、分かった後はい、これ」
「ん?何これ?」
「チョコサンド」
「おお!ありがとーなのだ」
月龍つきりゅう、行く時間だよ」
「ふぁ~、分かった」
「はい、これ」
「何それ?」
「チョコサンド」
「おお!まじか、ありがとう」
月龍つきりゅうはチョコサンドが入った袋を首掛けのカバンの中に入れた
「···」
「どうした?」
「はっ!何でもないよ」
「?」
「ま、まぁ、早く行こ?」
「あ、そうだな」
「(ヤバい、ドキドキしてチョコ渡せないどのタイミングで渡そうかな~)」
「ルザルス?熱でもあるのか?」
「何でもないってば」
「ご、ごめん」
「お~い、二人とも」
「お、冷刃れいば
「他の奴らは行ったからお前らも早く入れ」
「「はい」」
二人はゲ-卜の中に入った


    
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