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第4章 幼児化騒動
第3話 月龍とっての地獄
しおりを挟む第3話 月龍とっての地獄
「はぁ-」
月龍はため息をついた
「あれ?どうかしたのですか?」
と小鳥は聞いた
「あ、いや」
「·········手伝いますね」
「助かる」
その時ルザルスがやって来た
「何の話?」
「何でもない」
「?」
「おう!月龍!」
「よぉ、如月」
「お前やるじゃん、前世の頃は告白なんてしなそうな雰囲気だったのにルザルスに告白するって」
「普通にルザルスが好きなった、だけだよ」
「お前らの結婚式、絶対に行ったるからな!」
「あ-、うん、ありがとうな(何でだろう、こいつが来たら結婚式めちゃくちゃになりそう)」
(同感)
「んで、そこの二人は」
「ああ、何か、俺の祖先の将軍大将らしい」
「へぇ」
その時マリエルナが来た
「あら?ザルク、リマリスは?」
「もう少し、したら来る」
「もう来たわよ」
「あ!ルザルスお姉様!」
「あ、スピカ!」
「ふふ、仲良いわね~」
「あら?久しぶりね月龍」 「おう、マモン」
「メ、メ、メリークリスマス」
「そんなに怯えんなよw、ガウ」
「そうだよ月龍さんは優しいからそんなことで怒らないよ」
「ルガは相変わらず、明るいな」
「えへへ」
「バルブおいでよ」
「ル、ルザルス様、お久しぶりです」
「はいはい怯えない怯えない」
「それにしてもありがとうねマリエルナ私達を歓迎してくれて」
「何を言ってるのよ妹の親友、何だからこれくらい大丈夫よ、それに私達も友達でしょ?誘わない訳無いわよ」
「ありがとう」
その時
「お!月龍!」
「あ、天魔」
「おめぇ、何で戦争あったのに俺を呼ばなかったんだよ、その時俺めっちゃ暇やったんやけど」
「ンなもん知るか」
「くそ-」
「あはは」
「···(今は楽しいけどなぁ~)」
「(私も手伝ますから)」
「(まじでごめんな)」
「(友人なんでこれくらい大したことないですよ)」
「ねぇってば!」
「はっ!ごめん影」
「どうしたの?二人とも黙り込んで」
「なんでも無い」
「絶対何かあるでしょ」
「えっと」
「お姉ちゃん?」
「はぁ、分かった、話すからこっちに来い」
月龍は影の腕を掴み小鳥と一緒に庭にでた
「それで何?」
「実は····」
「へ、へぇ、大変だね」
「だから、私が手伝うことにしようと思ってね」
「成る程、私も手伝うよ」
「分かった、なら深夜2時に人里に来い」
「分かった」
「三人とも-!」
「あ、ごめん、ルザルス」
「速く、来てよ」
「ごめんねルザルスちゃん」
そして三人は中に入った
「あ、来た」
「ごめん」
「まぁ、良いよ、それでさ月龍」
「何?」
「これ着て」
ルザルスが取り出したのはサンタクロースの衣装だった
「え?まじ?」
「うん!」
「····分かった」
「ルザルスちゃんは着るの?」
「うん!影ちゃんと小鳥さんの分もあるよ」
「ちょっと着てみますか」
「わぁ、月龍可愛いね」
「は、恥ずかしいんだが」
「まぁ、良いじゃん」
「あ、月龍様も仮装ですか?」
「敬語はいいって言ったろ夜光」
「いや~、それが案外抜けなくてですね-」
「まぁ、慣れだろ」
「月龍~」
「三奈は敬語、抜けたな」
「可愛いねそこ衣装」
「俺は恥ずかしいけどな」
ガウガウ
「あれ?どうしたの?虎丸」
「ふむふむ、『三奈様も可愛い』と言っていますね」
「へぇ、ありがとう虎丸」
その時
キュ---!!!
「うわっ!紅龍」
「あ、そういや、ちびドラちゃん達忘れてるよ」
「え?ってか紅龍どうした?その格好」
紅龍の首には鈴がついていてそして赤色の先端が白色の綿がついている帽子をかぶっていた
「クリスマス仕様だね」
ガウガウ
「『可愛いそして小さい』と言っていますね」
「ははは」
「あれ?夜獣何処に行った?」
「あ、あそこだ」
「月龍と一緒に居るね」
「夜獣、俺の祖先どうだった?」
グゥ
「成る程、怖かったと」
「月龍様」
「敬語はいいってば夜光」
「でも」
「俺の祖先は本当にどうだったんだ?」
「酷く攻撃的で私達姉妹を常に殴っていました」
「は?お前ら将軍大将なんだろ?」
「はい、でも私達は虐待を受けました」
「二代目は?」
「物凄く優しい方でした、私達をいつも可愛がってくれました」
「そうか、すまないな」
「別に貴方のせいではありません」
「でも」
「知ってますルザルス様ですよね」
「ああ」
「貴方の言うことに私達は必ず従います」
「分かった」
ぐぅぐぅ
「夜獣は麒麟に会いたいのか?」
グウ!
「そんなに会いたいのか」
グゥ
「よしよし」
「話し中に悪いけどそろそろお開きよ」
マリエルナがやって来た
「分かった(地獄の始まりだぁ-)」
「それじゃ帰るか」
「はい」
グゥ
「月龍、帰ろ」
「分かった」
「月龍様にルザルス様 夜獣と虎丸にお乗りください」
その時ルザルスが言った
「私達は気にしなくてもいいよ、その代わりに鵺を乗せてあげて」
「鵺?」
「ほら、彼処の人だよ」
「う、うう、待ってよ~、二人とも」
「ごめんごめん忘れてた」
「つら」
「どうぞお乗りください鵺様」
「ああ、悪いね」
鵺は夜獣に乗った
「うわぁ、暖かい」
「ってか、こいつらの種類なんなんだ?」
「え?猫」
「「「······は?」」」
「えっと、何処が?」
「四本足の毛むくじゃらのところが」
「へ、へぇ」
そして到着
「ただいま-」
「あ、お帰りなさいませ、三·····」
「あ、こいつらは俺の祖先の将軍大将の夜光と三奈だ」
「そうですか、私は見ての通りの朱雀です」
「よろしく」
「よろしくね!」
「それで、主、お二人のお部屋は?」
「俺の隣の部屋で二人とも一緒の部屋」
「分かりました」
「一応聞くけど、二人とも同じ部屋で良い?」
「うん!」
「構いません」
「それでは、私はこれで寝させてもらいますね」
「ああ、ゆっくり休めよ」
朱雀は奥の部屋に行った
「それじゃ、寝よっか」
「そうだな」
「月龍···」
「あ~、分かった分かった」
二人は桜の前の部屋に入った
「それじゃ、僕も寝るか」
「·····そろそろにするか」
月龍は時計を見た
PM1:30
月龍は横で寝ているルザルスを見た
「起こさないように慎重にしないとな」
そして月龍は外にでた
「ふぅ」
そして
「あ、来た」
瞬間移動を発動して人里の中央に移動した
「それにしても、プレゼントは?」
影は眠そうに言った
「見たら発狂するぞ」
そして月龍は空間を開いた、そして
「ほい」
「え?はぁ?多すぎでは?」
「どうやら神龍郷の住民、全員分らしい」
「え?まさか、今から」
「yes」
「手伝うって言ったけど予想以上に大変だな~」
「嫌なら帰っても良いぞ」
「いや、月龍には恩があるからね恩返ししないと」
「そう、なら一つずつやるか?」
「それしたら終わる頃には朝になってるよ」
「なら分担する?」
「そうですね、なら私はここまで全部」
「なら私はここまで」
「それじゃ後は俺だな」
「ってか、誰に渡すのか分かるの?」
「プレゼントボックスに書いているだろ?」
「あ、本当だ」
「それじゃ、夜遅くに悪いけど頼むな」
「分かりました」
「うん!」
「思っていたけど過去一疲れるな」
(当たり前だろ)
「後、何個?」
(890個)
「うげっ」
その時だった
「あれ?こんな丑三つ時に何してるの?」
「誰だ?」
月龍は刀を構えた
「ええ!ちょっと待ってよ!」
「いやさ、何しているの?」
「いや、君が此処に堂々と入ってきたから」
「それはすまん、後、えと、お前のは····」
「ん?」
「お前の名前は月夢であってるよな?」
「あ、う、うん」
「ほい、これ」
「何これ?」
「クリスマスプレゼント」
「ふぇ?」
「あ、実は·····」
「成る程ね、そっちも大変だね-」
「あ、それとついでにこのプレゼントここの住民当ての名前で合ってる?」
「う~んと合ってるよ」
「それじゃ、悪いけど、頼める?」
「良いよ、それくらいなら」
「それじゃ、頼んだ」
月龍は翼を広げ飛び去った
「あれ?龍魔人?」
「はぁ、はぁ」
(後、230個)
「まだまだあるのかよ後夜明けまで何時間?」
(2時間)
「やばいな」
「あ、月龍」
「お、影調子は?」
「後32個だよ」
「早」
「月龍は?」
「230個」
「お、多いね、終わったら手伝うよ」
「ありがとう」
「よ、よし後50個」
(夜明けまで後1時間半)
「間に合う!」
(でも、面倒さいのがあるな)
「そうなんだよ~、八龍って何処に住んでいるんだよ~」
「お困りのようですね」
「あ、小鳥」
「八龍さんの家は彼処の城見えますか?」
「ああ」
「彼処です」
「まじか、金持ちやな~」
「貴方の場合、横に広すぎて城跡見たいですもんね」
「それを言うな!」
「それより後いくつですか?」
「50」
「ほぇ-、私は後5つですね」
「終わったら手伝って」
「もちろん、やりますよ」
「ありがとう」
「ふぇ-」
(あいつの家、警備、厳しすぎだろ)
「それな、ちょっと近付いただけで鉄砲ぶっぱなしてくるとは」
(それでも小鳥達のお陰で後一箱だぞ)
「お!まじか、最後は~······ルザルスやんけ」
(あ、なら良かったな)
「ん?ってか俺らと鵺達の分は?」
「あれ?そういえばありませんね」
「ふふふ、それわね」
「あ、ニート」
「誰かニートよ!」
「それで?何ですか雲清さん」 「貴方達のプレゼントよ」
雲清は3つのプレゼントボックスを取り出した
「(あれ?何かあの箱から懐かしい雰囲気がする)」
「はい、これ月龍、割れ物見たいな物だから丁寧に扱ってね」
「う、うん」
「後ルザルスの分も割れ物だから」
「私達の奴は」
「大丈夫よ」
「そうですか」
「それじゃ、皆疲れただろうから、即座に家に送って上げるわね」
「あ、鵺達の分は?」
「大丈夫よ、私が置いといたから」
「そう」
「はい!皆おやすみ」
「またね」
「今日はありがとうな二人とも」
「バイバイ」
「ふぅ、疲れた」
月龍はルザルスの横にプレゼントボックスを置いた
「なんなんだろうこれ」
(取り敢えず寝ろ!)
「分かった」
月龍は布団に入るなり寝てしまった
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