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第4章 幼児化騒動
第1話 雪だるま
しおりを挟む第1話 雪だるま
「ふぁ~」
月龍は目を覚ました
現在、12月25日
「あ、今日、クリスマスか(あ~大変だ-、まじでめんどくさい)」
(プレゼント配達、頑張)
このようなことになったのは今から二週間前
「はい、これ」
「は?何これ雲清?」
「プレゼントよ」
「は?どうしろと?」
「貴方にはプレゼント配達してもらうわ」
「ワンモア、プリ-ズ」
「プレゼント配達して」
「は?ハアアアアアア!?」
「ってこで頑張ってね」
「ちょっと待て、え?誰に?」
「そんなもの神龍郷の住人全員よ」
「は?」
「それじゃ、よろしく~」
「おい!待て!」
「あの野郎終わったら刀の柄の部分でおもいっきり背中、殴る」
「あ、おはよう月龍」
「おはようルザルス」
「おはよ、月龍にルザルス」
「おはよう鵺」
「おっは-」
「んでさ、これ」
「手紙?」
「あ、マリエルナからだ」
月龍は手紙の封筒を開いた
『月龍達へ
今日、閻魔館でクリスマスパーティーをするので来てください
マリエルナより』
「だってさ」
「それなら三人で行こうよ!きっと楽しいよ」
「まぁ、そうするかずっとこたつにいるのはあれだし」
現状、今月龍、ルザルス、鵺はこたつにいた
「まじでこれ人をダメにするやつや~」
「俺ら人じゃないけどなw」
「確かにw」
「ねぇ、散歩に行かない?」
「あ、行く?」
「ごめん、僕はこたつで丸くなってるから」
「分かった、それじゃ行こ月龍」
「待て、さすがに冬着着てからにしよ」
「あ、そうだねいつもの服じゃ駄目だったね」
「そこにあるから」
「分かった」
「OK着替えたよ~」
月龍はマフラーを巻いていて黒いジャケットを着ていた
「お~、格好いいね」
「ルザルスも可愛いよ」
「えへへ、ありがとう」
ルザルスは白いマフラーを巻いて、タウンジャケットを着ていた
「それじゃ、行ってきま-す」
「いっらっしゃいませ」
「さむ」
「あはは、相変わらずの寒さだね」
辺りは一面雪でおおわれていた
「俺の前世じゃこんなに雪が降ったこと無かったのに」
「え?そうなんだ」
「ああ」
その時向こうから子供の声がした、しかも多数の
「雪合戦でもしてるのかな?」
「まぁ、そんなもんだろ」
そして月龍達は声のする方向に向かったすると子供達が雪合戦をしていた
「やっぱり」
「楽しそうだな」
その時一人の子供が月龍達に気付いたその子供は月龍達の前に来た
「え?」
「おはようございます、月龍様」
「あ、皆!月龍様だよ!」
「挨拶しないと!」
それを見てルザルスは笑って言った
「子供に人気者だね月龍」
「え?何で?俺に対して皆、そんなに敬語なんだ?」
「え?だって月龍様は次期閻魔じゃないですか」
「何でそれを知ってるんだ?」
「お告げで聞きました」
「あ、そういうことか」
その時子供達は
『おはようございます!』
と言った
「おはよう」
「あ、ルザルス様も」
「ふぇ?」
『おはようございます!』
「??」
「··まぁ、うん」
「おはよう、皆」
そして子供達は雪合戦をしに戻った
「ww」
「え?何で私まで?」
「さぁな」
その時ルザルスは奥の方で何かを作っている女の子に気がついた、ルザルスはその女の子に近付いた
「うわ!って、ルザルス様」
「あ、ごめんね、驚かせちゃって、それで何を作っているの?」
「雪だるま」
「へぇ」
「一緒にやろうよ、ルザルス様」
「良いよ」
一方月龍はというと
「·····酷くね?」
(相手、子供だからいいだろ別に)
雪合戦を誘われやっているのだがまさかの味方無しの普通だったらいじめであるような状況である
「あはは、まぁ、良いでしょ、月龍様強いですし」
「はぁ、分かった」
「よ~し、皆一斉に投げるよ」
『お-!!』
その時大量の雪玉を投げてきた、が月龍はそれをあっさり避けた
「う~、当たらなかった-」
「は、速い」
「あんなに投げたのに」
「おいおい、大切なのは量じゃなくて正確さだ」
「う」
「ほい、お返し」
月龍は雪玉を投げた、しかし子供はかろうじて避けた
「あ、危なかった」
「こっちも反撃だ-!」
そしてまた次々と投げてきた
「へぇ」
一方ルザルスは
「う、うう、と、届かない」
雪だるま作りの最中だった
女の子は今頭を乗せようとしているが身長が足りなく乗せれなかった
「私がやってあげるね」
ルザルスは頭の部分を持ち上げ胴体の部分の上に置いた
「後は飾り付けだけだ-」
「えっと、小枝、あ、あった」
ルザルスは二本の小枝を胴体の右と左に刺した
「後はお鼻とバケツだけだから」
「あれ?お鼻は何を刺すの?」
「これ」
女の子は人参の模型を取り出した
「成る程ね」
「私が刺す~」
「それじゃ抱っこしてあげるね」
ルザルスは女の子を抱っこした
「うわぁ~、ルザルス様暖かい」
「え?そう?」
「あ、ルザルス様ちょっと止まって」
「はいはい」
そして女の子は人参の模型を刺した
「ごめんなさい、そのバケツとってくれますか?」
「良いけど、そんな丁寧じゃなくても良いよ?」
「そ、そんなことできませんよ、次期閻魔様の恋人さんなんですから」
「あ、そういうことね」
ルザルスはバケツを取った
「またお願いします」
「はいはい」
そして女の子はバケツを置いた
「やった-!出来た-!」
「良かったね」
「ありがとうございますルザルス様」
「それで、どうするの?この雪だるま」
「あ」
「壊す?」
「それは嫌です、せっかくルザルス様と····」
「どうしたの?」
「ルザルスお姉ちゃんって呼んでも良い?」
「良いよ、ってかそっちの方が良いかな」
「ルザルスお姉ちゃんと作ったのに壊すなんて···」
「分かった、面白い事してあげるね」
「え?」
ルザルスは雪だるまの前に立ったそして
「鋼球」
術を唱えたすると雪だるまに球状の結界が張られたそしてルザルスはそれを持ち上げた
「うわぁ」
「縮」
その時雪だるまの入った結界は小さくなった
「わぁ」
「はい、どうぞ」
「凄い、周りの雪も入れてある-」
「ふふ、気に入った?」
「うん!」
その時月龍が来た
「あれ?何してるの?」
「あ、月龍、この子の雪だるま作りを手伝っていたんだ」
「へぇ」
「それでこの子が雪だるま壊すのが嫌だから私が小さな結界を作ってあげたの」
「成る程、ちょっと見せてくれる?」
「は、はいどうぞ」
「そんなに怖がらなくても、····」
「ん?どうしたの?」
「俺もちょっと飾り付けしても良い?」
「え?は、はい!」
「それじゃ、月映」
すると雪だるまの後ろに月が現れたするとその結界の中は夜となり、そして雪が降っていた
「わぁ」
「あ~、確かに私のは景色があれだから」
「そういうこと、後」
月龍は小さな鎖を取り出した
「?何するの?」
月龍は鎖を結界に巻いたすると
「凄い」
ペンダントになった
「はい」
「ありがとうございます月龍····」
「ん?」
「月龍兄ちゃんでも良い?」
「別に好きに呼んで良いよ」
「ありがとう月龍兄ちゃんにルザルスお姉ちゃん」
「「どういたしまして」」
その時、
「愛--何処?」
「あ、お母さん、此処だよ~」
「あ、いた、って月龍様にルザルス様!?」
「うん」
「えっと、その~」
「ねえねえお母さん、月龍お兄ちゃんとルザルスお姉ちゃんがこれ作ってくれたの」
「こら、口の聞き方」
「あ、大丈夫だよ」
「私も」
「あ、そうですか、娘の愛の面倒を、見てくれて頭が上がりません」
「いや大げさだよwww」
「愛それ、大事にしなさいよ」
「うん!私の一番のお宝だから誰にも渡さないもん!」
「そんなに気に入ったの?」
「うん!ルザルスお姉ちゃん」
「そう」
「それじゃ帰りましょ」
「うん、あ、でも最後に」
愛は月龍とルザルスに抱きついた
「あ、こら」
「大丈夫ですよ」
「本当にすみません」
「月龍お兄ちゃんにルザルスお姉ちゃん大好きだよ」
「俺も大好きだよ愛」
「私もよ愛ちゃん」
するとルザルスは愛を抱き締めた
「やっぱり、暖かい」
「また、会ったら抱き締めてあげるね」
「約束ね!」
「それじゃ俺はまた会えたら何か作ってあげるよ」
「月龍兄ちゃん、ルザルスお姉ちゃんと結婚しないの?」
「「···」」
「え?」
「えっと////」
「ま、まぁ//いつかね」
「えっと、愛、貴方にそれは早いから大きくなったら教えてあげるね」
と愛のお母さんは言った
「は-い」
「それじゃ帰りましょ」
「分かった、バイバイ二人とも-」
「あ、うん」
そして愛は帰っていった
「はぁ、急に言われると」
「それな」
ルザルスは月龍の手を握った
「でもいつかは結婚しようね」
「分かってるよ」
応援ありがとうございます!
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