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第3章 月龍、現世に戻る
第18話 睦月家の祖先とドラミット家の祖先
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「ん?なんだこれ?」
月龍は押し入れから古い書物を取り出した
今、月龍は実家の掃除をしている、因みにルザルスとリマリスとスピカが手伝ってくれている
「どうしたの?」
「何か見覚えのない書物があったから」
「あ、それは」
「ん?何か知っているのか?リマリス」
「ええ、それは私達のご先祖様と月龍いえ、睦月家のご先祖様の事が書かれているわ、きっと」
「俺の先祖は分かるけど何でお前らドラミット家の事が書かれているんだ?」
「まぁ、取り敢えず読むのは片付けてからにしましょ」
「そうだな」
「月龍~、ここどうする~?」
ルザルスが台所で呼んだ
「あ、今、行く」
そして30分後
「ふぅ、終わったね」
「まじでありがとう皆」
「いいよ、別に」
「月龍の実家、面白そうな物いっぱいあったわね」
「ねぇ、これ持って帰って良い?」
スピカは白いアザラシの人形を持ってきて言った
「あ、良いよ」
「やった-!新しい人形だ-!」
「それじゃ、帰るか」
「そうね」
「雲清」
「は~い」
雲清は空間を開いた
「はぁ、やっと帰れる」
「そういえばそうだね月龍は」
「ちびドラちゃん達持った?」
「ああ」
そして四人は空間に入った
「ふぅ」
にゃん!
「わっ!ミケ!」
にゃん!にゃん!にゃん!
「主にルザルス様!」
「あ、朱雀」
「はぁ、心配しましたよ」
「ごめんごめん」
「取り敢えずこれからどうされますか?」
「ちょっと読みたい物があるからそれを読むわ」
「分かりましたルザルス様は?」
「ちょっと寝る」
「分かりました寝室まで運びます」
「ありがとう」
「あ、リマリス来たんだ」
「そりゃ、来るわよ私も気になるし」
「へぇ」
月龍は書物を広げた
※前回の続きからです
「···俺の先祖、残酷すぎん?」
「まぁ、そうでしょうね」
「はぁ、ってか今この状況ヤバくない?」
「ええ、貴方はルザルスが好きである」
「そしてそのルザルスも俺の事が好きだと」
「普通に考えてヤバイわね」
「何の話し?」
「あ、ルザルス」
「あれ?お姉様?」
「この書物のことよ」
「取り敢えず続きを見てみるか」
そうして睦月家の跡継ぎによってドラミット家の王女は逃げ延びた、そしてまた打倒睦月家のために兵を集めたが、ある日、睦月家の主が変わった、その人はとにかく優しく、どんな妖怪も同じように接した
「何かさ月龍に似てるね」
「何故に?」
「この優しいとこでしょ?ルザルス」
「うん」
「へぇ」
その事を知ったドラミット家の王女は睦月家の国に訪れた、そして友好関係を結んだそして二人は常に助け合った
が、ある日、ドラミット家の王女は重い病に侵された
それを知った睦月家は薬を送った、がその薬は効果を示さず王女は死んでしまった
そしてその五日後睦月の主は23という若さでこの世を去った、そして主は変わった、その人は残酷だったそしてドラミット家を襲った
そしてドラミット家と睦月家は絶えない戦争が起こった
「····何か嫌な予感がする」
「俺も」
「私も」
そしてそれから何年も絶ち睦月家は勝利した
しかし、睦月家は戦力が落ちてしまい、妖怪や魔物に裏切られ、弱者となった
そして睦月家は子孫にいろいろなことを託した
そして2007年
「え?これ、俺が生まれた時じゃん」
「ん?何か関係が?」
その日2つの強力な感情の力を得た子供が生まれた
その子供は先祖の、殺意と優しさ、という感情をもちそして最強の武装武器、七神龍神を扱えた
彼らは強く願った『この子にドラミット家を滅ぼしてほしい』と
「·····月龍」
「安心しろ、殺るわけないから」
「だよね」
「何で恋人を殺さないといけないんだよ」
「····ありがとうね」
「ん?何か言った?」
「何でもない」
「あら?まだ何か書いてるわよ」
「え?」
そしてその子供には二人の兄弟がいる
兄は蒼月を扱い、弟は大海を扱えた
二人も最強に近いがその子供はそれを上回る禁忌の術 緋色月 を扱える
「緋色月?」
「赤い月の事よ」
「え?俺そんな術、使えないぞ」
「まだ何か書いてある」
しかし、その子供は緋色月を知らず、使えないが何か大切な物が失われるとそれを扱えるようになる、そして緋色月を扱えるようになった時、
妖魔刀 緋色月桜が使えるようになる、が、もし子供が扱いに失敗すると
大量に血を出し死亡すると言われている
「大切な物?」
「なんのことだろ?」
「とにかく分かることがあるわ」
「何?」
「少なくともルザルスでは無いわ」
「となると誰なんだ?」
「さぁ?」
「ってか扱いに失敗したら死亡するって」
「·······」
「どうしたの?」
「まさか如月か?」
「あり得るわ」
「え?如月って確か」
「俺の大親友」
「友達を代償にそれが使えると」
「···ふざけてるな、俺の先祖は」
「え?」
「親友や恋人を殺すだと?出来るわけないだろ」
「月龍」
「はぁ、全く俺の先祖、約1名除いて全員ゴミじゃねえか」
「もう読まないでおく?」
「ああ」
「じゃあちょっと借りても良いかしら?」
「ん?別に良いよ」
「それじゃ、またねルザルス」
リマリスは翼を広げて飛び去った
「はぁ~」
「災難続きだね」
「少しは休みたいよ~」
「ってかさデート行こ?」
「あ、そうだな」
「ん?あれ?二人とも帰ってたんだ」
「あ、鵺」
「久しぶり、元気だった?」
「まぁ、うん」
そして鵺は畳に寝転んだ
「何があった?」
「ミケの世話大変だった」
「あ、はい」
「二人ともどっかに行くの?」
「うん」
「いってら」
「へえへえ」
「ってか、何処に行くんだ?」
「人里のカフェ」
「あ、ここにもカフェあったんだ」
「早く行こうよ」
「はいはい」
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筆者の部屋
は~い、三章完!
「安定の終わる速度はや」
まぁ、いいだろ
あ、今回のゲストは月龍と水無月、リマリスだよ
「よろしく」
「よろ」
はい、最終回定番のランキング!
今回は出てきたキャラとそしてその時の強さによって変わるから
「へえへえ」
それではドン!
1位 月殺
2位 月龍冷刃
3位 四季桜永
4位 神宮小鳥
5位 月龍(ドラコン)
6位 源白羽
7位 白羽(朱雀)
8位 神宮影
9位 カリンネ·ヴァンパイア
10位 マリエルナ·ヴァンパイア
以上です
「くっ!私はランクインしなかったか」
いやね?術とか使えないからね?
「う-」
「ねぇ、私の出番これからあるの?」
あ··········ある(多分)
「無かったら斬るからね?」
き、肝に命じておきます
「なぁ、俺、次の章も戦闘祭り?」
ん?いや、違うよ
「お!まじか」
「ってことは次の章は戦闘無し?」
うん
「お~」
それじゃ、ここで終わるか
「ここまでの読んでいただきありがとうございます」
「お気に入り、感想、お待ちしています」
「次の章もよろしくお願いします」
それでは-
応援ありがとうございます!
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