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第3章 月龍、現世に戻る
第14話 小さなドラゴン生まれる
しおりを挟む第14話 小さなドラゴン生まれる
「うわ、本当じゃん」
その時又見が紅龍達を連れてやって来た
キュ!
ブル!
ピン!
3ぴきのドラゴンは月龍に飛び付いた
「あはは、よしよし」
「卵、生まれるのか?」
「ひび入っているから」
バキバキ
そして中から黒い色のドラゴンが出てきた
「あれ?羽が無いね」
「あ、本当だ」
クロ、クロ
「宜しくな」
ク-ロ
「名前は?」
キュ?
ブル?
ピン?
「お前ら本当に仲良しだな」
クロ!
ブル!
キュ!
ピン!
「今のは順番バラバラだな」
「可愛いな」
「名前、名前」
「う~む」
「あ、黒獣」
「お、そのままだな」
「まぁ良いだろ、ってことで宜しくな黒獣」
クロ!
「あ、月龍」
「お、カリンに清流」
「又見様ここにいらっしゃたのですか」
「あ-、うん」
ブル?
「わ、新しい子?」
「うん」
「可愛いですね-」
「名前は黒獣」
「「・・・」」
「何か言えよ!」
「黒獣の後に何かさ入れたら?」
「ってかさちびドラちゃん達の名前の後に入れたらどうですか?」
「そうするか皆おいで」
キュ!
ブル!
ピン!
クロ!
「「か、可愛い」」
「第2の名前」
「ちびドラ達のカラーで良くない?」
「いやだめだろ」
「名前ねぇ~」
キュ?
ブルブル
ピン!ピン!
キュ~ン!
ク-ロ-
「「「「(か、可愛い)」」」」
「まじで悩むな」
その時
ピキ
「あ、生まれるよ」
「え?」
バキバキ
中から緑色の甲羅の着いたドラゴン?が出てきた
グル
「ん?亀かな?」
グル!グルグル!グル!
「ご、ごめんね」
グル
「それで第1の名前だな」
その時
ブ-ル-
海風がゆっくりと落ちていった
キュン!!ピン!クロ!グル!
4体のちびドラは海風に駆け寄った
「仲間思いだな」
「そんなことよりも水!」
「あ、はい水入りの···」
キュ!
バッチャ-ン!
紅龍は海風を桶の中に入れた
「「「「お-」」」」」
「あっ、こいつの第1の名前は花獣にしようか」
グル!
「宜しく」
「宜しくね花獣ちゃん」
「宜しくです」
「よろ~」
「ってかこれで全部だな」
「ですね」
グル!
「とまぁ、取り敢えず寝るわ」
「私も寝ようかな」
「ですね」
「そうだね~」
「ほい、皆おいで」
そして
「ふわぁ~」
「···」
「どうした?ルザルス」
「···はっ!何でもない」
「ん?どうしたんだ?」
「な、なんでもないって」
「じゃあ、何で動揺してんだよ」
「な、何でもないの!もう寝るね!」
「(何でこいつ怒ったんだ?)」
(知らん)
「(ってかちゃっかり俺のベッドで寝てるし)」
(添い寝して欲しいのだろ)
「(そう言うもん?)」
(ああ)
「(ってか泣いてね?)」
(本当だ)
「はぁ」
月龍は手でルザルスの涙を拭き取った
「!」
「ったく、まるで清間みたいだ」
(甘えん坊のとこが似てるよな)
「それな」
その時
「なんだ起きてるのか」
「···」
「何でお前甘えてるの?」
「あ、甘えてない」
「はいはい、んで?何があった?」
「影ちゃんと喧嘩した」
「は?何で?」
「ち、ちょっとした事だから」
「(え?こいつら喧嘩するの?しないと思うけど)」
(それな)
「それで?謝りに行くのか?」
「う、うん、けど月龍も一緒に来て」
「何故、俺?お前の姉貴は?」
「お姉様は寝てるから」
「はぁ、全く、分かった」
「ご、ごめん眠いのに」
「良いよ別にまたあの鬼から酒もらって飲むから」
「それ、大丈夫なの?」
「全然大丈夫じゃない」
「え」
「気にするな、ほら行くぞ」
月龍はルザルスの手を握った
「う、うん」
そして
「お-い、影-、起きてるか-?」
「何?」
「ルザルスが謝りたいってよ」
「え?ああ、あの事か」
「ご、ごめんあんなこと言って」
「別に良いよ、とまぁ私も悪いから謝らせて、
ごめんね、さっき変なこと言って」
「良いよ」
「今日は二人で寝たら?」
「うん、そうする」
「分かった」
「よ-し」
(分かってたけど、一瞬で終わったな)
「だな」
「あら、月龍」
「あ、リマリスお前寝てたんじゃねえのか?」
「こっそり見てた」
「殴るぞ?」
「ごめん」
「はぁ」
「後、紹介したい人が居てね」
「誰?」
「ヤッホー」
「えっと、誰?」
「私達の妹のスピアよ」
「宜しくね」
「宜しく、月龍冷刃だよ」
「ルザルスお姉様から聞いてるよ」
「あ、そうなんだ」
「それで、月龍さんはルザルスお姉様の事好きなの?」
「さんは要らないよ後ルザルスはう~んと」
「そんなに悩むの?」
「一言で言うとわからないでもどちらかといったら好きかな」
「へぇ~」
「ってかそろそろ寝て良い?」
「あ、うん」
月龍はベッドに乗ると寝てしまった
「寝るの早」
「眠たいのでしょ」
「それにしてもルザルスお姉様の事一応好きなんだね」
「いつ告白するのかしら」
「取り敢えず私達も寝よ」
「そうね」
「ルザルスお姉様も呼ぶ?」
「ルザルスはもう寝てるわよ」
「あ、そうだったね」
そして翌日
「ふぁ~」
「あ、おはよう月龍」
「おはよ、カリン」
「後一週間切ったね」
「だな」
その時扉が開いた
「久しぶりだな」
「あ、紅桜」
「久々に刀の修行するか?」
「頼む」
二人は外に出た
「あ、おはようカリンちゃん」
「おはようルザルスちゃん」
「月龍は?」
「今、修行中」
「あ、昨日は仲直りした?」
「した、ごめんねカリンちゃんまで心配かけて」
「別に気にしてないよ」
「おっはよ-!二人とも」
「あ、おはよう影ちゃん」
「お、おはよう、か、影ちゃん」
「ルザルスちゃんったら、昨日許したじゃん」
「う、うん」
「ほらほら元気出して」
「分かったありがとう二人とも」
「良いよ別に」
「私達はずっと親友だからね」
「「「あはは」」」
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