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第3章 月龍、現世に戻る

第3話 怪獣大決戦

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   第3話  怪獣大決戦



「皆、来たわね」
「んで?どうやって魔界に行くんだ?」
雲清うんせい
「は~い、皆入ってね」
雲清うんせいは空間を作った
「それじゃ、気をつけてね月龍つきりゅう
「お前もなルザルス」
そして攻めの者は空間に入った
攻めの者一覧
月龍つきりゅう#冷刃__れいば#
天真てんしん那加なか
黒羽くろばせい
雷間らいましん
雲清うんせい
みなもと白羽しらは
酒呑しゅてんみさき
神宮しんくう小鳥ことり
神宮しんくうかげ
清流せいりゅうえん
以上
防衛の者一覧
リマリス·ドラミット
ルザルス·ドラミット
ザルク·ドバ-ク
ガウ
マリエルナ·ヴァンパイア
カリンネ·ヴァンパイア
春風はるかぜさくら
以上

月龍つきりゅう大丈夫だよね?お姉様」
「大丈夫だと信じなさいそしてたら気が楽になるわよ」
「分かった、ありがとうお姉様」
「なんだ?そんなに月龍つきりゅうの事が気になるのか?」
「う、うん」
「ルザルスちゃん、月龍つきりゅうの事好きなの?」
「うん、大好き」
「へ、へえ堂々と言えるんだ」
月龍つきりゅうに言わないよね!?」
「言わないから安心してよ-」
「ごめん」

「魔界ってやっぱり禍々しいな」
「魔界だからな」
せいはが言った時だった
「やっと来たかのろまどもめ」
「「あ?(怒)」」
「(え?そこ怒る?)僕の名前はぬえ大妖怪の長だ」
「久しぶりねぬえ
「お前か那加なか、っと言っても今回の目標はお前じゃない」
「ん?」
「お前だ月龍つきりゅう冷刃れいば
「あ?俺?」
「ああ、お前ととある奴との隔離をすれば僕達の勝利は確定になる」
「とある奴って?」
「戦っているとき話そう」
「なら」
シュン!
「アガッ!」
「早速、始めようか」
「くそ(速い!)」
「お前らは別の大妖怪を始末しろ」 
「おう!任しとけ」
「それじゃ、頼んだ」 

那加なかは止まり空を見た
「どうした?」
「来る!」
ギャオ-----!!!!!!!
「っく!雷獣らいじゅうか!」
「此処は私がやるから皆は速く他の奴を頼むわね!」
「分かりました那加なかさん!」

「あ、この気配」
せいは箒を上に向けた
「ふん!」
「おっと!」
「ほお、やはりやるおるな」
「久しぶりだな!天狗てんぐ!」

「ほお、覚り妖怪か」
九尾きゅうびか」
小鳥ことりは剣を構えた
「来い猫又ねこまた
「にゃあ!ご主人様」
雲清うんせいさん」
「どうしたの?」
九尾きゅうび倒すの手伝ってください」
「分かったけど猫又ねこまたは?」
かげ頼んだわよ」
「分かったよ、お姉ちゃん」

「お-?河童かっぱか」
「あ?ほお、みさきか」
「あん時の仕返しさせて貰うよ」
「っく、かかってこい」
「おうよ!」

「ふぅ-ん唐笠お化けからかさおばけか」
「けけけ、怖いだろ」
「·····」
「暑い!なんだこれ?」
「やっぱり炎に弱いな」
「くそ」

「わん!僕と勝負しろ!」
「ああ、犬神いぬがみ、か、可愛いですね~」
「わん!」

「あ、牛鬼ぎゅうき
「うおらあああ!」
カ-ン!
「貴方で最後ですか?」
「あ?ああ、そうだ!」


ぬえ月龍つきりゅうは互角の勝負をしていた
「ふん!」
カン!
「おりゃ!」
カン!
槍と刀の攻防が行われていた
「んで?誰なんだ?俺と隔離するのは」
「ルザルス·ドラミット」
「は?」
ドカッ!
「ガバッ!」
「お前、調子に乗るなよ、何でルザルスと隔離すんだよ!」
「くく、でもお前からルザルスと距離を置くんだよ」
極炎龍滅却斬ごくえんりゅうめっきゃくざん
「うわっ!蛇槍じゃそう!」
雷龍真空らいりゅうしんくう
バキバキバッシャ---ン!!!!!!!
「く、くそ」
ぬえはふらつきながら前を見た
「あれ?何処に行った?」
月切り一閃つきぎりいっせん
ザン!
「あがは!」
月龍つきりゅうは飛び上がった
「そろそろ、終わりにしてやる」
「(チャンス)鵺の悪夢ぬえのあくむ
「あ?(これは悪夢ナイトメアと同じか?)」
その時月龍つきりゅうの目の前にルザルスが現れた
「へぇ、幻影か、なら超世界オ-バ-ワ-ルド!」
そしてルザルスは消えた
「え!?」
「なんだ、どうした?」
「う、嘘だろ」
「速く本気を出せ馬鹿たれが」
「成る程、気づいていたんだね」
「当たり前だ、余りにも弱すぎる」
「なら本気を出そう!大妖怪鵺だいようかいぬえ!」
その時、ぬえの姿が変わった
背中に蛇が着いておりそしてぬえ自信は獣えと姿を変えて大きくなった
「やっぱりな」
「グルルルル」
「まぁ、そんな姿でも、俺に勝てないぞ」
(やれ)
「(は?)」
(お前も怪獣になれ)
「は?」
(出来るやろ?)
「ま、まあ」
(やれ、さもなければお前の体、乗っ取る)
「はぁ、分かった怪獣モンスター
月龍つきりゅうは白いドラゴンへと姿を変えた
「ガオ-----!!!!!!!」
(お、カッコいいな)
「(だろ)」
「グルル」
その時ぬえは威嚇体制に入った
(お-、怪獣大決戦だなこりゃ)
「(よっしゃ-、やったるでぇ)」
ド-----ン!!!!!!!
(地鳴りを使うな馬鹿、鼓膜破ける)
「(ご、ごめん、ってか動きづら!)」
その時ぬえが蹴ってきた
「(あ?舐めんなよこっちには長い尻尾と翼あんだぞ)」
月龍つきりゅうは飛び上がり尻尾でぬえを突き飛ばした
「グルル」
「(うわ-面倒)」
(なんか光線打てるやろ)
「(分かった取り敢えず試して見る)グワ-----」
月龍つきりゅうは口を開きエネルギーをため始めた
「(あれ?こんなんだったけ?)」
(これ、⊙⊙⊙⊙⊙⊙⊙じゃね?)
「(ストップ!やめろ!言うな!)ガア------」
「グルル?」
(せいを巻き込むなよ~)
「(分かってるわ!)」
「グワ-ッ!!!!」
「(発射!破壊光はかいこう!)」
月龍つきりゅうは口から白い光線を出したそれはぬえの腹部に命中した
「グルルルル」
ぬえは元の姿に戻った
「(ざっこ)」
(それな)
「(まぁ、俺も戻るか)」
そして月龍つきりゅうは元の姿に戻った
「ふは~、疲れた」
(なんか、一瞬だったな)
「それな」
「うぐっ、くそ」
その時
「っく!」
(月龍つきりゅう!?)
「な、なんだこの記憶」
(どうした?)
「言うな」
(は?)
「やめろやめろやめろやめろやめろ!!!」
(成る程きっと幻術をかけられたな)
「なんだよ、結局嘘だったのかよルザルス」
(ん?)
「やっぱり俺の事、大嫌いなんだろ」
(成る程なルザルスに何か言われた幻術をかけられたか)







    
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