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第3章 月龍、現世に戻る

第2話    大妖怪 鵺

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   第2話 大妖怪 鵺



「ふぁ~」
月龍つきりゅうは目を覚ましそして横で寝ているルザルスを見た
「·····(昨日の大好きって、どういう意味なんだろ?)」
(さぁな?)
「(?まぁ、俺が好かれるはずないし、きっと友達としてだろうな、なんかキスされた様な気がするけど)」
(www)
「取り敢えず、池を見るか」
そして月龍つきりゅうは池を見たすると
ゲコゲコ
「ガチで居る」
カエルや鮭などがいたもちろんイトウも
(このイトウ今は小さいけど大きくなったら2mするんだよな)
その時
「おはよ、月龍つきりゅう
ルザルスが起きた
「おはよう、ルザルス」
「おはよう、何を見てるの?」
「昨日の祭りで取ってきた魚達を見てる」
「へぇ」
その時
「おはよ月龍つきりゅう」 
那加なかが来た
「誰?」
天真那加てんしんなかっていう結界神社けっかいじんじゃの巫女だよ」
「へぇ、私はルザルス·ドラミットよろしく」
「よろしくね」
「ちょっと、俺、トイレ行ってくる」
「OK」

「ってか、昨日見てたわよ」
「え///」
月龍つきりゅうの事、好きなんでしょ恋愛的に」
「う、うん」
「あはは、あんな急にキスなんてするとは思わなかったわよ」
「だって、大好きだもん」
「はいはい、まぁ、あの様子だと気付いていないわね」
「やっぱり?」
月龍つきりゅう、鈍感だからね」
「なんか、残念だな」
「ww、まぁ、いつか分かってくれると思うわよ」
「ほんと?」
「うん、そして貴方に何かあったら直ぐ様に助けに来てくれると思うわよ」
「正義感強いからね」
「何の話?」
「うわっ!つ、月龍つきりゅう
「?取り敢えず着替えろよ」
「あ、そうだね分かった」

「んで、何の話をしていたの?」
「昨日のお祭り」
「成る程」
「ンでさ、あんたはルザルスの事、好きなの?」
「どっちの意味で?」
「恋愛的」
「···········」
「どっちなの?」
「分からないけど、好きかな?」
「あ、そうなんだ」
「まぁ、好かれるはずが無いんだけどね、何か昨日された気がするけど」
「そうなんだw(あ~微笑まし、どっちから告白するんだろ)」
「ん?」
「何でもない」
「?んで、何の用だ?」
「あ、そうそう、今からちょっと私の家に来て」
「分かったけどちょっと待ってルザルスがまだ着替えているから」
「はいはい」
そして3分後
「ごめん、遅れた」
「良いよ、別に気にしてないし」
「取り敢えず、行きましょうか」
「そうだな」
「ん?何処に?」
結界神社けっかいじんじゃだよ」
「へぇ」
「ほら、行くから着いてきたなよ」
「分かった」
三人は飛び立った
そして神社に着いた
「何か普通だね」
「相変わらずだな」
「あんたら封印するわよ」
「ごめん、ごめん」
「はぁ、取り敢えず中に入りなさい」
「お邪魔します」
すると中には
「あ、お姉様!」
「あら、ルザルス」
リマリスがいた
「わ-い、お姉様、会いたかったよ~」
「私もよルザルス」
「姉妹再会は微笑ましい」
「んで、何の用なんだ?」
「実は封印された大妖怪達が復活するかも知れないのよ」
「大妖怪?」
「猫又、犬神、九尾、雷獣、唐笠お化け、河童、天狗そして鵺とかよ」
「天狗なら要るだろ?」
「あいつらは烏天狗でしょ」
「あ、そうか」
「それで、何で私もなの?」
「あんた達には防衛を頼むためよ」
「へぇ、月龍つきりゅうは?」
「私達と一緒に魔界に来てもらう」
「魔界に大妖怪が入るのか?」
「ええ、んであんたには大妖怪の長、鵺に相手してもらう」
「他の奴らは」
雲清うんせい
「はいはい」
「お、雲清うんせい
「久しぶりね」
「んで、助っ人どもは連れてきたの?」
「ええ、那加なか
「よう!」
「あ、せい雷間らいま
「御無沙汰しています」
「私を忘れてませんか?」
「あ、清流せいりゅう
「おはようございます、月龍つきりゅう
「おは」
「はい、後、みさき
「呼んだ~?」
「呼んだ」
「おはよう」
「お、月龍つきりゅうおはよう」
「あら?小鳥ことりかげ?」
「あ、すみません」
「ごめんなさ-い」
「可愛いから許す」
かげちゃんおはよー」
「あ、おはよ-、ルザルスちゃん」
「んで、今来た、奴らが攻めに入る」
「成る程」
「宜しくね月龍つきりゅう
「よろ」
「あ、そうだ、ヴァンパイア家も防衛にするか」
「ってことで、いらっしゃい」
「「「きゃつ!」」」
「いてて、って日光!」
「お嬢様に妹様日傘です!」 
「あ、ありがとうさくら」 
「死ぬかと思った」
「ごめんなさいね」
「ったく、何の用よ」
「あ、ルザルスちゃんにかげちゃん」
「カリンちゃんおはよー」
「おはよー」
「んで、あんたらは防衛ね」
マリエルナは日傘を構えながら言った
「それって、夜よね」
「ええ」 
「ほっ」
「あ、そうかカリンちゃん達は日光ダメだよね」
「うん、ってかルザルスちゃん達は大丈夫なの?」
「私達は日光や流水も大丈夫だよ~」
「へぇ」
「あ、一人忘れてた」
「誰?」
白羽しらは
「あ、不死だからか」
「いらっしゃい」
「うわっ!なんだよ」
「おは、白羽しらは
「お!月龍つきりゅうおはよ」
「んじゃ、攻めと防衛はこれで良いわね」
「後はどうするんだ?」
「後はみんな今夜にここに集合ね」
「分かった」
「それじゃ、解散」
「またね、お姉様」
月龍つきりゅうに迷惑かけたらダメよ」
「分かってるよ-」
「妹を頼むね月龍つきりゅう」 
「はいはい」
「それじゃ、バイバイ」
二人は飛び去った
「仲良さそうで良かった」
「もう、仲がいいとか次元じゃないけどね」
「え?」
「昨日、ルザルス、月龍つきりゅうにねキスをしたから」
「え」
「聞いたらもう月龍つきりゅうに惚れたみたいよ」
「妹も青春か」
「あんたの友人と引き続きね」

「「ただいま」」
「お帰りなさいませ二人共」
「あ、ごめんな、青龍せいりゅう
「大丈夫です、それと朝ごはん作ってくれてますので」
「あ、分かった」
にゃあ~
「ん?どうしたミケ」
にゃあにゃあ
「池の魚か採れないと」
にゃあ
「あ、お腹空いたの?」
にゃあ
「今、作ってやるから」
にゃあ
「ってか主あの魚はなんですか?」
「ああ、昨日、祭りで取ってきた」
「成る程」
「まぁ、取り敢えずご飯食べよ」
「分かった」
二人は朝ごはんを食べ始めた
「はい、ミケ」
にゃあ
「あはは、可愛いねミケちゃんは」
「だな」
そして朝食後
「····鵺、か」
「どうしたの?」
「何か凄く嫌な予感がして」
「どんな?」
「一つ聞くけどさ」
「うん」
「ルザルスは俺の事嫌い?」
「そんな訳無いじゃん!」
「ご、ごめん、何かまた一人になるような気がして」
「考えすぎだよ」
「(そんな事、前も言われたけど結局起こったんだよな~)」
月龍つきりゅう?」
「何でも無い」
「本当に?」
「本当」
「私は月龍つきりゅうの事大好きだからね」
「へぇ、ありがとな、ルザルス」
「どういたしまして」



ここは魔界
「そろそろか、この力を使うのは」
彼はぬえ大妖怪の長である
「ひひひ、では月龍つきりゅうに私の術を」
「分かった」
「そして、そこで失敗したら後は俺にお任せください」
「僕が失敗したら頼んだぞ、狒々ひひ人狼じんろう




月龍つきりゅうはい、これ」
ルザルスは首に着けてあった勾玉を月龍つきりゅうにあげた
「ん?何これ勾玉?」
「もし、相手に私に化けてくる奴がいたらその勾玉で見てね」
「分かった、ありがとう」
「絶対に相手の操り人形にならないでね」
「分かったよ、心配してくれてありがとうお前もまぁ、大丈夫だと思うけど気を付けろよ」
「うん」






    
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