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2章 悪魔吸血鬼との決戦

第4話 決戦の始まり

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    第4話 決戦の始まり



「どうしたの?月龍つきりゅうそんなに考え込んで」
かげ月龍つきりゅうに言った
「ああ、うん、ちょっとね」
「ん?何かあったの?」
「俺の考え過ぎかもしれないけど」
「うんうん」
「······明日、決戦が起こる」
「え?」
「昨日何か感じたって言ってた事?」
とカリンが言った
「それもある」
「へぇ-」
「!!」
「え?どうしたの?」
(な、なんだ今の殺気··ん?)
月龍つきりゅうは前を見た
「(················びっくりした、カリンのストーカ-か)何でもない」
「そ、そう?」
「(いや、あいつなにwwwwww、えぐいって殺気が)な、なんかあそこのやつから凄い殺気を感じたんだが」
「「へ?」」
カリン達が振り向いたが棚橋たなはは殺気を消していた
「気のせいじゃない?」
「そ、そうかな?」
「お-い、授業はじまんぞ-」
「「「は-い」」」
そして授業終了後三人は食堂に向かっていた
「それで、朝言ってたことは気のせいだったの?」
「いや、何か感じる」
「まあまあ、少し落ち着きなよ」
「··それもそうだな」
「とりあえず、みんなはご飯何にするの?」
「俺は豚カツ弁当」
「私は焼きそば定食」
「変わらないね、二人とも」
「カリンは何にするんだ?」
「私は焼魚定食かな」
「へぇ-、なんか以外」
「そうかな?」
「「うん」」
「www」




そして放課後
「あ、天魔てんま
「よう、月龍つきりゅう、作戦会議するぞ」
「やっぱりか」
「当たり前だ」
 「ほら、行くぞ」 
「ほ~い、ってか何人で会議するんだ?」
「王と先代閻魔様、四天王の長、妖怪大将軍」
「めちゃくちゃいるな、んでどこで?」
「お前の家」
「···誰が決めた?」
「先代閻魔様」 
「まじか」
「ほら、行くぞ」
「へえへえ」
そして二人は瞬間移動を発動し月卿げっきょうに着いた
「お、来た来た」
「それじゃ、会議を始めましょう」

「んで、月龍つきりゅう
「何ですか?えい様」
「昨日、貴方、作戦会議が終わり帰るときに『何で、こんなに嫌な感じがするんだ?』と呟いていましたよね」
「え、なんでそれを」
「私は閻魔ですよ、隠し事は通用しません」
「う」
「そして、どうな風に感じたのですか?」
「なんか、後ろから蝙蝠が襲い掛かって来るようにかな?」
「·····今ので確信しました」
と言うとマリエルナが驚いたように言った
「え?もう?」
「はい、きっと決戦を仕掛けて来るのは 
最強の悪魔吸血鬼デーモンヴァンパイア
リマリス·ドラミットでしょう」
「「「「「「!」」」」」」
「(まぁそうだよな)」
「成る程な十分にあり得る」
「え?なんでまさる
「それは、月龍つきりゅうがよく知っている」
「どう言うことなんだ?月龍つきりゅう
「あいつの持つ武器 レッド·ザ·デーモン·グングニルが反応したんだ」
「え?つまりどういうことですか?」
「レッド·ザ·デーモン·グングニルは主が戦う事を決定すると反応してその襲う国に警告をかける」
「それが、俺達が感じた、あの嫌な感じか?」
「ああ、そして蝙蝠のような感じをランダムにかける」
「んで、お前が感じたと」
「ああ」
「んで、襲ってくるやつが分かったが」
「その対策だな」
「う-ん」
「あの」
小鳥ことりが手を上げた
「どうした?」
「私の憶測なんですが」
「ああ」
「相手は館もしくは城ごと転移するでしょう」
「·······あり得ますね」
「そしてもしかしたら結界を張るでしょう」
「あ-、結界な」
「あるよな」
「そしたら、結界を壊す者が必要ね」
「我の時空の力を使ったらどうだ?」
「いや、ダメね」
「ん?何故だ」
「結界には時空を無効にするものある」
「う-む」
「鬼軍があるだろ」
「「あ」」
「俺は重力の力が例え効かなくても素のパワーでやれば壊れるだろう」
「そうですね、なら結界はもう大丈夫ですね」
「んで、拠点よね」
「ここでよくないか?」
「あ(怒)?」
「すまん」
 「ここはダメでしょ軍、作れないし」
「う~ん、となると」
「千丘にしませんか?」
「あ、それが良いわね」
「あそこなら軍も整えるし、中に侵入されにくい」
「それじゃ、そこにしましょう」
「んじゃ、戦いかただな」
「指揮は誰が取るの?」
「では、妖怪軍は私が」
「なら、鬼軍は俺がやろう」
「んじゃ、妖怪軍はかい、鬼軍はまさるで、そして神獣達は月龍つきりゅうがお願いします」
「何故に俺?」
「いや、貴方は部下全員神獣でしょうが」
「あ、そういえばそうだった」
「はぁ」
「それじゃ、次は防衛ですね」
「これはワシが決めようマリエルナは近くの人里を」
「はっ」
小鳥ことりは地底を」
「分かりました」
三珠みたまは冥界」
「はい」
雲清うんせいは人里に結界を張り、隠し防衛を」
「おうせのままに」
天夢てんむは中央の人里を」
「分かりました」
又見またみは神社、そして龍神達を頼む」
「分かったよ-」
「以上だ」
「ん?俺は?」
天魔てんまはとあることをしてもらう」
「え?」
「まぁ、詳しく言えば月龍つきりゅうといまここには居ないが童子どうじ如月きさらぎだな」
「ん?」
「まぁ、明日の朝にえいが詳しく言ってくれるから」
「は、はい」
「あの-、我は?」
隙間すきまは軍の全体指揮を取ってくれ」
「分かりました」
「んで、かいあれは使うのかい?」
「そりゃ、もちろん使いますよ」
「そうか」
「ん?あれって?」
「まぁ、気にするな」
「??」
「んでは、これにて会議を終了する、皆、明日はここして掛かれ」
「「「「「「「「「は!」」」」」」」」」
そして全員は帰った
「う~む、リマリスもヤバイが、一番ヤバく考えた方が良いのはルザルスか、ってか明日の学校どうなるんだろ」







「あ、案外早かったわね」
リマリスはティグリスが連れてきた仲間を見て呟いた
「そりゃ、な」
「んで、行き方はどうするの?ザルク」
「幽霊船」
「まじか」
「ん?嫌なら飛ぶか?」
「幽霊船で」
「ほ~い、んじゃ皆、城にいろよ」
仲間の悪魔やヴァンパイアは全員うなずいた
「んじゃ、行くか」
とザルクが言うと
「ちょっと、待って」
「ん?」
「最後に会いたい人がいる」
するとリマリスはうつむいた
「心配しないで、私達も行くわ」
「ああ、わかった」
「ん?お前らどこにいくんだ?」
「お前も来い、そしたら理由が分かる」
「おう」
そして4人はとある場所に向かって歩きだした
そして不気味な部屋にたどり着いた
「ん?ここは?」
リマリスは無言で扉を開けた
その部屋は地下牢だった、しかし何故か牢獄の中は人形や赤く綺麗なベッドもあった
リマリスは震えながら呼んだ
「ル、ルザルス?」
その時、暗い牢獄からピンク色の長髪で羽にダイヤの模様がついてある少女がやって来た、
彼女の名前
ルザルス·ドラミット
世界から恐れられる悪魔吸血鬼デーモンヴァンパイア
リマリスの妹である
「お姉様」
ティグリスはザルクに小声で声をかけた
「あの少女は誰?後何でリマリスは怯えているんだ?」
「あいつはルザルス·ドラミット、リマリスの妹だ」
「妹?」
「ああ、ルザルスは俺らの数倍強い、その強さから吸血鬼ハンター狩りとも言われている」
「へぇ、んで何でこんなところに?」
「とある日、暴走した」
「そして」
「リマリスは冗談抜きで致命傷を与えられた」 
「え?」
「俺らも戦ったが手も足も出かった」
「んで、何で、今は閉じ込めれているんだ?」
「暴走が治まった時に閉じ込めたそれ以来ずっとあるままだ」
「なんか、可愛そうだな」
「しょうがない」
「お姉様」
「な、何?」
「私はいつからこの牢獄から抜けれるの?」
「そ、それは···」
「ルザルス久しぶりだな俺の事覚えているか」
ルザルスはうなずいた
「そりゃ、良かったほらこれアザラシの人形だぞ」
「ありがと」
ザルクはルザルスに人形を渡した
「ごめんね、ルザルスちゃん、お姉ちゃんはね忙しいの、だからもう少し待って上げてくれる?」
「わかった」
「いいこ、いいこ」
「それじゃ、行くぞ」
「わかった」
「またね」
ルザルスは暗闇の中に入っていった
「ごめんね、ルザルス」
リマリスは震えながら言った

そしてリマリスは船に乗った
「ねえ、フ-ル」
「何?」
「私が殺られたら、ルザルスのこと頼んだわよ」
「分かったけど、そんなこと言わないの」
「ふふふ、そうね」
1日がたった


「成る程、俺達で元凶を倒すと」
「はい、でも殺してはいけません」
「わかっている」
「それでは解散」

そして夜リマリスは到着した神龍郷しんりゅうきょう


「来たか」
「ですね」
「うむ」
「だな」
「頑張りましょう主」
「ああ、この楽園を奪われてたまるものか」

「「さぁ、始めようか、紅い夜を」」
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