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2章 悪魔吸血鬼との決戦

第1話   学校に入学

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    第1話 学校に入学
「ふあ~」
月龍つきりゅうは目を覚ました
「今の時間は、っと」
AM6:00
「まだまだ、時間あるな、よしっと」
「おはようございます月龍つきりゅう
「ん?ああおはようえい様、んで何の用ですか?」
「あの4つの大きな部屋を見ましたか?」
「はい」
「あそこは貴方の神獣達を入れる場所です、だから入れてあげてください」
「分かりました」
「それでは」
えいは姿を消した
「よしっと、来いみんな」
「「「「はっ」」」」 
朱雀すざく玄武げんぶ白虎びゃっこ青龍せいりゅうが来た
「まぁ、聞いていると思うがあそこの部屋はお前達が住んでいいから」
「はい」
「んじゃ、後は自由にな」
「はい」
そして神獣達は姿を消した
「よし、何をしようかな~」
その時
コンコン
「ん?入ってもいいぞ」
「それじゃ、入るわ」
紅桜べにざくらが来た
「おお、紅桜べにざくら何の用だ?」
「これ、忘れ物」
紅桜べにざくらは2つの宝玉を取り出した
「あ、宝玉、忘れてたありがと」
「気にするな、んでさ」
「うん」
「まだ時間ある?」
「ああ」
「なら刀の修行をしてやろう」
「お、まじで?」
「ああ」
「ならさっそく」
「始めるぞ」
「おう!」
AM7:00
「バタンキュー」
「はは、また明日」
「は-い」
そして紅桜べにざくらは扉を開けて出ていった
「主」
「ん?なんだ朱雀すざく
「朝ごはん作りましたので」
「お!ありがとう」
「は」
「ってか、どうやって作った?その体で」
「手先器用なので」
「(そんな問題かよ)分かった食べとくね」
「はい、では」
朱雀すざくは何処かに行ってしまった
「まじでどうやって作ったあいつまぁ、良いか早よ食べよ」
AM7:20
「ご馳走」
「我が持っていきます」
「お、ありがとう玄武げんぶ
「そんなことより主そろそろ行く時間ですよ」
「あ!やべ!それじゃ行っくるよ」
「お気をつけて」
そして月龍つきりゅうは翼を広げ飛び立った
そして10分後
「ふう-到着したってあれは」
そこにはピンク色の髪の少女が立っていた
「お---い、げん--」
「ん?お!月龍つきりゅうお前も今日から入学か?」
「ああ、ってかお前も?」
「ああ、暇だからな」
「うわ-」
「取り合えず職員室に行こ、もう7:40だし」
「だな、んでかげは?」
「知らん、どうせ今頃走ってこっちに来ているんじゃないか?」
「俺も思った」
そして二人は職員室に入った
「「失礼しま-す」」
すると鳥羽とりはがやって来た
「お、来たな三·····二人とも」
「あいつはまだ来てないよ」
「はぁ、全く」
その時
ガタン
「遅れました--!」
かげがやって来た
「おいおい」
「あはは」
「はぁ、明日から気を付けろよ」
「はひぃ」
「「wwwww」」
「もう、笑わないでよ、二人とも」
「すまんすまんw」
「いまの『はひぃ』がw」
「むう」
「ほらほら行くぞ」
「「「は-い」」」
そして三人は龍組と書かれた場所に着いた
「ちょっと待ってろ」
と言い鳥羽とりはは扉を開けて中に入った

「ほ~い、皆座っているな」
「は-い!」
「元気があってよろしいんで、今日からこのクラスに入ってくる新入生がいる仲良くしろよ」
「やった-!」
クラスが騒ぐ
「ほいほい、んじゃ、三人とも来い」
そして月龍つきりゅう達は中に入った
クラスの女子と男子がこそこそと話し出した
「あの帽子かぶっている女子可愛いな」
「本当にねこのクラスのお姫様とどっちが可愛いかな?」
「さぁ、んであの男子、イケメンやんけ」
「うん、それなんで何であんな物騒なものを持っているんだろ?」
「あそこのピンク色の髪の女子もやけどな」
「あの人何か強そう」

「それじゃ、順番に自己紹介頼む後お前ら刀」
「「あっ」」
二人は刀を空間にしまった
「ふう」
「それじゃ」
「初めまして、月龍冷刃つきりゅうれいばです、龍魔人の次期閻魔です、好きな科目は体育です、そしてピアノを弾くことが好きです」
その時クラスの生徒が(約2名除いて)全員固まった
「質問あるか?三人までだぞ」
その時三人の手が上がった
「ほい村雨むらさめ
当たられた真面目そうな男子が立った
「次期閻魔ってどういうことですか?」
「敬語はやめてくれ、んで俺は龍神達を復活させた、その時に閻魔に次期閻魔になれと言われてこうなった」
「そ、そうなんですね」
「はい次、奥田おくだ
明らかに強そうな男子が立ち上がった
「スポーツは何が好きなんだ?」
「ドッチボ-ル」
「お!まじか、よしこれでなんとかなるな」
「?」
「ああ、今日、球技大会があるんだよ」
「成る程」
「最後 一治かずは
普通の女子が立った
「龍魔人だから翼を広げられますか」
「ああ、ほら」
月龍つきりゅうは翼を広げた 
「か、かっこいい」
「あ~、はい」
「それじゃ、月龍つきりゅうはカリンネの隣な」
「へいへい」
月龍つきりゅうはカリンの隣に座った
その時カリンが月龍つきりゅうの顔を見て微笑み小声で
「おはよ」
と言ってきた
「おは」

「ほい、次」
桜月幻さくらづきげんだ!月人だ、好きな科目は体育、そして好きなことはドッチボ-ルだ!!」
「お-!」
「はい質問、いるか~」
しかし誰もてが上がらなかった
「なら、げん八龍やつりゅうの後ろな」
「へ-い」
そしてげん八龍やつりゅうの後ろに座った
「お、おはよ~」
「おはよう」
「んじゃ、最後」
「は-い、神宮影しんくうかげです」
その時クラスの大半はこう思った
(可愛い)

「覚り妖怪だよ~、そして好きな科目は理科!好きなことは寝ることだよ~、よろしく~」
「はい、質問」
手を上げる人はいなかった
「はい、それじゃカリンの前」
「は-い」
そしてかげはカリンの前に座った
その時クラスの約数名がこう思った
(可愛い×2)

「それじゃ、今日は皆わかっていると思うけど今日は1時間目は球技大会の作戦会議な」
「やった-」
「んで後は球技大会だからな」
「は-い」
「ほ~い、それじゃ朝礼終了するぞ号令!」
「起立! 礼!」
そして1時間目が始まる前の休憩が入った
「よっほ-月龍つきりゅう
「おう」
「三人ともこの学校に入学したんだね」
「そうだよ」
「カリンちゃんと一緒で良かったよ~」
「私もだよ」
「お-、月龍つきりゅうおは-」
「おはよ八龍やつりゅう
その時月龍つきりゅうに男子生徒が来た
「えっと、月龍つきりゅうだよね」
「おう!よろしくな!」
「よろしく、俺は玉瀬たませ
「よろしく」
「んでさ、月龍つきりゅうはこのクラスのお姫様と仲が良いのか?」
「お姫様?」
「カリンネのことだよ」
「あ-、あいつだったのかお姫様って呼ばれたの」
「ああ、んで仲良いのか?」
「ああ、もちろん」
「へぇ-、んで何であんな物騒なものを持っていたの?」
「あ-、えっとそれは······」
「聞かない方が良かった?」
「はい」
「あははは!面白いな月龍つきりゅうは」
「へえへえ」
「んで、お前はさ俺をなんの種族か分かる?」
「半人半鬼」
「!よく分かったな」
「そりゃあな」
その時
カンカン
チャイムがなった
「お、座れねえと」
「ほ~」
そして月龍つきりゅうは自分の席に座った
月龍つきりゅうもう友達作ったんだ」
「何か、あいつと気が合うからな」
「へぇ-」
「はいは-い、それじゃ一時間目始めんぞ」
「起立、礼」 
「お願いします!!」
「着席」
「んじゃ、代表者、後は頼んだぞ」
と言い鳥羽とりはは横に行った
「それでは、作戦会議を始めたいと思います」
「は-い!」
「それじゃ、まずは仲間分けです、妖怪のチ-ムはこれで良いですか?」
カリンネ·ヴァンパイア
八龍やつりゅう地雲ちぐも
月龍つきりゅう冷刃れいば
桜月さくらづきげん
神宮しんくうかげ
「以上です異論はありますか?」
「無いよ」
「それでは、妖怪の人は月龍つきりゅうさんの席で作戦会議をお願します」
「「は-い」」

「それじゃ、配置だよな」
「まぁ、それが先決だよな」
「私は外野がいい」
「それじゃ、かげは外野で」
「この試合は術の使用可なのか?」
「うん」
「なら、かげお前の影の術で隠れといて」
「分かった」
「何をするつもりなの?月龍つきりゅう
「後で話す」
「?分かった」
「まぁ、配置はこれで良い?」


   ----------------
   [        |        ]
影  [        |  幻 カ   ]
   [        |        ] 
   [        |  月 八   ]
      ---------------- 

「うん」
「それじゃ、次はリーダーだね」
「誰にするのか?」
「なら多数決でいいだろ自分は無しの」
「分かった」
結果
げん4票
月龍つきりゅう1票
「それじゃ、リーダーはげんだね」
「まあ、そりゃあな」
「私は月龍つきりゅうが良いと思ったんだけどな」
げんは呟いた
「いや、な、お前の馬鹿力を見てお前をリーダーにしないやつおるか?」
「私はそんなに力ないぞ」
「「「「それだけは絶対にない」」」」
「全員に言われたwwww」
「んじゃ、これで終わりだな」
「代表者に見せてくるね」
と言いカリンは行った
「何か、わくわくしてきた」
げんが目を光らせそう言った
「お、おう(何でだろう、この試合で死者が出そうな気がする)」
「ほ~い、見せてきたよ」
「なんて言ってた」
「OKだって」
「ほ~、んで何するんだ?」
「作戦決めるぞ」
「あ、はい」
「んでさ、さっきの話、話してよ」
「あ-はいはい、かげの術で隠れてるやつだろ?」
「うん」
「外野にボールが飛んだらもちろん後ろを警戒するよな」
「うん」
「そこでかげの術を使って消えていれば見えないだろ」
「うん」
「そして相手は困惑するそこでかげに不意打ちで当てるんだよ」
「成る程」
「んで、他、作戦案は?」
「一人ある」
「なんだげん
「まず私が当たる」
「うん」
「そして、月龍つきりゅう、もしくはカリンでコンボする」
「成る程な、それで相手にぶつけると」 
「うん」
「何で、私は例外なのだ?」
「お前はコンボ苦手そうだから」
「図星だ」
「やっぱりなお前はサポート担当でいいか?」
「良いのだ」
「よし、決定だな」
火力
げん
月龍つきりゅう
カリン
補助
八龍やつりゅう
外野
かげ
「よしっと、後は何する?」
その時鳥羽とりはが来た
「作戦が決まったなら自分の席で何かしてろ」
「「「「「は-い」」」」」
そしてそれぞれ自分の席に座った
「よ-し、頑張るぞ-」
「気合い入っているねかげちゃん」
「うん!二人も頑張ってね」
「任しとけ」
「うん」
「んで、相手の妖怪は誰なの?」
「それがね····かなりの強敵なんだよね」
「そ、そうなんだ」
「誰なんだ?」
「まず私のお姉様」
「うわぁ、マリエルナこの学校にいるのか」
「後、天魔てんま
「·····は?」
「まぁ、そうなるよね」
天魔てんまはえぐないか?」
「うん、自慢のスピードでいつも翻弄されるよ」
「あいつのスピードは異次元だからな」
「お姉様は投げるスピードが速すぎるし」
「な、なんかカオスな戦いが始まりそうだね」
かげは怯えながら言った
「そしてその次の組は」
「うん」
「鬼がいる」
「······はい?」
静寂せいじゃが一番強いね」
「鬼ってことは」
「その通り投げるスピード、速さ、正確さ何もかもができている」
「勝てる自信がねぇ」
「で、でもげんがいるし」
「まぁ、そうだよね」
そして1時間目は終了した
「体育館、一緒に行こ」
「良いよ」
「うん!」
そして月龍つきりゅうとカリンとかげは雑談しながら体育館に向かった
その三人がいくすがたをずっと見ているものがいた名前は
棚橋たなは
カリンのストーカ-である、月龍つきりゅうはそいつの存在に気づいていたが面白そうだったため気づかないふりをしていた
(wwwやっぱ、いたなwwwカリンのストーカ-wwwwww)
月龍つきりゅうは心の中で大爆笑していた  
「んでさ、カリンは今まででさ男子から告白されたことあるのか?」
「え?」
「絶対あるでしょ-、カリンちゃん」
「う、うん///」
「そりゃ、あるか」
「まぁ、こんなに可愛いもんね」
「因みに何人?」
「じゅ、10人」
「えぐ」
「すごいモテモテだね、カリンちゃん」
「·····」
カリンは顔が真っ赤になっていた
「ツンデレ、カリンちゃん可愛い」
かげは言った
「む-、それなら月龍つきりゅうは告白されたことは?」
「あ、はい0です」
「「え?」」
「お前ら、如月きさらぎから聞いただろ?」
「あっ、ごめん」
「いいよ」
「今なら、絶対に告白されるよね」
「私も思った」
「絶対ないだろ」
「んじゃ、かげはって、お前そういえば」
「うん、心閉ざしていたからね」
「あはは」
そして月龍つきりゅうはちらりと後ろを見た
棚橋たなはは忌々そうにこっちを見ていた
「(wwwwwwwww嫉妬してんのかな?別に好かれているわけでもないのに)ってか、さ俺らは体操服とか要らないのか?」
「うん、妖怪は要らないよ」
「まじ?良かった-」
「ん?何で?」
「一回な試合で体操服忘れて出れなかったから」
「そうなんだwww」
あ-だ-こ-だ話している内に体育館に着いた
「やっぱ、広いな」
「そりゃあね」
そして月龍つきりゅうはまた後ろを見た
棚橋たなははまだ見ていた
(wwwwwwwwwwwwww執念深すぎやろ)
「?月龍つきりゅうどうしたの?そんなににやついて」
「気にするな」
「?」
「ん?お-月龍つきりゅう!」
「へ?」
前から見覚えのある鬼の男子が来た
童子どうじ!?」
「あはは、お前も来たのか」
「あ、ああ」
みさきもきているぞ」
「まじ?」
「おう!ドッチボ楽しもうぜ!!」
「お、おう」 
「後カリン」
「なに?」
「後ろに男にずっと見られているぞ」
(wwwあいつ終わったな)
「え?」
カリンは振り向いたがしかし誰もいなかった
「あ、逃げた」 
「カリンちゃんのストーカ-いるんだね」
「まさか、月龍つきりゅうそれを見てにやついていたの?」
「ああ」
「はぁ、斬るよ」

「ごめんごめんって後で何か奢ったるから」
「なら許す」
「(また般若の仮面つけるかと思った)と、とりあえず行こっか」
「そうだね」
「そだな」
「楽しみにしているぞ」
と言い童子どうじは行ってしまった
一方棚橋たなははというと
「う-、あいつ、俺のカリンちゃんを···」
「何しているんだ?お前?」
「た、玉瀬たませ
「お前なぁ、いい加減にストーカ-止めろよ」
「ストーカ-何かしていないよ!」
「してるだろ月龍つきりゅう爆笑しとったぞお前を見て」
「え?バレていたの?」
「あいつはいろいろな強敵を倒してきたんだぞそれくらい分かるだろ」
「う-」
「ん?何の話だ?」
八龍やつりゅうがやって来た
「あ、我がクラスの癒し」
「ん?そんなことよりもう始まるぞ-」
「お、やべ早く行くぞ」
「わ、分かった」

「はぁ、全く今度からは教えてよ」
「分かったよ」
「どんな人だったの?」
「黒髪で太っている後何か服が破れている」
「よく分からないな」
「何の話だ?」
げんがやって来た
「ああ、カリンのストーカ-がいてな」
「ああ、やっぱりいたかお前のストーカ-」
「う、うん」
その時
「は--い!皆のアイドルの雲清うんせいだよ-♡」
「あいつがアイドルとかこの学校も終わりだな」
その時
「うギャあ-!!」
「余計なことは言わない分かった?(怒)」
「は、はいすびばせん」
「「「(痛そう)」」」
「それでは、球技大会を始めます!!」
「いえ---い!!!!」
「では、時間も限られているので準備体操したら練習を開始してくださ--い!」
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