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滅亡寸前!?神龍郷の危機
第16話 玄武との決着
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「ほう、なかなかやりそうだなよし先手はくれてやろう」
「わかりましたでは遠慮なく
影の世界で飛び立つ鳥の群れ」
その時俺の視界が真っ暗になった
「ん?」
俺は辺りを見た時だった
「何だあれ」
白い鳥の群れが玄武に襲いかかった
「なっ!?」
玄武は避けようとしたが避けきれず被弾した
「ぐっ、龍神の力が無かったら間違いなく血祭りにあげられるとこだったぞ」
と玄武が言った時、影鳥は
「黙れ」
と低い声で言った時だった
「ん!?んんんん!!」
玄武が喋れなくなったのであった
(えっ、まじか)
と俺が思った時、カオスドラゴンがやって来た
「妖力、貯まったか?」
「まだ、後数分くらい」
「そうか、分かった」
とカオスドラゴンは言うと影鳥に向かって
「後、数分間耐えてくれ」
「わかりました」
と影鳥が言った時だった
「うおおおおおおおおおおおお!!!!」
玄武が唸り声を出した
「何だ!?」
と俺が言った時だった、影鳥とカオスドラゴンが玄武から離れた
(あれ、みんな何で、まぁ良いか速く俺も離れよ)
と俺は思い俺は動こうとしたが足が動かなかった
(あれ、何でだ!?足が、足が動かないんだ?)
と俺が思った時だった
「火炎八岐大蛇!!!!!!!!!」
玄武の背中から8体の炎で覆われている大蛇が出てきた、そしてそれは襲いかかってきた
「月龍速く逃げろ!!」
「そうしたいが足が動かないんだ」
「これに捕まって!」
影鳥は黒い手を伸ばしてきた俺はそれに捕まったが足は動かなかった
「うっ、そんな」
影鳥は悔しそうに言った
(えっ、まじか俺ここで死ぬの?嫌なんだけど、
あっ、そうだったなまだ不完全だけど行けるか)
「うおおおおおおおおおおおお!!!!火炎覚醒!!!!!!!」
「なっ!?止せ月龍!!!」
「おおおお!!!!これで終わりだああああああ!炎奥義 極炎龍滅却斬 炎!!!!!!!!!!!!!」
刀から今までに見たことの無いような大きさの炎を出した龍が出てきた、そして俺はそれで玄武の身体全体を燃やした
「ぐわああああああ!!!!」
玄武は叫びながら倒れた
「や、やった倒した」
と俺は呟き
「う、あがっ、う、ううう、ゲホッ」
血を吐いて倒れた
「「「月龍!!」」」
合体を解いた小鳥が俺を抱き抱えた
「急いで寝室に運びましょう!」
「ああ、そうだな」
「月龍、大丈夫?」
「ああ、すまん、また心配かけて」
「別に気にしなくても大丈夫ですよ」
と小鳥は言った
そして俺は眠った
しばらくしてから
「ふぁ~」
俺は目を覚ましたすると横から影が
「あっ、おはよー月龍」
と言った
「おはよ」
「もう体、大丈夫?」
「ああ」
するとドアが開いてカオスドラゴンがやって来た
「おっ、月龍、もう起きたか」
「おう、んでメララと玄武は?」
「メララは半泣き状態でお前の体に入っていって、玄武は目が覚めて今ゴロゴロしているぞ」
「亀がゴロゴロするとは」
「知らん」
「んで小鳥は?」
「小鳥は········」
「えっ、どうしたんだよ」
「今、陽炎のお墓を作っている」「はっ?えっ、まさか陽炎殺されたのか?」
「ああ」
「まじ?」
「まじ」
それを聞いたとたんに俺は泣き出した
「月龍·····」
「残念だが死んだことには変わらない」
「·············カリンは?」
「カリンちゃんは大丈夫だよ」
「そうか」
そして俺は泣き止んだ
「大丈夫か?」
「ああ、んでカリン、童子達は何をしているんだ?」
「みんな墓作りを手伝っている」
「そうか、俺も手伝うよ」
「わかったんじゃ行こっか」
「ああ、影も来るか?」
「うん」
そして俺達はカオスドラゴンについていった
「ここだ」
カオスドラゴンは扉の前で止まってそう言った
「ありがとうな」
「別に気にしなくてもいいぞ」
そして俺達は扉を開けて中に入った
「お姉ちゃ-ん、月龍連れてきたよ」
「あれ?、月龍体の方は」
「もう大丈夫」
「そうですか」
と小鳥と話していると
「月龍」
カリンが俺の事を呼んだ
「どうした?」
「陽炎さんの話し聞いた?」
「ああ」
「そうなのね」
そう言うとカリンはうつむいた
「カリン······」
「はぁ、何で私はこんなに弱いんだろ」
「何でそう思うんだ?」
「だって、私はあいつの槍を避けきれずに当たってしまってそして人質みたいになってそして私は何も出来なかった」
「···············」
「相手との相性が悪いってのもあるけど私は全く役にたたなかったそのせいで陽炎さんは死んだ」
するとカリンはこう呟いた
「私がもっと強かったら絶対に陽炎さんが死ぬことはなかった、私が、私が弱いから···················」
とカリンが言った時だった
「そんなこと無いよ、カリンちゃん」
影がカリンに言った
「カリンちゃんは物凄く強いよ」
「そんなこと無い!」
カリンは叫んだ
「私は弱い、そして足手まといになる、もう私はゴミみたいだよ」
「そんなこと言わないでよ!カリンちゃん!!」
影は言った
「弱いって思うから弱いと感じるんだよ!」
「影ちゃん···」
「そんな事言ってたら死んだ#陽炎__かげろう
__#は喜ぶの?」
「それは」
「絶対にそんな事は無いよカリンちゃん」
「·········」
「だから、そんなこと言わないでよ陽炎も自分が死ぬ事には抵抗があったでも死んだ」
「うん」
「でもその死にこたえなかったら陽炎が死んだ意味が無いよ」
「···········」
「だから弱いなんて言わないでよ、自分の事をゴミとか言わないでよ!カリンちゃんは私の大切な友達何だから!私の心を開くきっかけになった一人何だから!」
「····ごめん、私、自分を見捨てるとこだったよ、そうよね私は強いゴミなんかじゃない」
「そうだよ!カリンちゃんはカリンちゃんなんだよ、ゴミなんかじゃあない!ゴミはメララ!」
と影はそう言った時だった
(我、泣くぞ)
とメララが言った
(ドンマイ)
「·········ゴミはメララ?」
「うん!だってあいつ、ふぐっ!」
「言ったんな、あいつの精神崩壊するから!」
「ん?」
「ああ、カリン気にしたら敗けだOK?」
「ああ、うん分かった」
その時童子が
「何があったんだ?」
「後で話したるから今は勘弁してくれメララからうめき声が聞こえてきたから」
「お、おう」
「皆さん、陽炎の棺を入れました」
「ああ、悪いな、」
「それでは、カリンちゃん」
「え?何ですか?小鳥さん」
「線香に火をつけてその線香をここに刺して、心の中で陽炎に伝えたいことを言ってください」
「えっ、何で私なんですか私より紫龍さんのほうが····」
「私は大丈夫だよカリンちゃんだから気にせず陽炎に言ってやって」
「わかりました」
そしてカリンは線香を持った時
(おい、月龍出来たぞ)
(おっ、ナイス)
「カリンちょっと待ってくれ」
「何?」
俺はカリンに近付き手に数珠をかけた
「これは?」
「数珠と言って葬式をする時故人に対し敬意を示すために使う物だよ」
「へぇ、ありがとう」
そしてカリンは香炉に線香を置いたそして火をつけ目をつぶって合掌した
(陽炎さん、私のせいで死んじゃってごめんなさい、私はあなたの死を決して無駄にしません、あなたからもらったこの命は大事に使います、あの世でも元気でいてください)
2分くらい経ってからカリン目を開けて仏壇に一礼をし合掌を解き離れた
「お元気で」
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