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滅亡寸前!?神龍郷の危機

第3話初めから激戦!?炎の吸血鬼カリンネ·ヴァンパイア

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   第3話初めから激戦!?
   炎の吸血鬼カリンネ·ヴァンパイア

 そう決意した時だったメララがやって来た。
「もう行く気になったか」
「ああ、そうだよどうした?」
「お前にあの話しをしてやろうと思ってな」
「ああやっとか。」
「では話そう」
そう言うとメララは壁に体をかけゆっくり話し始めた

「あれは今から7年前のこと、我らは平和にこの神龍郷しんりゅうきようで過ごしていた。しかしある日我らに不幸が訪れた、それは異国の魔物達がこの神龍郷を襲った、我ら龍神族や他の種族の者達は必死に戦ったしかし我らは完敗してしまったそして我以外の龍神達は殺された他の種族の者達も全滅し生き残った者のほとんどが暴走した」
「なるほど、で何でずっとこんな天気悪いだな」
「それは我以外の龍神が全滅したからだ、龍神達には役職がある水の龍神は天気、雨、川、海などを管理していたそいつがいないからずっと天気が悪くなっているのだ」
「なるほどわかった。で龍神は合計何匹いるんだ?」
「合計7匹だ」
「やっぱり少ないな」
「まあ、そりゃ一応神からな」
「よし、じゃあ行ってくる」
「待て、我も行く」
「何で?」
「一人寂しい」
「子供か!」
「後一つ教えとくが覚醒のことは知ってるか?」
「そんなもの教えてもらってないぞ」
「19の炎の術 火炎覚醒えんりゅうかを使うと覚醒できる」
「わかった」
「んじゃお前の体に入らせてもらうぞ」
「えっ?ちょ」
メララが体に入りやがった
「····まあいいや」
(扱い酷くないか?)
「そうか?」
そうしてようやく俺の旅は始まった。


 「ここどこ?」
と俺はメララに聞いてみた。
(そこは吸血鬼の館 閻魔館えんまかん だ)
「もうちょい良い名前は無かったのかよ」
(知るか)
「まあとりあえず入るか」
俺は扉を開けて中に入った。すると
「うっ」
そこは誰かの死体があった、しかもかなり臭い、見る感じ多分門番だろう、首のところをかぶられた後がある
「安らかに」
俺はそう言ってさらに奥に行ったすると謎の扉があった。
「なんだこれ」
と俺が呟いた時だった。
(!!避けろ月龍!)
「えっ!?」 
 その時大量の斬撃が飛んできた
「ヤバい、避けれない」
俺はすぐさまに術を出した
相殺術そうさいじゅつ 炎下えんか
飛び散った炎が斬撃を全て燃やした
「ふぅ」
「アンシンスルノハヤスギジャナイ?」
「誰だ?」
すると上から赤色の羽のついた金髪の幼女が降りて来た、
「アハハハハハハ」
「どうした?」
(月龍こいつは暴走している)
「なるほどだからこんなに狂っているのか」
「アハハハハハハハハハハハハハハコロシテヤル」
「···狂っている領域超えてるだろこれ」
(そんな呑気するんじゃない!)
メララが慌てた様子で言う
(そいつはこの神龍郷しんりゅうきょうの上位個体の種族が100体あつまっても勝てなかったんだ!)
「は!?」 
(気をつけろよ)
「分かった」
そう言って俺はその幼女と向き合う
「ハハハアタシヲタノシマセテヨネ」
「それはこっちのセリフだぜ!」
「フフフバカダネ」
炎術えんじゅつ 火炎花かえんばな
俺は炎の花型にでばらまいた
「フフフ、ソンナモノニアタルトオモッテルノ?ホントニバカダネ」
と言うと吸血鬼の幼女は空に上がり術を発動した。
禁術きんじゅつ マジックナイト」
すると上からカラフルな火球を投げつけてきた、しかも大量の
「はあ?こんなん避けるか!相殺術そうさいじゅつ 炎下えんか!」
また俺は相殺した。
「アハハマタダネ」
(くそこのままじゃあ絶対死ぬ、どうしたら)
と俺が考えている時だった、
魔術まじゅつ レッドダイヤ」
急に赤いダイヤが落ちてきた
「なんだこれ?」
「アハハ、バクハツスルカモネ~」
「えっ!?しまった!」
ダイヤは爆発して飛び散りさらに爆発した
「カオスだなこりゃ」
「ソンナノンキデダイジョウナノ?」
「まさか俺が呑気にしてると思ったのか?このあほが」
そう言うと俺はすぐさま術を発動した
大火炎術だいかえんじゅつ 火山かざん
俺は妖気で作った火山を爆発させた、そして大量の岩や火炎球が吸血鬼を襲う
「キヤッ」
見事に吸血鬼に命中した、そして俺はすかさず術を発動する
「たんとくらいな、炎槍えんそう 火炎かえん
俺は炎の槍を吸血鬼に向かって投げた
「アガッ」
また命中したすると吸血鬼が
「クソガ、チョウシニノリヤガッテ」
と言って術を発動した。
大魔術だいまじゅつ メテオ」
(ゲームあるあるの技じゃあね-か)
と思った時だった上から大量の隕石が落ちて来た
「アハハ、ナメタカラダヨ」
「あっそ」
と言って俺も術を発動する、
火炎柱かえんちゅう 地獄じこく業火ごうか
 下から生えた炎柱が隕石を囲い爆発させた「ナ!?」
さすがに吸血鬼も驚いたようだ、
まあそりゃ隕石が炎で潰れたら誰だって驚くだろう、正直俺も驚いている、
(あれ地獄の業火てこんなに威力高かったけ?)
と俺が考えているとメララが
(地獄の業火を舐めるな)
と言われた
(はいはい)
とメララにった時だった
「クラエ」
吸血鬼が炎の薙刀を持って突撃してきた。
 「うぉ!」
と言うと俺はすぐさま炎の槍で攻撃をふさいだ
「チィ」
「あぶね」
そして吸血鬼が降りてきた、
(っていうかそろそろあれを使うか)
と俺は思い俺は槍を投げて術を唱えた
炎武器ほむらぶき 火炎刀かえんとう
槍は赤い刀と変わった、
そして俺は吸血鬼に聞いた
「お前名前何?」
「ナンデ、イワナイトイケナイノ?」
「何か、吸血鬼て言うの嫌だから」
「ナルホド、じゃあ言ってあげる、私の名前は炎の吸血鬼、カリンネ·ヴァンパイア、あ、カリンって呼んで」
(何か少し暴走化が解けてきたように思えるな)
「わかった、それと俺の名前は月龍 冷刃だ」
 「フフフ」
とカリンが笑うと薙刀を持って飛んできた、そして薙刀を振り回して言った
「一騎討ちと行こうか。月龍」
「ああOK」
と俺は言って刀を握る
「それじゃ決着といこうかカリン」
「フフフ魔武器まぶき レ-ブァテイン」
カリンは杖を出しそこから大量の剣を出した
火炎斬かえんざん
剣と斬撃がぶつかり合う
「君と戦うのは楽しいよ月龍つきりゅう
「そうですかい」
(でも、こっちはくそ必死なんだが、それは)
と思っているとメララが
(集中しろアホ)
と言ったその時
「夜術 バッドナイト」
カリンが大技を発動した。
「なるほど、そっちがそのきなら俺かって出してやるよ、炎天下えんてんか ほむら
俺の手からバカでかい炎が出で来てカリンとの打ち合いとなった
「「うああああああああ」」
そして二人の出した大技はぶつかりとなりそして爆発した。

「·················ゲホッ威力高すぎだろこれ」
(そりゃ炎の術の奥義だからな)
「使う時は考えたほうが良さそうだな、ってカリンは!」
(あそこにいる)
言われた方向を見るとそこにはカリンが横たわっていた
「えっ!?まさか死んだ?」
(そんな訳あるかあほ、気絶しているだけだ)
そして俺はカリンに近付こうとしたげどやめたなぜなら体が物凄く熱いからだ
「ヤバい、熱すぎて死ぬてこれ」
(絶対無いから安心しろ)
「はいはい」
そう俺が曖昧な返事をした時だったドンと音がした、音がした方向を見るとそこには血だらけのメイドみたいな人がやって来た
「えっ!?ちょ大丈夫ですか?」
と俺が慌てた様子で言うと、
「ああ、大·····丈夫です」
と言った、しかし俺はすぐさまに回復の術を発動した
火炎回復かえんかいふく
するとメイドの着ていた血だらけの服はメイドらしい服に変わった。
「ありがとございます」
するとメイドはすぐにお礼を言った
「いや、当たり前の事をしただけです。」
するとメイドは言った
「いえいえ、そして妹様の暴走化を止めていただいて本当にありがとうございます」
「ああ、それに関しては俺からの謝罪さしてもらいます大切な妹様を気絶させてすみません」
そう言うとメイドは
「あ、その事は大丈夫ですだってもう目を覚ましてらっしゃるので」
「ああ、よかっ·····えっ!?」
そして俺はカリンがいた方向に振り向くとカリンがいなかった。
「えっ??どこ行った?」
すると後ろから
「こっこだよ-」
という声がする方向に振り向くとカリンがいた。
「はっ!?回復早や」
「吸血鬼を舐めないでくれる?また燃やすよ」
「勘弁してください」
「まあまあ妹様、今、お茶淹れますから あ、月龍さんもどうぞ」
「わ-い、さくらのお茶物凄く美味しいからきっと月龍も気に入ると思うよ」
「そうなんだ」
するとメイドは
「では淹れて来ますね」
と言うと扉を開けて出で行った。

「なあカリン」
「ん、何?」
「俺さ、さっきあのメイドがお前の事を妹様と呼んでたげど姉とお母さんとお父さんはいないのか?」
するとカリンは俺の事を睨み付けた
「えっ?ああ、ごめん少し気になってて」
「別に教えでも良いんだけど」
「良いんだけど、何だ?」
「いや、なんでもない」
と言うとカリンは話し始めた。

   
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