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9.朝日野家の大家族会議開催
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ご主人様、健希さん、リリィさん、光太くん……そして、私。
広いお部屋に皆がそろっていた。これから朝日野家の家族会議を始めるのだ。
最初、私は参加を遠慮するつもりだったよ。
だって、これは家族会議だもん。
家庭教師の私が立ち入るべきじゃないって思ったから。
でも、ご主人様は言ってくださった。
「晴香ちゃんも家族だ。私の養子なのだからね」
「でも、それはあくまでも便宜上のことですから」
「本当に、ただの家庭教師としてキミをこの家に置いたと思っているのかい?」
「えっと、だって……」
「私は、晴香ちゃんのことを娘にしたいと思って、この家に置いたんだよ」
はっきりそう言われ、私も「はい」と頷くことしかできなかった。
本当は最初から分かっていた。
ただの中学一年生を便宜上だけ養子にして家庭教師として雇うなんて、あるわけないって。
保さんや、メイドさんだって、私を使用人として扱ったりしなかった。
私は最初からこの家の家族として迎え入れられていたのだ。
だから、私も家族として参加しなくちゃいけないんだ。
最初にご主人様と健希さんが言った。
「さて、何から話すべきなのだろうな」
「たしかに、あらめて家族会議というと照れくさいね」
一方、光太くんとリリィさんはブスっとした顔のままだ。
「オレはリリィのこと許してないからな」
「私は光太や晴香さんを認めていないわ。さっきのことは悪かったと思っているけど」
そこから、十秒ほどの沈黙。みんな誰から何を話しだせばいいのか困っている様子だ。
お母さんと家族会議をしたときは、もっとざっくばらんに話せたんだけどなぁ。
ここは私が話を進めないとダメかな。
「あの、ご主人様、一つ聞いてもいいですか?」
「もちろんだとも」
「なんで私を養子にしてくださったんですか? 光太くんたちのお母さんの遠い親族だっていうのは聞きました。でも、それだけとは思えなくて」
「健希か保さんから説明を受けていないのかね?」
健希さんが言った。
「すまない、父さん、それに晴香ちゃん。僕の説明が足りていなかったようだ」
どういうことだろうと首を捻ると、ご主人様が改めて説明してくれた。
「晴香ちゃんのお母さんが私の亡き妻の親族だというのは本当だ。だが、それだけではない。元々、晴香ちゃんのお父さんは私の秘書だったんだ。それだけではない。彼はかけがえのない仕事上のパートナーかつ小学生時代からの親友だった。今の朝日野グループの発展は彼なくしてありえなかった。感謝してもしきれない」
健希さんが付け足した。
「僕も幼児期に、晴香ちゃんのお父さんに遊んでもらったよ。晴香ちゃんも二歳のころ、ご両親と一緒にこの家に来たことがあるんだよ。覚えていない?」
「さすがに二歳のころの記憶はないです」
だから、健希さんもご主人様も、私のことは他人だとおもえなかったらしい。
私は光太くんにたずねた。
「光太くんは知らなかったの?」
「そりゃ、オレが生まれるより前の話だし」
たしかに、私のお父さんが亡くなったのは光太くんが生まれる前のことだ。
っていうか、健希さんも幼児のころなのによく覚えているなぁ。
なんていうか、すれ違いだよね。
「私のことは分かりました。教えてくださってありがとうございます」
私は次の質問をした。もっと大きなすれ違いがこの家にはあるはずだから。
「もう一つ、ご主人様にお聞きしたいことがあります。なぜ、リリィさんだけアメリカ留学させて、健希さんと光太くんを日本に残したんですか?」
それが朝日野家のわだかまり最大の原因だと思う。そのことをはっきりさせないと、この会議は一歩も先に進めない。
答えたのはご主人様ではなく、リリィさんと光太くんだった。
「何度言ったら分かるのよ! パパが私を後継者に選んだからよ!」
「そうだよ! 父さんはオレや健希兄さんを捨てて、リリィを選んだんだろ!」
二人の言葉に、ご主人様は目を見開いて驚いている様子だった。
「待ちなさい。私がリリィを後継者に選んだ? 健希と光太を捨てた? 何の話だ?」
その言葉に、むしろリリィさんと光太くんが驚いた表情で固まった。
健希さんが『はぁ』とため息をついた。
「リリィも光太も、思い込みが過ぎるよ。父さんは誰を後継者にするかなんて決めていないと思うよ。まして僕や光太を捨てたなんてこと、あるわけがないだろう」
健希さんがそう言うと、リリィさんが拳を振るわせた。
「なんで、どういうことよ、パパ。本当なの?」
「本当も何も……そもそも後継者とは何のことだ?」
「朝日野家の跡継ぎと、朝日野グループの後継者のことよ」
ご主人様は驚きと困惑が入り交じった様子で言った。
「家の跡継ぎはお前たち全員だろう。それぞれが長所と短所を活かして仲良く家を守ってくれればいい。できれば晴香ちゃんもいっしょにな」
たしかに今時、家の跡継ぎを一人に絞る理由もないだろう。
「会社の後継者などまだ決めておらん。親族に譲らねばならん理由もない。身内で後継者争いをするくらいなら、能力のある社員から抜擢した方が良いくらいだ」
ご主人様はさらにつけたした。
「そもそも、後継者というが私はまだまだ現役だし、お前たちは義務教育も終えていない。仮に将来お前たちの中から後継者を選ぶとしても、今はまだ検討する段階にない」
そりゃあそうだよね。大きな家だと小中学生のころから後継者争いとかあるのかなと思ってしまったけど、常識的に考えればそんなわけない。
「じゃあ、なんで私だけアメリカに留学させたのよ?」
「それはお前たち三人のそれぞれの希望を聞いたからだろうに」
その言葉に光太くんが驚いた様子で言った。
「希望? オレ、そんなの聞かれた覚えないけど」
「三年半前に、お前にもアメリカに行かないかとたずねたと思うが」
「え、え、ええぇ?」
光太くんは頭を抱え込んだ。三年半前のことを必死に思い出している様子だ。
「そういえば、たしかにアメリカに行かないかって言われたような……あの時は、てっきり海外旅行のことかと思ったんだよ」
おいおい。勘違いにもほどがあるって。
私は光太くんにたずねた。
「勘違いはともかく、アメリカ旅行に行きたくなかったの?」
私なら行ってみたいけど。
「だって、オレ、英語ムリだもん」
あー、なるほど。妙に納得してしまった。
「それにさ、健希兄さんは旅行なんてムリだろうし、一人置いていくのもなぁって」
光太くんは昔からやさしかったんだね。
でも、お父さんの話はちゃんと聞こうね。
私は健希さんにたずねた。
「健希さんがアメリカ留学を断ったのは体調の問題ですか?」
「いや、アメリカでも体調管理はできるよ。ただ、光太が日本に残ると聞いたからね。弟を一人残すのは心配だった。リリィは父さんも一緒だから安心だったけど」
リリィさんはお父さんが薦めるなら、朝日野家の者として見聞を広げるためにも留学するべきだと判断したらしい。
結果リリィさんだけ留学することになり、あんな勘違いが生まれたらしい。
なんだかなぁ。こんなすれ違いってある?
皆、もうちょっと話し合おうよ。
ご主人様がさっき言ったとおり、朝日野家に必要なのはコミュニケーションだったのだろう。こんな風に家族全員でちゃんと話し合ったのは今日が初めてだったみたいだし。
光太くんもリリィさんも意地っ張りだし、健希さんは押しが弱いし、ご主人様は言葉足らずなところがある。
保さんやメイドさんたちは使用人だから口は挟まないと思うしね。
ご主人様が『ふぅ』とため息のような声を出した。
「私が、子どもたちときちんと向き合わなかったせいか。あの頃はアメリカに本社を移して、仕事がてんやわんやだったのだが……それは言い訳にもならないだろうな」
それから、ご主人様は健希さんと光太くん、リリィさんに頭を下げた。
「すまなかった。私は父親失格だな」
光太くんがご主人様に言った。
「じゃあ父さんは、オレを捨てたわけじゃないのか?」
「当たり前だ、息子を捨てるなど考えたこともない」
光太くんはぱぁっと笑顔を浮かべた。
「リリィ、お前にも知らぬ間に重圧をかけてしまったんだな」
「私はっ……」
「お前ががんばっていることは知っている。会社を継ぐことなど今は考えなくていい。道を一つに決める必要など、まだないのだから」
そうご主人様が言うと、リリィさんは肩の荷が下りたような表情になった。
「ただし、さきほど晴香ちゃんにしたことはダメだ。それはわかるな?」
リリィさんは頷いてから、私に言った。
「晴香さん、本当にごめんなさい。
私はちいさく頷いた。
「もう気にしないで。だから、私が言ったことも許してくれる?」
リリィさんは頷いてから、右手を差し出してきた。私もリリィさんの手を握り返した。
これにて仲直り、だよね?
それから、ご主人様は私に言った。
「晴香ちゃん。家族会議を提案してくれてありがとう。なぜ家族がすれ違っていたのか理解できた。これから、じっくり反省していこうと思う」
うーん、それはどうだろう?
「母はいつも言っていました。家族会議の目的は過去の反省より未来を見ることだって」
私がそう言うと、光太くんが言った。
「つまりどうしたらいいんだ?」
言うべきことは自然に口から出てきた。
「光太くんが家族で一番やりたいことは何?」
その問いに、光太くんは元気に答えた。
「天文観測! 家族みんなで一緒に!」
広いお部屋に皆がそろっていた。これから朝日野家の家族会議を始めるのだ。
最初、私は参加を遠慮するつもりだったよ。
だって、これは家族会議だもん。
家庭教師の私が立ち入るべきじゃないって思ったから。
でも、ご主人様は言ってくださった。
「晴香ちゃんも家族だ。私の養子なのだからね」
「でも、それはあくまでも便宜上のことですから」
「本当に、ただの家庭教師としてキミをこの家に置いたと思っているのかい?」
「えっと、だって……」
「私は、晴香ちゃんのことを娘にしたいと思って、この家に置いたんだよ」
はっきりそう言われ、私も「はい」と頷くことしかできなかった。
本当は最初から分かっていた。
ただの中学一年生を便宜上だけ養子にして家庭教師として雇うなんて、あるわけないって。
保さんや、メイドさんだって、私を使用人として扱ったりしなかった。
私は最初からこの家の家族として迎え入れられていたのだ。
だから、私も家族として参加しなくちゃいけないんだ。
最初にご主人様と健希さんが言った。
「さて、何から話すべきなのだろうな」
「たしかに、あらめて家族会議というと照れくさいね」
一方、光太くんとリリィさんはブスっとした顔のままだ。
「オレはリリィのこと許してないからな」
「私は光太や晴香さんを認めていないわ。さっきのことは悪かったと思っているけど」
そこから、十秒ほどの沈黙。みんな誰から何を話しだせばいいのか困っている様子だ。
お母さんと家族会議をしたときは、もっとざっくばらんに話せたんだけどなぁ。
ここは私が話を進めないとダメかな。
「あの、ご主人様、一つ聞いてもいいですか?」
「もちろんだとも」
「なんで私を養子にしてくださったんですか? 光太くんたちのお母さんの遠い親族だっていうのは聞きました。でも、それだけとは思えなくて」
「健希か保さんから説明を受けていないのかね?」
健希さんが言った。
「すまない、父さん、それに晴香ちゃん。僕の説明が足りていなかったようだ」
どういうことだろうと首を捻ると、ご主人様が改めて説明してくれた。
「晴香ちゃんのお母さんが私の亡き妻の親族だというのは本当だ。だが、それだけではない。元々、晴香ちゃんのお父さんは私の秘書だったんだ。それだけではない。彼はかけがえのない仕事上のパートナーかつ小学生時代からの親友だった。今の朝日野グループの発展は彼なくしてありえなかった。感謝してもしきれない」
健希さんが付け足した。
「僕も幼児期に、晴香ちゃんのお父さんに遊んでもらったよ。晴香ちゃんも二歳のころ、ご両親と一緒にこの家に来たことがあるんだよ。覚えていない?」
「さすがに二歳のころの記憶はないです」
だから、健希さんもご主人様も、私のことは他人だとおもえなかったらしい。
私は光太くんにたずねた。
「光太くんは知らなかったの?」
「そりゃ、オレが生まれるより前の話だし」
たしかに、私のお父さんが亡くなったのは光太くんが生まれる前のことだ。
っていうか、健希さんも幼児のころなのによく覚えているなぁ。
なんていうか、すれ違いだよね。
「私のことは分かりました。教えてくださってありがとうございます」
私は次の質問をした。もっと大きなすれ違いがこの家にはあるはずだから。
「もう一つ、ご主人様にお聞きしたいことがあります。なぜ、リリィさんだけアメリカ留学させて、健希さんと光太くんを日本に残したんですか?」
それが朝日野家のわだかまり最大の原因だと思う。そのことをはっきりさせないと、この会議は一歩も先に進めない。
答えたのはご主人様ではなく、リリィさんと光太くんだった。
「何度言ったら分かるのよ! パパが私を後継者に選んだからよ!」
「そうだよ! 父さんはオレや健希兄さんを捨てて、リリィを選んだんだろ!」
二人の言葉に、ご主人様は目を見開いて驚いている様子だった。
「待ちなさい。私がリリィを後継者に選んだ? 健希と光太を捨てた? 何の話だ?」
その言葉に、むしろリリィさんと光太くんが驚いた表情で固まった。
健希さんが『はぁ』とため息をついた。
「リリィも光太も、思い込みが過ぎるよ。父さんは誰を後継者にするかなんて決めていないと思うよ。まして僕や光太を捨てたなんてこと、あるわけがないだろう」
健希さんがそう言うと、リリィさんが拳を振るわせた。
「なんで、どういうことよ、パパ。本当なの?」
「本当も何も……そもそも後継者とは何のことだ?」
「朝日野家の跡継ぎと、朝日野グループの後継者のことよ」
ご主人様は驚きと困惑が入り交じった様子で言った。
「家の跡継ぎはお前たち全員だろう。それぞれが長所と短所を活かして仲良く家を守ってくれればいい。できれば晴香ちゃんもいっしょにな」
たしかに今時、家の跡継ぎを一人に絞る理由もないだろう。
「会社の後継者などまだ決めておらん。親族に譲らねばならん理由もない。身内で後継者争いをするくらいなら、能力のある社員から抜擢した方が良いくらいだ」
ご主人様はさらにつけたした。
「そもそも、後継者というが私はまだまだ現役だし、お前たちは義務教育も終えていない。仮に将来お前たちの中から後継者を選ぶとしても、今はまだ検討する段階にない」
そりゃあそうだよね。大きな家だと小中学生のころから後継者争いとかあるのかなと思ってしまったけど、常識的に考えればそんなわけない。
「じゃあ、なんで私だけアメリカに留学させたのよ?」
「それはお前たち三人のそれぞれの希望を聞いたからだろうに」
その言葉に光太くんが驚いた様子で言った。
「希望? オレ、そんなの聞かれた覚えないけど」
「三年半前に、お前にもアメリカに行かないかとたずねたと思うが」
「え、え、ええぇ?」
光太くんは頭を抱え込んだ。三年半前のことを必死に思い出している様子だ。
「そういえば、たしかにアメリカに行かないかって言われたような……あの時は、てっきり海外旅行のことかと思ったんだよ」
おいおい。勘違いにもほどがあるって。
私は光太くんにたずねた。
「勘違いはともかく、アメリカ旅行に行きたくなかったの?」
私なら行ってみたいけど。
「だって、オレ、英語ムリだもん」
あー、なるほど。妙に納得してしまった。
「それにさ、健希兄さんは旅行なんてムリだろうし、一人置いていくのもなぁって」
光太くんは昔からやさしかったんだね。
でも、お父さんの話はちゃんと聞こうね。
私は健希さんにたずねた。
「健希さんがアメリカ留学を断ったのは体調の問題ですか?」
「いや、アメリカでも体調管理はできるよ。ただ、光太が日本に残ると聞いたからね。弟を一人残すのは心配だった。リリィは父さんも一緒だから安心だったけど」
リリィさんはお父さんが薦めるなら、朝日野家の者として見聞を広げるためにも留学するべきだと判断したらしい。
結果リリィさんだけ留学することになり、あんな勘違いが生まれたらしい。
なんだかなぁ。こんなすれ違いってある?
皆、もうちょっと話し合おうよ。
ご主人様がさっき言ったとおり、朝日野家に必要なのはコミュニケーションだったのだろう。こんな風に家族全員でちゃんと話し合ったのは今日が初めてだったみたいだし。
光太くんもリリィさんも意地っ張りだし、健希さんは押しが弱いし、ご主人様は言葉足らずなところがある。
保さんやメイドさんたちは使用人だから口は挟まないと思うしね。
ご主人様が『ふぅ』とため息のような声を出した。
「私が、子どもたちときちんと向き合わなかったせいか。あの頃はアメリカに本社を移して、仕事がてんやわんやだったのだが……それは言い訳にもならないだろうな」
それから、ご主人様は健希さんと光太くん、リリィさんに頭を下げた。
「すまなかった。私は父親失格だな」
光太くんがご主人様に言った。
「じゃあ父さんは、オレを捨てたわけじゃないのか?」
「当たり前だ、息子を捨てるなど考えたこともない」
光太くんはぱぁっと笑顔を浮かべた。
「リリィ、お前にも知らぬ間に重圧をかけてしまったんだな」
「私はっ……」
「お前ががんばっていることは知っている。会社を継ぐことなど今は考えなくていい。道を一つに決める必要など、まだないのだから」
そうご主人様が言うと、リリィさんは肩の荷が下りたような表情になった。
「ただし、さきほど晴香ちゃんにしたことはダメだ。それはわかるな?」
リリィさんは頷いてから、私に言った。
「晴香さん、本当にごめんなさい。
私はちいさく頷いた。
「もう気にしないで。だから、私が言ったことも許してくれる?」
リリィさんは頷いてから、右手を差し出してきた。私もリリィさんの手を握り返した。
これにて仲直り、だよね?
それから、ご主人様は私に言った。
「晴香ちゃん。家族会議を提案してくれてありがとう。なぜ家族がすれ違っていたのか理解できた。これから、じっくり反省していこうと思う」
うーん、それはどうだろう?
「母はいつも言っていました。家族会議の目的は過去の反省より未来を見ることだって」
私がそう言うと、光太くんが言った。
「つまりどうしたらいいんだ?」
言うべきことは自然に口から出てきた。
「光太くんが家族で一番やりたいことは何?」
その問いに、光太くんは元気に答えた。
「天文観測! 家族みんなで一緒に!」
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