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第1章 追放されたちびっ子冒険者カイ、動画配信者になる
第7話 カイくん無双!初めての動画配信
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広間に現れた仔牛くらいの大きさのレッドスライムを、ぼくは正面から殴りつけた。
それでレッドスライムはブニュンと潰れて動きを止めた。
あっ、いけない。実況を忘れていた!
ぼくはあわててマホメラに向かって実況を再開した。
「ちょっと大きなレッドスライムだったね。でも大丈夫。スライム系の体の中にはコアっていうのがあるんだ。コアさえ潰せればどんなに大きなスライムでも倒せるよ」
実況しているうちにレッドスライムは黒い霧となって消え、残されたのは魔石のみだ。
「へへへっ、また魔石をゲットしちゃった。今日は第1階層をもう少し調べてみるね」
そのあともぼくは実況を頑張りながら、第一階層のモンスターを倒してまわった。
「今度はコボルトだ。ショートソードでやっつけよう!」
ショートソードを一振りして、コボルトを倒した。
「コボルトは亜人種系では弱い方だけど、スライムよりはちょっぴり強いから油断しないようにしないとね」
「アイツはブラウンスライムだ! 全身に毒をもっているから直接触らないように気をつけないとね」
ぼくはブラウンスライムをショートソードで叩いて倒した。
だけど、飛び散ったブラウンスライムの破片がぼくのすねに当たってしまった。
「あっちゃぁ、毒が足についちゃった。ごめんね、【解毒】の魔法を使うからちょっとだけ待っていてね」
「ブルーラビットだ。一見かわいいモンスターだけど、油断は禁物だよ」
ラビット系のモンスターを倒すときは、いつもちょっぴりかわいそうって思う。
でも、お父さんから「モンスターに優しさを向けちゃだめ」っておそわった。
6歳の頃、油断してレッドラビットに近づいて怪我をしちゃったこともあるし、心を鬼にしなくちゃいけない。
「今回は魔法を使ってみるね」
ぼくは【雷】の魔法でブルーラビットをやっつけた。
「うわ、オオトカゲがいっぱいいる! 【ソードダンス】のスキルで一気に倒すから、ちょっとだけ実況は中断するね」
【ソードダンス】は踊るように剣を振るって、たくさんの相手を同時に攻撃するスキルだ。
もちろん、本当はオオトカゲなんてザコ相手にこんなスキル必要ないけど、ちょっぴり動画映えを意識してみた。
10匹くらいいたオオトカゲの群れはあっという間に魔石に変わった。
「えへへっ、少しやりすぎちゃったかな?」
「あ、黒いオーブがあった! ブルースライムとレッドスライムとグリーンスライムの群れがどんどん出てきてる! スライムがたくさんいるときは物理攻撃よりも、炎の魔法の方が便利だよ」
ぼくは【大炎】の魔法でスライムをいっきに焼いた。
「この黒いオーブからはしばらくモンスターが出てこなそうだね。次に行ってみよう」
さらにさらに、ぼくは50匹以上のモンスターを倒して回った。
もちろん第1階層のモンスター相手だから楽勝だ。
でも、実況するのを何度か忘れちゃって、そこは反省かな。
やっぱり、B-Tuberって大変だなぁ。
ダンジョンの第1階層では他の冒険者に出会うことも多い。
両親といっしょに冒険していた頃は、【階層移動】の魔法で第10階層くらいまでワープしちゃってたから他の冒険者と会うことはあんまりなかったんだけどね。
僕がソロで動画撮影をしていると聞くと、みんなびっくりしたみたいだ。
「ここは子どもの遊び場じゃないんだぞ」
「モンスターは恐いんだぞ」
「ガキがソロでダンジョン動画って……スライムに襲われたらどうするんだ?」
「コボルトに出会ったら絶対に逃げろよ!」
「危ないことはするなよ。第2階層にはゴブリンも出るから絶対に行っちゃダメだぞ」
中には「今回だけでも俺たちと一緒に来るか?」なんて言ってくれたパーティーもいたけど、「ごめんなさい」って断った。
ソロでB-Tuberデビューするって決めたもんね。
そういえば、プリラおねーさんから、夕方にはふくふく亭に帰るように言われていたっけ。
【時計】の魔法を使って空中に表示された時刻を確認すると、ダンジョンの外はそろそろ夕方みたいだ。
ぼくは【脱出】の魔法でダンジョンから抜け出し、アンバの町へと戻ったのだった。
初めての動画撮影を終えて、ぼくはふくふく亭に帰ってきた。
ちょうど、プリラおねーさんとマリアさんが宿の前のお掃除中だった。
僕の姿を確認すると、プリラおねーさんがいきなりぎゅっとハグしてきた。
「カイくん、お帰り! 無事で良かったわ」
あんまりぎゅってされたものだから、ぼくのお口とお鼻がプリラおねーさんの胸の中に埋まってしまった。
「ただいま。でも苦しい。それにちょっと恥ずかしいよ」
これじゃ赤ちゃんみたいだもん。
「あ、ごめんなさい。ちょっとはしたなかったわ。カイくんのことが心配だったからつい」
「えへへ。心配いらないよ。でも、プリラおねーさんのお胸、あったかくて大好き」
ぼくがそう言うと、プリラおねーさんのお顔が真っ赤になった。
どうしたんだろう? 風邪かなぁ?
プリラおねーさんの後ろで見ていたマリアさんが、ぽつりとつぶやいた。
「ひょっとして、カイくんて天然の女殺しっすか?」
「ぼく、女の人を殺したことなんてないよ?」
マリアさんはため息をついた。
「はぁ……こりゃ本当に天然っすね」
そのあと、ぼくはマリアさんにマホメラを渡した。
撮影した動画を確認してもらって、編集とかUPとかしてもらうためだ。
ふくふく亭の食堂でお夕飯を食べて、2階の小さなお部屋へ。
プリラおねーさんが僕専用に用意してくれたお部屋だ。
契約通り、ダンジョンで手に入れた魔石の1割はプリラさんに渡した。
魔石はマジックアイテムの燃料として必需品。
たとえば、お部屋を照らしてくれているマホランプの燃料にも魔石は必要なんだって。
もちろん、食堂の照明や調理器具、お風呂を暖めたりするのにも必要。マホレットやマホメラも魔石がなきゃ動かない。
この10年くらい冒険者が増えてお値段が下がっているらしいけど、無価値になったわけじゃない。
それにしても、今日はちょっと疲れちゃったな。明日もあるし早めに寝ようかな。
マホランプの光を消してベッドに横たわった。
えへへ、ベッドって気持ちいいなぁ。
森で寝るときは土の上だったもん。
こんなに柔らかいなんて知らなかった。
それじゃぁ、おやすみなさーい!
翌朝。
ドンドンドン。
扉を叩く音でぼくは目を覚ました。
部屋の外からマリアさんの声が聞こえてきた。
「カイくん、おきてくださいっす。すごいっすよ!」
ぼくは寝ぼけ眼をこすりながら、部屋の扉を開けた。
「マリアさん、どうかしたの?」
「昨日急いで編集してUPした、カイくんの動画が大変なんっすよ!」
「??? なにか問題があった?」
「初めての動画がたった一晩で370回再生突破っす! 冒険者掲示板にカイくんを応援するスレッドまで立ち上がっているっすよ! こんなんありえないっす!!」
マリアさんは興奮した様子でそうまくし立てた。
それでレッドスライムはブニュンと潰れて動きを止めた。
あっ、いけない。実況を忘れていた!
ぼくはあわててマホメラに向かって実況を再開した。
「ちょっと大きなレッドスライムだったね。でも大丈夫。スライム系の体の中にはコアっていうのがあるんだ。コアさえ潰せればどんなに大きなスライムでも倒せるよ」
実況しているうちにレッドスライムは黒い霧となって消え、残されたのは魔石のみだ。
「へへへっ、また魔石をゲットしちゃった。今日は第1階層をもう少し調べてみるね」
そのあともぼくは実況を頑張りながら、第一階層のモンスターを倒してまわった。
「今度はコボルトだ。ショートソードでやっつけよう!」
ショートソードを一振りして、コボルトを倒した。
「コボルトは亜人種系では弱い方だけど、スライムよりはちょっぴり強いから油断しないようにしないとね」
「アイツはブラウンスライムだ! 全身に毒をもっているから直接触らないように気をつけないとね」
ぼくはブラウンスライムをショートソードで叩いて倒した。
だけど、飛び散ったブラウンスライムの破片がぼくのすねに当たってしまった。
「あっちゃぁ、毒が足についちゃった。ごめんね、【解毒】の魔法を使うからちょっとだけ待っていてね」
「ブルーラビットだ。一見かわいいモンスターだけど、油断は禁物だよ」
ラビット系のモンスターを倒すときは、いつもちょっぴりかわいそうって思う。
でも、お父さんから「モンスターに優しさを向けちゃだめ」っておそわった。
6歳の頃、油断してレッドラビットに近づいて怪我をしちゃったこともあるし、心を鬼にしなくちゃいけない。
「今回は魔法を使ってみるね」
ぼくは【雷】の魔法でブルーラビットをやっつけた。
「うわ、オオトカゲがいっぱいいる! 【ソードダンス】のスキルで一気に倒すから、ちょっとだけ実況は中断するね」
【ソードダンス】は踊るように剣を振るって、たくさんの相手を同時に攻撃するスキルだ。
もちろん、本当はオオトカゲなんてザコ相手にこんなスキル必要ないけど、ちょっぴり動画映えを意識してみた。
10匹くらいいたオオトカゲの群れはあっという間に魔石に変わった。
「えへへっ、少しやりすぎちゃったかな?」
「あ、黒いオーブがあった! ブルースライムとレッドスライムとグリーンスライムの群れがどんどん出てきてる! スライムがたくさんいるときは物理攻撃よりも、炎の魔法の方が便利だよ」
ぼくは【大炎】の魔法でスライムをいっきに焼いた。
「この黒いオーブからはしばらくモンスターが出てこなそうだね。次に行ってみよう」
さらにさらに、ぼくは50匹以上のモンスターを倒して回った。
もちろん第1階層のモンスター相手だから楽勝だ。
でも、実況するのを何度か忘れちゃって、そこは反省かな。
やっぱり、B-Tuberって大変だなぁ。
ダンジョンの第1階層では他の冒険者に出会うことも多い。
両親といっしょに冒険していた頃は、【階層移動】の魔法で第10階層くらいまでワープしちゃってたから他の冒険者と会うことはあんまりなかったんだけどね。
僕がソロで動画撮影をしていると聞くと、みんなびっくりしたみたいだ。
「ここは子どもの遊び場じゃないんだぞ」
「モンスターは恐いんだぞ」
「ガキがソロでダンジョン動画って……スライムに襲われたらどうするんだ?」
「コボルトに出会ったら絶対に逃げろよ!」
「危ないことはするなよ。第2階層にはゴブリンも出るから絶対に行っちゃダメだぞ」
中には「今回だけでも俺たちと一緒に来るか?」なんて言ってくれたパーティーもいたけど、「ごめんなさい」って断った。
ソロでB-Tuberデビューするって決めたもんね。
そういえば、プリラおねーさんから、夕方にはふくふく亭に帰るように言われていたっけ。
【時計】の魔法を使って空中に表示された時刻を確認すると、ダンジョンの外はそろそろ夕方みたいだ。
ぼくは【脱出】の魔法でダンジョンから抜け出し、アンバの町へと戻ったのだった。
初めての動画撮影を終えて、ぼくはふくふく亭に帰ってきた。
ちょうど、プリラおねーさんとマリアさんが宿の前のお掃除中だった。
僕の姿を確認すると、プリラおねーさんがいきなりぎゅっとハグしてきた。
「カイくん、お帰り! 無事で良かったわ」
あんまりぎゅってされたものだから、ぼくのお口とお鼻がプリラおねーさんの胸の中に埋まってしまった。
「ただいま。でも苦しい。それにちょっと恥ずかしいよ」
これじゃ赤ちゃんみたいだもん。
「あ、ごめんなさい。ちょっとはしたなかったわ。カイくんのことが心配だったからつい」
「えへへ。心配いらないよ。でも、プリラおねーさんのお胸、あったかくて大好き」
ぼくがそう言うと、プリラおねーさんのお顔が真っ赤になった。
どうしたんだろう? 風邪かなぁ?
プリラおねーさんの後ろで見ていたマリアさんが、ぽつりとつぶやいた。
「ひょっとして、カイくんて天然の女殺しっすか?」
「ぼく、女の人を殺したことなんてないよ?」
マリアさんはため息をついた。
「はぁ……こりゃ本当に天然っすね」
そのあと、ぼくはマリアさんにマホメラを渡した。
撮影した動画を確認してもらって、編集とかUPとかしてもらうためだ。
ふくふく亭の食堂でお夕飯を食べて、2階の小さなお部屋へ。
プリラおねーさんが僕専用に用意してくれたお部屋だ。
契約通り、ダンジョンで手に入れた魔石の1割はプリラさんに渡した。
魔石はマジックアイテムの燃料として必需品。
たとえば、お部屋を照らしてくれているマホランプの燃料にも魔石は必要なんだって。
もちろん、食堂の照明や調理器具、お風呂を暖めたりするのにも必要。マホレットやマホメラも魔石がなきゃ動かない。
この10年くらい冒険者が増えてお値段が下がっているらしいけど、無価値になったわけじゃない。
それにしても、今日はちょっと疲れちゃったな。明日もあるし早めに寝ようかな。
マホランプの光を消してベッドに横たわった。
えへへ、ベッドって気持ちいいなぁ。
森で寝るときは土の上だったもん。
こんなに柔らかいなんて知らなかった。
それじゃぁ、おやすみなさーい!
翌朝。
ドンドンドン。
扉を叩く音でぼくは目を覚ました。
部屋の外からマリアさんの声が聞こえてきた。
「カイくん、おきてくださいっす。すごいっすよ!」
ぼくは寝ぼけ眼をこすりながら、部屋の扉を開けた。
「マリアさん、どうかしたの?」
「昨日急いで編集してUPした、カイくんの動画が大変なんっすよ!」
「??? なにか問題があった?」
「初めての動画がたった一晩で370回再生突破っす! 冒険者掲示板にカイくんを応援するスレッドまで立ち上がっているっすよ! こんなんありえないっす!!」
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