10 / 32
第三章 エスパーダ、発進!
10.発進、エスパーダ
しおりを挟む
エスパーダの格納庫にやってきたソラ達。
そこには変わらず2体の巨大ロボット――エスパーダが存在していた。
(本当にこれに乗るんだ)
いざとなると緊張する。
唾をゴクリと飲み込むソラを横目に、トモ・エが説明を始める。
「まず、基本的なことを説明します。エスパーダを船から出すときは、ワープ航法を中断します。停船まではしませんが、地球の人工衛星程度のスピードでしか飛べません。なぜだか分かりますか?」
そう言われても分かるわけがない。
「船においてかれちゃうから?」
答えたのは舞子だ。
「残念ながら違います。相対速度を合わせれば船に置いて行かれることはありません。
簡単に説明すると、ワープ航法中は船の周りにバリアーみたいなものを張っていると考えてください。ワープ航法中にこのバリアーから外に出れば、あらゆる物質は無になります。破壊されるのではなく、存在そのものが消えてなくなってしまうのです」
それはどうしてなのかと聞こうと思ってやめた。どうせまた、物理の基礎から学びましょうとか言われるのがオチだと思ったのだ。
トモ・エの説明は続く。
「そして、エスパーダにはこのバリアーを展開する機能がありません」
「ということは、エスパーダだけじゃワープ航法はできないわけ?」
舞子の問いにトモ・エが答える。
「その通りです。
そしてもう1つ、エスパーダに備え付けられている重力制御装置はこの船の物にに比べると簡易的なものです」
「つまり?」
「一気に加速すると2人の体にもそれなりのG、つまり押しつぶされるような力がかかるのです。
もちろんある程度は緩和されますので死ぬことはありませんが、なれるまではそれなりに苦しいと思いますので覚悟してください。最初はゆっくりと操縦することをおすすめします」
『了解』
ソラと舞子は頷いた。
「そして、船への帰還ですが、基本的にはコンピュータが全ておこなってくれます。これを手動で行うのは相当難しいのです」
「そうなの?」
「動いている車に飛び乗ることを考えればわかると思います。本船は人工衛星程度のスピードで動いているのですよ。相対速度を合わせるだけでも難しく、まして手動で格納庫へ突入するなど、熟練の腕を持ってしても簡単ではありません」
イマイチ実感がわかないが、確かに、動いているものに乗り込むのは難しいという理屈は理解できる。
「それ以外の操作方法はバトル・エスパーダのゲームと全く同じです。そこは安心してください」
と、そこまで言ってトモ・エは言葉を区切った。
「ただし、ゲームとは大きな違いがあります」
「というと?」
怖い顔でいうトモ・エに、舞子が尋ねた。
「操作を間違って、何かに激突すれば実際に命の危険があるということです。それは自覚してください」
その言葉にソラは緊張する。
たしかにそうだ。ここから先はゲームじゃないのだ。
自分は確かにバトル・エスパーダの全国大会で優勝したが、ゲーム中で撃墜されたことだって何度もある。
(本物のエスパーダに乗って撃墜されたら、死ぬんだ)
今まであえて考えないようにしていたのかもしれない。
いや、別に敵がいるわけでもないし、戦うわけでもないのだが。
「とはいえ、今回は障害物など何もないほぼ真空の空間に出ていただきます。船に激突する意外の危険はほとんどないでしょう」
ソラはホッと息を吐く。
「初日ですので、2人同時に出るのは避けましょう。今日はソラさんに30分、そのあと舞子さんに30分出ていただきます」
「えー、なんでソラが先なのよ」
「特に大きな理由はありませんが、やっぱり、こういうことは男の子が先にやるべきかなと」
その言葉に、舞子は不満そうな顔を見せたが、それ以上は何も言わなかった。
「では、ソラさん、むこうで宇宙服に着替えてください」
格納庫の奥の小部屋を指し示された。
---------------
宇宙服はイスラ星人の普段着に比べると、なんだか重くて動きにくかった。もちろん、フルヘンスのヘルメットもついている。
「ねえ、ちょっと動きにくいんだけど」
「それでも、地球製の宇宙服よりはずっと動きやすいはずですよ」
そう言われては何も言えない。
ソラはそのあと、トモ・エに促されるままエスパーダに乗り込んだ。
エスパーダのコックピットは機体の胸の部分にある。中に入ってみると、ペダルやコントローラーの位置など、確かにバトル・エスパーダのままだ。
ソラがコックピットに座ったのを確認すると、トモ・エと舞子は格納庫から出て行った。
その時気がつく、ゲームでは見たことない黄色いボタンがあった。
『先ほど言った帰還のための自動操縦はその黄色いボタンです。わかりますか?』
トモ・エの声が響く。
「うん、わかるよ」
『それではワープ航法を中断します』
そういわれても、ソラには実感としては何も感じない。
『もうエスパーダは操縦できますが、まだ動かさないでくださいね。へたに動くと格納庫を破壊してしまいますから』
「了解」
『それではこれより、エスパーダNo.1発進シークエンスに入ります。前方の扉が開いたら、私が5カウントしますので、そのあとまっすぐ進んでください』
その言葉とともに、格納庫前方がひらく。その先には映像ではない、本物の宇宙空間が広がっていた。
舞子の声が聞こえる。
『じゃあ、ソラ、頑張ってらっしゃい』
「うん」
ソラは頷く。
緊張でそれ以上は受け答えできなかった。
トモ・エの声がコックピットに流れる。
『ではいきます。5、4、3、2、1、0』
ソラは前方を見定め、そして足元のペダルを一気に踏み込んだ。
『あ、ソラさん、そんなに強く踏み込んだらっ』
トモ・エの慌てた声が聞こえる。
だが、ソラはそれどころではなかった。
一気に格納庫の中をエスパーダが突き進む。
ソラの全身に強烈なGがかかり、押し潰れそうになる。
「ぐ、ぐぐっ!」
慌てて、ペダルを離すが、その時にはソラは宇宙空間にいた。
バトル・エスパーダのゲームがそうだったように、実際のエスパーダの中でも前後左右上下360度、モニターされている。
「なんにもない……」
宇宙空間といえば、もっと星が輝いているものだと思っていた。
確かに星の煌きは見えるが、それは全体的に見ればほんのすこしの小さな光で。
残りはただただ漆黒の暗闇だった。
(これが、宇宙。僕は今宇宙空間にいるんだ……)
変な話だが、ソラはこの時、ようやく地球を離れて遠く宇宙に来たことを実感していたのかもしれない。
そこには変わらず2体の巨大ロボット――エスパーダが存在していた。
(本当にこれに乗るんだ)
いざとなると緊張する。
唾をゴクリと飲み込むソラを横目に、トモ・エが説明を始める。
「まず、基本的なことを説明します。エスパーダを船から出すときは、ワープ航法を中断します。停船まではしませんが、地球の人工衛星程度のスピードでしか飛べません。なぜだか分かりますか?」
そう言われても分かるわけがない。
「船においてかれちゃうから?」
答えたのは舞子だ。
「残念ながら違います。相対速度を合わせれば船に置いて行かれることはありません。
簡単に説明すると、ワープ航法中は船の周りにバリアーみたいなものを張っていると考えてください。ワープ航法中にこのバリアーから外に出れば、あらゆる物質は無になります。破壊されるのではなく、存在そのものが消えてなくなってしまうのです」
それはどうしてなのかと聞こうと思ってやめた。どうせまた、物理の基礎から学びましょうとか言われるのがオチだと思ったのだ。
トモ・エの説明は続く。
「そして、エスパーダにはこのバリアーを展開する機能がありません」
「ということは、エスパーダだけじゃワープ航法はできないわけ?」
舞子の問いにトモ・エが答える。
「その通りです。
そしてもう1つ、エスパーダに備え付けられている重力制御装置はこの船の物にに比べると簡易的なものです」
「つまり?」
「一気に加速すると2人の体にもそれなりのG、つまり押しつぶされるような力がかかるのです。
もちろんある程度は緩和されますので死ぬことはありませんが、なれるまではそれなりに苦しいと思いますので覚悟してください。最初はゆっくりと操縦することをおすすめします」
『了解』
ソラと舞子は頷いた。
「そして、船への帰還ですが、基本的にはコンピュータが全ておこなってくれます。これを手動で行うのは相当難しいのです」
「そうなの?」
「動いている車に飛び乗ることを考えればわかると思います。本船は人工衛星程度のスピードで動いているのですよ。相対速度を合わせるだけでも難しく、まして手動で格納庫へ突入するなど、熟練の腕を持ってしても簡単ではありません」
イマイチ実感がわかないが、確かに、動いているものに乗り込むのは難しいという理屈は理解できる。
「それ以外の操作方法はバトル・エスパーダのゲームと全く同じです。そこは安心してください」
と、そこまで言ってトモ・エは言葉を区切った。
「ただし、ゲームとは大きな違いがあります」
「というと?」
怖い顔でいうトモ・エに、舞子が尋ねた。
「操作を間違って、何かに激突すれば実際に命の危険があるということです。それは自覚してください」
その言葉にソラは緊張する。
たしかにそうだ。ここから先はゲームじゃないのだ。
自分は確かにバトル・エスパーダの全国大会で優勝したが、ゲーム中で撃墜されたことだって何度もある。
(本物のエスパーダに乗って撃墜されたら、死ぬんだ)
今まであえて考えないようにしていたのかもしれない。
いや、別に敵がいるわけでもないし、戦うわけでもないのだが。
「とはいえ、今回は障害物など何もないほぼ真空の空間に出ていただきます。船に激突する意外の危険はほとんどないでしょう」
ソラはホッと息を吐く。
「初日ですので、2人同時に出るのは避けましょう。今日はソラさんに30分、そのあと舞子さんに30分出ていただきます」
「えー、なんでソラが先なのよ」
「特に大きな理由はありませんが、やっぱり、こういうことは男の子が先にやるべきかなと」
その言葉に、舞子は不満そうな顔を見せたが、それ以上は何も言わなかった。
「では、ソラさん、むこうで宇宙服に着替えてください」
格納庫の奥の小部屋を指し示された。
---------------
宇宙服はイスラ星人の普段着に比べると、なんだか重くて動きにくかった。もちろん、フルヘンスのヘルメットもついている。
「ねえ、ちょっと動きにくいんだけど」
「それでも、地球製の宇宙服よりはずっと動きやすいはずですよ」
そう言われては何も言えない。
ソラはそのあと、トモ・エに促されるままエスパーダに乗り込んだ。
エスパーダのコックピットは機体の胸の部分にある。中に入ってみると、ペダルやコントローラーの位置など、確かにバトル・エスパーダのままだ。
ソラがコックピットに座ったのを確認すると、トモ・エと舞子は格納庫から出て行った。
その時気がつく、ゲームでは見たことない黄色いボタンがあった。
『先ほど言った帰還のための自動操縦はその黄色いボタンです。わかりますか?』
トモ・エの声が響く。
「うん、わかるよ」
『それではワープ航法を中断します』
そういわれても、ソラには実感としては何も感じない。
『もうエスパーダは操縦できますが、まだ動かさないでくださいね。へたに動くと格納庫を破壊してしまいますから』
「了解」
『それではこれより、エスパーダNo.1発進シークエンスに入ります。前方の扉が開いたら、私が5カウントしますので、そのあとまっすぐ進んでください』
その言葉とともに、格納庫前方がひらく。その先には映像ではない、本物の宇宙空間が広がっていた。
舞子の声が聞こえる。
『じゃあ、ソラ、頑張ってらっしゃい』
「うん」
ソラは頷く。
緊張でそれ以上は受け答えできなかった。
トモ・エの声がコックピットに流れる。
『ではいきます。5、4、3、2、1、0』
ソラは前方を見定め、そして足元のペダルを一気に踏み込んだ。
『あ、ソラさん、そんなに強く踏み込んだらっ』
トモ・エの慌てた声が聞こえる。
だが、ソラはそれどころではなかった。
一気に格納庫の中をエスパーダが突き進む。
ソラの全身に強烈なGがかかり、押し潰れそうになる。
「ぐ、ぐぐっ!」
慌てて、ペダルを離すが、その時にはソラは宇宙空間にいた。
バトル・エスパーダのゲームがそうだったように、実際のエスパーダの中でも前後左右上下360度、モニターされている。
「なんにもない……」
宇宙空間といえば、もっと星が輝いているものだと思っていた。
確かに星の煌きは見えるが、それは全体的に見ればほんのすこしの小さな光で。
残りはただただ漆黒の暗闇だった。
(これが、宇宙。僕は今宇宙空間にいるんだ……)
変な話だが、ソラはこの時、ようやく地球を離れて遠く宇宙に来たことを実感していたのかもしれない。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説

迷宮階段
西羽咲 花月
児童書・童話
その学校にはある噂がある
「この学校は三階建てでしょう? だけど、屋上に出るための階段がある。そこに、放課後の四時四十四分に行くの。階段の、下から四段目に立って『誰々を、誰々に交換』って口に出して言うの。そうすれば翌日、相手が本当に交換されてるんだって!」
そんな噂を聞いた主人公は自分の人生を変えるために階段へ向かう
そして待ち受けていたのは恐怖だった!
命がけの投票サバイバル!『いじめっ子は誰だゲーム』
ななくさ ゆう
児童書・童話
見知らぬ教室に集められたのは5人のいじめられっ子たち。
だが、その中の1人は実はいじめっ子!?
話し合いと投票でいじめっ子の正体を暴かない限り、いじめられっ子は殺される!!
いじめっ子を見つけ出せ!
恐怖の投票サバイバルゲームが今、始まる!!
※話し合いタイムと投票タイムを繰り返す命がけのサバイバルゲームモノです。
※モチーフは人狼ゲームですが、細かいルールは全然違います。
※ゲーム参加者は小学生~大人まで。
【完】ノラ・ジョイ シリーズ
丹斗大巴
児童書・童話
✴* ✴* 母の教えを励みに健気に頑張る女の子の成長と恋の物語 ✴* ✴*
▶【シリーズ1】ノラ・ジョイのむげんのいずみ ~みなしごノラの母の教えと盗賊のおかしらイサイアスの知られざる正体~ 母を亡くしてみなしごになったノラ。職探しの果てに、なんと盗賊団に入ることに! 非道な盗賊のお頭イサイアスの元、母の教えを励みに働くノラ。あるとき、イサイアスの正体が発覚! 「え~っ、イサイアスって、王子だったの!?」いつからか互いに惹かれあっていた二人の運命は……? 母の教えを信じ続けた少女が最後に幸せをつかむシンデレラ&サクセスストーリー
▶【シリーズ2】ノラ・ジョイの白獣の末裔 お互いの正体が明らかになり、再会したノラとイサイアス。ノラは令嬢として相応しい教育を受けるために学校へ通うことに。その道中でトラブルに巻き込まれて失踪してしまう。慌てて後を追うイサイアスの前に現れたのは、なんと、ノラにうりふたつの辺境の民の少女。はてさて、この少女はノラなのかそれとも別人なのか……!?
✴* ✴* ✴* ✴* ✴* ✴* ✴* ✴* ✴* ✴*
忠犬ハジッコ
SoftCareer
児童書・童話
もうすぐ天寿を全うするはずだった老犬ハジッコでしたが、飼い主である高校生・澄子の魂が、偶然出会った付喪神(つくもがみ)の「夜桜」に抜き去られてしまいます。
「夜桜」と戦い力尽きたハジッコの魂は、犬の転生神によって、抜け殻になってしまった澄子の身体に転生し、奪われた澄子の魂を取り戻すべく、仲間達の力を借りながら奮闘努力する……というお話です。
※今まで、オトナ向けの小説ばかり書いておりましたが、
今回は中学生位を読者対象と想定してチャレンジしてみました。
お楽しみいただければうれしいです。
イケメン男子とドキドキ同居!? ~ぽっちゃりさんの学園リデビュー計画~
友野紅子
児童書・童話
ぽっちゃりヒロインがイケメン男子と同居しながらダイエットして綺麗になって、学園リデビューと恋、さらには将来の夢までゲットする成長の物語。
全編通し、基本的にドタバタのラブコメディ。時々、シリアス。
守護霊のお仕事なんて出来ません!
柚月しずく
児童書・童話
事故に遭ってしまった未蘭が目が覚めると……そこは死後の世界だった。
死後の世界には「死亡予定者リスト」が存在するらしい。未蘭はリストに名前がなく「不法侵入者」と責められてしまう。
そんな未蘭を救ってくれたのは、白いスーツを着た少年。柊だった。
助けてもらいホッとしていた未蘭だったが、ある選択を迫られる。
・守護霊代行の仕事を手伝うか。
・死亡手続きを進められるか。
究極の選択を迫られた未蘭。
守護霊代行の仕事を引き受けることに。
人には視えない存在「守護霊代行」の任務を、なんとかこなしていたが……。
「視えないはずなのに、どうして私のことがわかるの?」
話しかけてくる男の子が現れて――⁉︎
ちょっと不思議で、信じられないような。だけど心温まるお話。
悪魔さまの言うとおり~わたし、執事になります⁉︎~
橘花やよい
児童書・童話
女子中学生・リリイが、入学することになったのは、お嬢さま学校。でもそこは「悪魔」の学校で、「執事として入学してちょうだい」……って、どういうことなの⁉待ち構えるのは、きれいでいじわるな悪魔たち!
友情と魔法と、胸キュンもありの学園ファンタジー。
第2回きずな児童書大賞参加作です。
夢の中で人狼ゲーム~負けたら存在消滅するし勝ってもなんかヤバそうなんですが~
世津路 章
児童書・童話
《蒲帆フウキ》は通信簿にも“オオカミ少年”と書かれるほどウソつきな小学生男子。
友達の《東間ホマレ》・《印路ミア》と一緒に、時々担任のこわーい本間先生に怒られつつも、おもしろおかしく暮らしていた。
ある日、駅前で配られていた不思議なカードをもらったフウキたち。それは、夢の中で行われる《バグストマック・ゲーム》への招待状だった。ルールは人狼ゲームだが、勝者はなんでも願いが叶うと聞き、フウキ・ホマレ・ミアは他の参加者と対決することに。
だが、彼らはまだ知らなかった。
ゲームの敗者は、現実から存在が跡形もなく消滅すること――そして勝者ですら、ゲームに潜む呪いから逃れられないことを。
敗退し、この世から消滅した友達を取り戻すため、フウキはゲームマスターに立ち向かう。
果たしてウソつきオオカミ少年は、勝っても負けても詰んでいる人狼ゲームに勝利することができるのだろうか?
8月中、ほぼ毎日更新予定です。
(※他小説サイトに別タイトルで投稿してます)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる